おばあさんとマリーちゃん

絵本

「おばあさんとマリーちゃん」表紙

ピキとクリより

うさぎピキ
この絵本はね、おばあさんが、かわいい子犬をかうお話だよ。
りすクリ
カラフルな切り絵だね。でもこの表紙の犬、おばあさんぐらい大きいけど?
うさぎピキ
はは、そうだね…。
りすクリ
子犬をかうお話っていうから、表紙の犬が子犬を産むのかな?
うさぎピキ
そう思うでしょ。はずれ。
りすクリ
もうっ、絵本見るよ。
うさぎピキ
くくく…。
りすクリ
なーんだ、ピキのうそばっかり。ぜんぜんちがうお話だよ。
うさぎピキ
おばあさんが、かわいくない犬をかうお話です。マリーちゃんは、大きな犬なのです。
りすクリ
おばあさん、子犬をほしがっていたのに、家に来たのは大きな犬…。
うさぎピキ
家の張り紙にはいぬをくださいと書いてある。子犬がほしいと書いてないからしかたがない。
りすクリ
おばあさん、ずっといっしょで大丈夫かな? おばあさんのごはんを全部食べてしまったし、口もちょっとわるいし。
うさぎピキ
おばあさんは気にいってるみたいよ。だいすきなマリーちゃんって。

ああ、思い込み

この絵本のおばあさんは、マリーちゃんが来る前に子犬と遊んでいました。それで「子犬=マリーちゃん」というイメージがついたのでしょう。おばあさんは子犬が欲しかったから、犬がくる前に名前をつけてしまいました。

でも、家にやって来たのは大きな犬でした。おばあさんはびっくり。思わず私はふきだしてしまいました。

悲しいかな。人間は目がある以上、見かけで判断することがあるかもしれません。例えば、「うさぎピキ」という名前でどんな人を想像しますか? もしかすると、私もこのマリーちゃんと同じ立場かもしれません…。