電波時計の歴史


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 現在分かる範囲での電波時計の歴史を表1に示します。


【お願い】:電波時計の歴史に関して情報がありましたら、メールにてご連絡を頂けると大変助かります。

表 1: 電波時計の歴史

腕時計に
関するもの
置き時計に
関するもの
関連事項
1940


逓信省工務局が短波標準電波JJY(4、7、9、13MHz)を検見川送信所(千葉県)より運用開始。
1949


JJYが(東京都小金井市)へ移転。
1955


原子時計が実用化。
1966


長波標準電波の実験局JG2ASが検見川送信所(千葉県)より運用開始。
1970

大阪万博で世界初の電波時計システムを採用。エキスポ・オフィシャル・タイムセンターに置かれた原子時計の時刻をUHFを用いて会場内の時計を同期。

1977


JJYおよびJG2ASが電電公社(現NTT)名崎無線送信所(茨城県三和町)に移転。世界初の無人化標準電波局。
1986

ユングハンス(独)が世界初の電波時計を発売。

1988


1989


日本ビクターがNHKが流す時報の前後にチューナーのスイッチが入り、時報信号で時計を修正するビデオ「ぴったりクロック」を発売。
1990
ユングハンスが世界初の腕時計タイプの電波時計「MEGA1」(デジタル表示)を発売。


1992.04
シチズン時計が日本、中央ヨーロッパ、英国で受信可能な腕時計タイプの試作品(アナログ表示)をバーゼルに出展。


1992.04

マルマンがユングハンスの技術協力を得てつくった置き時計と掛け時計タイプの電波時計「グリニッジ」を発売。価格2-4.8万円。

1993.03
マルマンがユングハンスの技術協力を得てつくった腕時計タイプの電波時計「グリニッジ」を発売。価格10-12.5万円。


1993.04.10
シチズン時計が日本、中央ヨーロッパ、英国で受信可能な腕時計タイプの電波時計「7400」(アナログ表示)を発売。価格10万円。販売数、日本国内300個、ヨーロッパ4000個。


1994
ユングハンスが腕時計タイプの電波時計「MEGA STAR」(アナログ表示)を発売。


1994.12.07
シチズン時計が日本、中央ヨーロッパ、英国で受信可能な腕時計タイプの電波時計「8410」(アナログ表示)を発売。アラーム付き。価格5万円。


1995.02


阪神大震災の一週間前から約二秒遅れる現象が神戸市内で起きていた(産経新聞1995.02.20「電波時計も予知!? 1週間前から毎日2秒遅れ」)。
1995.06.21  
テューラー時計(Franz Turler、フランツ テューラー、チューリッヒの時計職人・宝石職人)が完成。1995年6月21日に完成したこの時計は、天球儀、プラネタリウム、テルリウム、水準器、暦が集積された複雑時計です。高さが2.2mで、歯車は150kgあり、総重量は350kgもあります。この時計の完成までは9年の歳月と数百万スイスフラン(数百億円)が費やされています。
この時計にはドイツの標準周波数局DCF77によって時刻が修正される機能があることが大変興味深いです。大変高価な電波時計であると言えます。
スイス・チューリッヒ市バーンホーフ通りに面しフラウミュンスター聖堂の近くにある

T殲ler Jewelers
Bahnhofstr. 28, CH-8001
Z殲ich, Switzerland
Tel. +4112210608
(ブラウザによってはウムラウトの文字が化けます。その際は次のように読んで下さい。
T殲ler Turler
Z殲ich
Zurich

で見学することができます。
制作者の一人 Ludwig Oechslin、ルードビッヒ エクスリン博士は、哲学、天文学、理論物理学の専門家(チューリッヒ工科大学教授)であると同時に著名な時計師(マイスター)です。代表作にユリス・ナルダン社のパーペチュアル・ルードビッヒ、天体腕時計の三部作(アストロラビウム・ガリレオガリレイ、プラネタリウム・コペルニクス、テリリウム・ヨハネスケプラー)があります。
スイスの放送局Schweizer Fernsehen DRSではこれらの時計を扱った番組をRealVedioによる動画で見ることができます。天体腕時計三部作→パーペチュアル・ルードビッヒ→テューラー時計の順にドイツ語で解説されています。エクスリン博士の作業も収蔵されています。

 
1996  
 
JJYが5波から3波へ移行。
1996.02.08
服部セイコーが腕時計タイプの電波時計「電波修正時計 RC(SBJK003)」(アナログ表示)を発売。デジタル表示。太陽電池。2045年までのフルオートカレンダー。価格1.5万円。


1997


第55期名人戦(将棋)の記録用に電波時計をを採用。
1997.11.27


郵政省が標準電波の長波切り替えを電気通信技術審議会に諮問。
1998.04.20


電気通信技術審議会が長波への移行を答申。
1999.06.10


福島県都路村(人口3416人)および川内村(人口3797人)にまたがる大鷹鳥谷山(794 m)の山頂付近約に建設された「おおたかどや山標準電波送信所」が運用開始。建設費26億円。高さ250m。周波数40 kHz、出力50 kW。運用開始に合わせて、各社から腕時計や目覚まし時計、置き時計、公園など屋外用の時計が発売される。
1999.06.10
シチズン時計が標準時刻電波を受信する腕時計タイプの電波時計「アテッサ エコ・ドライブ電波時計」発売。価格5万円。


1999.06.22


朝日新聞の天声人語に電波時計の話題が登場。(天声人語「時計の進化と時間」、朝日新聞、1999.06.22)
1999.12.14
シチズン時計が標準時刻電波を受信する腕時計タイプの電波時計「2000年記念 アテッサ エコ・ドライブ電波時計」発売。価格6万円。当初は、「ミレニアム記念」だったが、ダンヒルが約20年前に「MILLENNIUM」を商標登録していることが判明したため「2000年記念」に変更、発売が12月4日から延期された。


2000.10.18
カシオ時計が、電波時計タイプの「Gショック」シリーズ「アントマン GW-100」を発売。価格2.6万円。


2000.11

服部セイコーが振り子を納めた箱が尾に見えることから「八角尾長」の愛称で親しまれた八角柱時計を再現した電波時計を発売。価格10万円。

2001.01.02


第77回東京箱根間往復大学駅伝競走大会の公式記録に電波時計を採用。
2001.01.08


大雪で電気系統が故障したため、長波標準電波が8日朝から9日夕方までストップ。
2001.03.31

短波帯標準電波の廃止。
2001.11

 
九州(福岡県と佐賀県の県境羽金山(はがねやま)山頂付近)の長波標準電波送信施設が運用開始。周波数:60kHz。

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