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○地球最後の男オメガマン
THE OMEGA MAN

☆変更された設定と盛り上がりに欠ける音楽が致命的だが、世紀末な雰囲気は悪くない。

細菌戦争によって絶滅に瀕した世界。生き残った人々も病気で太陽の下では生活できなくなり、科学文明への憎しみから暴徒と化していた、唯一疫病に犯されることなく生き残った科学者ネビルは、彼らと戦いながら研究を続けていたが...。オメガマンというダサイ題名(ギリシア文字の最後の文字から命名)も災いして、チャールトン・ヘストン主演作の中でもあまり評価されていない作品。いくら暴徒とはいえ吸血鬼でもゾンビでもない人々をマシンガンで打ちまくる主人公には感情移入できず(原作ではウィルスにより吸血鬼になるという設定)安っぽい宗教観による安易な救世主伝説みたいなラストもイマイチ。特に著しく盛り上がりに欠ける音楽が評価を下げているように思う。しかし、無人の街の景観など、世紀末な雰囲気はなかなか面白いうえ、アクションなどの見所も多いし、ヘストンの存在感はサスガである。もしも、敵が吸血鬼という本来の設定で、音楽が「スペースバンパイア」のような勇壮な楽曲であったなら、カルト作品として人気を集めたかも知れず、つくづく残念。同じ原作からなるヴィンセント・プライスの「地球最後の男」ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」と比較してみると面白いかも知れません。

1971/ボリス・セイガル監督作品

関連作品○猿の惑星

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