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○スカイ・クロラ
THE SKY CRAWLERS
☆押井守監督作品史上、最も純粋で、最も寡黙で、最も美しい作品。

女性司令官クサナギの元に、新しいパイロットのカンナミが配属されてきた。平和のための戦争を続けている世界で、その戦争に参加している彼らは「キルドレ」と呼ばれ、永遠にオトナにならない存在だった...。「攻殻機動隊」で世界も認める監督の一人となった押井守が、今までの演出技法を封印して挑んだ意欲作。最低限の台詞、抑えた演技、のんびりとしたテンポ、生きていることを実感できない彼らの、地上での退屈で終わることのない日常を淡々と描く一方、その対比として描かれたダイナミックな空中戦と、青く美しい空が印象的。オトナにならないということは、老いや死や生活を実感しないことであり、それは本当に生きているとは言えず、 平和なんてものも所詮、戦争が悲惨だという現実があってこそ維持できるものではないかという物語。しかし、押井監督作品としては初めての、最も純粋な恋愛映画であり、最も寡黙で、最も美しい作品。

2008/押井守監督作品
関連作品○攻殻機動隊