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| ○血を吸うカメラ |
| PEEPING TOM |
☆ヒッチコックの「サイコ」と並び評されるはずだったサイコパス映画の原点。 |
マークは映画の撮影技師で、常に16mmのカメラを持ち歩いては撮影していた。但し、彼がそのカメラで写していたのは、死の恐怖に怯える女性の表情だった...。原題のピーピングトムとはのぞき魔、日本では出歯亀にあたる俗語。ヒッチコックの「サイコ」と同時期、同テーマで製作されながら、その後の評価、知名度ともに雲泥の差である。確かにサイコほど洗練されておらず、サイコほど面白くはない。しかし、今観直してみて、サイコパスを扱った映画として優れているのは本作の方かも知れない。あくまでヒッチコックはトリックの手法として扱ったに過ぎないが、本作は精神異常そのものがテーマである。主人公の言動と動機は説得力に欠けるが、本来キチガイの言動や変態の動機に理屈なんてないも同然であり、だからこそ恐ろしいのではないか。猟奇的な雰囲気満点の冒頭、クライマックスで見せるヒロインの恐怖の表情を写す手法などは印象的。ちなみに、個人的には安直な原題よりも秀逸な邦題の方が好きで、鈴木さえ子嬢の同名曲は私のお気に入りでもあります。 |
1960/マイケル・パウエル監督作品 |
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関連作品○サイコ |