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○てなもんや東海道

☆伝説のお笑い番組「てなもんや」の映画化。君は「白木みのる」を知っているか!

今日もお気楽な旅を続ける時次郎と珍念は、身投げ寸前の娘を助けたことから、ニセ祈祷師の騒動に巻き込まれたり、清水の次郎長と出逢ったりと、いつもの珍道中を繰り広げるが...。1960年代に朝日放送系で放送され、関西地区では絶大な人気を誇った時代劇コメディ番組の映画化でシリーズ3作目。喧嘩は弱いがハッタリだけが自慢のチンピラヤクザあんかけの時次郎(藤田まこと)と、口が達者で生意気な小坊主の珍念(白木みのる)が繰り広げる珍道中。前2作がモノクロだったことから、物語の冒頭に珍念が画面の外に飛び出し「これでは画面が小さすぎるな、大きくしよっか」と言い「ワイドだよ、カラーだよ」と画面の端を引っ張ると、モノクロのテレビサイズからワイドのカラー画面になるというギャグが秀逸(笑)クレージーキャッツ(植木等は除く)と漫画トリオ(横山ノックと上岡龍太郎)の共演や、平参平や伴淳三郎、チョイ役の加藤茶まで、東西の喜劇役者総動員の展開は賑やかで楽しい。私を含むオリジナルのテレビ番組を観ていない人には、テレビ版をなぞっただけであろう1、2作目より、映画独自の面白さを狙った3作目以降の方が面白いのではないでしょうか? とりあえず、伝説のお笑い番組「てなもんや三度笠」と、伝説の俳優「白木みのる」を知らずして、関西のお笑い史など語れないと思いますので、お好きな方はどうぞ。

1966/松林宗恵監督作品

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