志 摩 CubicVR:808K

 志摩は、文政三年(1820)に建てられたお茶屋の建物で、典型的なひがしのお茶屋の造りを、江戸時代そのままに残しており、学術的にも貴重な文化遺産として高く評価されています。



 玄関 CubicVR:443K

 格子戸をくぐり、中を訪ねてみましょう。格子戸というものは風情があっていいですね。シルエットとして見るとグッと風景が引き締まります。

 陰になっていて見えにくいですが、入って左手には江戸時代からこの家を守り続けているケヤキの大きな大戸があります。もちろん現役ですよ。



 前座敷 CubicVR:603K

 広い琵琶床の座敷です。志摩ではお客様が床の間を背にして座ると、その正面が必ずひかえの間となっています。

 ひかえの間は演舞の間であり、襖が開くと同時に芸妓の艶やかな舞などの遊芸が披露されました。作品ではグルッと振り向いたうしろの部屋がそうです。



 ひろま CubicVR:643K

 
庭に面した座敷。こちらも紅殻(ベンガラ)色の鮮やかな壁です。春慶塗りの違い棚もよく調和し、天井も高く、格調高い造りとなっています。

 こちらも正面はひかえの間となっており、演舞用の太鼓が据えられています。



 廊下 CubicVR:558K

 二階の廊下で手摺にもたれかかると、中庭が見えます。ふぅ〜。いやー今日は盛り上がって楽しいなぁ。どぉれ風にあたって一休みしよう。てな感じかな。



 はなれ CubicVR:401K

 中庭を囲むような奥まった位置にあるはなれ。この部屋だけが漆のかかっていない白木造りで、数寄屋風の落ち着いた造りになっています。

 ここでは、襖越しにひかえの間からの笛の音だけを楽しむような粋な使い方もあったようです。



 中庭 CubicVR:464K

  典型的なお茶屋の庭。それぞれの座敷から眺められるようになっており四季折々の草花が彩りをそえます。

 厨房跡を抜けて奥に進むと茶室「寒村庵」があります。ここではお抹茶と金沢の美味しいお菓子をいただきながら、静かな一時を過ごすことができます。

 

 

 

 懐華楼 CubicVR:271K

 ひがし茶屋街中ほどに築後170年余年の歴史を守り揚屋・茶屋文化をそのままに公開している懐華楼(かいかろう)があります。間口6間奥行き12間の大きさは、この界隈で最も大きく、土蔵や茶室・茶室用の入り口を持つこの建物は格式が高かったものと思われます。

 こちらではおくつろぎ処としてお抹茶、ビールなどもいただけます。このおくつろぎ処として使用できる茶の間がまた素晴らしい。みせの間と続きになっていますのでCubicVRでぐるっと回してご覧になってみてください。

 記念すべきCubicVR作品第一号はこちらの紹介です。

 HOT POINTボタンにより順々に部屋を巡って行き、それぞれの場所で左右360度上下180度のパノラマ視界によるバーチャルツアーを体験していただきます。また、直接ご希望の部屋をご覧になりたい方は、下記からどうぞ。もちろんそれぞれの場所からバーチャルツアーを開始することもできます。



 玄関 CubicVR:331K

 外観の質素な造りから一変して豪華な玄関が出迎えてくれます。

 出格子と格子を合わせた玄関戸が入り、中に大戸があります。



 みせの間 CubicVR:267K

 通りに面して「みせの間」があります。板張りの部屋で格子越しに通りが見られ、中央に囲炉裏が据えられています。

 こちらと続きになった茶の間でもお茶屋ビール等をいただくことができます。

 また、金箔織りの畳が入った茶室にも続いています。(バーチャルツアー外)



 階段(吹き抜け) CubicVR:232K

 内玄関の格子戸の中は吹き抜けになっています。明かり取りの天窓からの光が漆喰塗りの壁を有効に反射させ、同時に重厚さを感じさせてくれます。

 階段は朱塗溜塗り、玄関土間は三和土タタキ仕上げとなっています。



 縁側(中庭) CubicVR:386K

 中庭を囲むように縁側が続きます。こちらは2階。床はウグイス張りになっています。ここに面して広間があり、縁側の向こうには奥の間が見えます。



 広間(縁側) CubicVR:339K

 12帖半と7帖半の広間。ここの2帖半の床の間の造りや照明器具は当時のままです。壁は朱で塗られ柱等の造作材は拭き漆塗り仕上げとなっています。



 広間(通り) CubicVR:339K

 4帖半2間続きの次の間を挟んで、通りに面して10帖・6帖・6帖の広間があります。10帖の部屋には2間の床の間があり、下の6帖には置き床があります。

 こちらの壁は群青に塗られています。朱塗りの部屋との対象がまた美しい。

 また、通り側には拭き漆塗り板張りの縁側があり、ひがし茶屋街を一望することができます。



 奥の間 CubicVR:379K

 中庭を囲むように作られた2階の縁側の向こうに4帖半と6帖2間続きの奥の間があります。この部屋の天井はヘギ板貼りです。



 縁側(通り) CubicVR:222K

 通り側の広間には拭き漆塗り板張りの縁側があり、ひがし茶屋街を一望することができます。

 ここからの眺めもいいですね。そしてまたこの街並みに今もなおあたりまえのように人々の暮らしがあることを誇りに思います。

 今回の紹介には懐華楼リーフレットから一部引用させていただきました。





 東山界隈 QuicktimeVR:505K

 「加賀友禅流し」で知られる浅野川。浅野川大橋を渡り、観音院通りに右折すると、ひがし茶屋街があります。

 「にし」に対して「ひがし」の廓街と呼ばれましたが、廓といっても文人や裕福な町人たちが社交場として利用した場所で、京都の祇園と並ぶ格式の高さで知られていました。

 丁寧に拭き上げられた紅殻格子や「ひがし」の揃いの灯火が、あでやかでしっとりとした城下町らしい面影を今日に残しています。

 通りには実際にお稽古をしている三味の音色が聞こえてきます。中ほどにある「志摩」や「懐華楼」では内部を一般公開しています。