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○グラインドハウス
GRINDHOUSE ( PLANET TERROR / DEATH PROOF )

☆単純に面白いのはロドリゲスだが、企画の趣旨に忠実なのはタランティーノかな。

80年代頃までの映画館はもっと混沌としてて、信じられないぐらいのクソ映画やB級C級映画が溢れていた。そんなB級映画ばかりを2本立てや3本立てで上映する映画館の総称をグラインドハウスと呼ぶのだそうだ。本作は当時のB級映画群を再現すべく、偽の予告編を含む疑似2本立ての形式で製作された作品。1本目の「プラネット・テラー」はロバート・ロドリゲス監督によるゾンビもの。過去のゾンビ映画「サンゲリア」や「死霊のえじき」のオマージュはもちろん、バカバカしいまでの残酷描写が見所。切断された足にマシンガンを装着して戦うヒロインが印象的。2本目の「デス・プルーフ」はタランティーノ 監督のよる殺人鬼もの。凶器が車ということもあり過去のカーアクション映画へのリスペクトに溢れており、登場する車種や登場人物の会話でその素晴らしさが熱く語られるが、見所は壮絶なクラッシュシーンだけ。胡散臭い予告編、変色し、粒子の荒い画質、フィルムの傷や紛失といった当時の雰囲気を体験するというマニアックな映画であり、ロド版はグロい描写、タラ版は退屈な会話シーンを楽しめるかどうかがポイント。単純に面白いのはロド版だと思いますが、企画の趣旨に忠実なのはタラ版でしょう。小便臭い場末の二番館には二度と行きたくないけど、古い映画を格安の二本立てで観せてくれる名画座が無くなったのは悲しいですね。ちなみに、昔の地方興行はどんな大作でも二本立てでしたよ。

2007/クエンティン・タランティーノ、ロバート・ロドリゲス監督作品

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