ネオジム磁石は佐川眞人氏発明の永久磁石(主成分; ネオジム、鉄、ホウ素)で、現在世界最強の永久磁石である。 今回用いるネオジム磁石は直径14mm、厚さ5mmの円柱(重さ約7.5g)ながら 3500ガウスの磁力を持つ。 これだけ磁力が強いと色々とおもしろいことができる。
- シャープペンシルの芯の反磁性
シャープペンシルの芯にネオジム磁石を近づけると反発して逃げる。 これはシャープペンシルの芯が反磁性であるためにおきる。 芯の主成分である炭素の磁化率は、 -7.2×106cm3/gである。 ただし、シャープペンシルの芯のメーカーによってはくっつくものもある。
反発した芯:
PENPAL HI・POLYMER 100 B0.5mm×60mm
PENPAL HI・POLYMER 100 HB0.5mm×60mm
PENPAL HI・POLYMER 100 ハードHB0.5mm×60mm
PENPAL HI・POLYMER 120 H0.5mm×60mm
くっついた芯:
STAEDTER(ドイツ) marsmicro super HI・polymer B0.5mm×60mm

- 磁石にくっつく一万円札
1万円札は磁性体を含んだ特殊インキを使用しているため、 ネオジム磁石に引きつけられる。
- 触らず一円玉を動かす
一円玉にネオジム磁石を近づけ、急に遠ざけると、 一円玉が磁石を動かした方向に動く。 これは、一円玉に渦電流が生じたためである。

- 手の甲を隔ててくっつく磁石
二個のネオジム磁石を手の甲を隔てても、磁石どうしが引き合って落ちない。

- 南北を向く磁石
机の上で転がすと、地磁気を感じて南北を向いて止まる。
参考文献
世界最強の永久磁石
佐川眞人、石垣尚幸、広沢哲共著
日経サイエンス1996年9月号p.p.64-74
高性能永久磁石の歴史、ネオジム磁石の製造方法、応用などが書かれている。