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○夕凪の街 桜の国

☆あの日(1945年8月6日)を生きた人と、その子供たちについての物語。

夕凪の街/1958年。広島で母と2人で暮らす皆実。ある日、会社の同僚から告白を受けるが、原爆の記憶から告白を受け入れることが出来ない彼女は...。桜の国/2004年。現在の東京で父と弟と暮す七波。ある日、父の行動を不審に思った彼女は彼を尾行するが、彼が向かった街は...。こうの史代の同名漫画を映画化。原作は各方面から絶賛され、各国で翻訳版が出版されているが、某国版のみ現地の国民感情に配慮し「原爆投下は止むを得なかった」との注意書きが追記されているらしい。しかし、人類史上最凶の大量殺戮兵器の使用によって、今も苦しみ悩み続ける人々を語ることについて、配慮しなくてはいけない理由とは何だろう? 何十万もの人を焼き殺すことの止むを得ない理由とは何だろう? この映画自体は原作ほどに評価されなかったものの、麻生久美子や田中麗奈の好演は涙を誘う。せめて1年に1度ぐらいは、本作のような原爆を扱った映画を観て(原作を読んで)それが自分だったとしたら、それが愛する人だったとしたら、そんなことを考える機会になればいいなと思います。

2007/佐々部清監督作品

関連作品○父と暮せば

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