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| ○バロン |
| THE ADVENTURES OF BARON MUNCHAUSEN |
| ☆圧倒的な映像美とイマジネーションの氾濫で語る大いなるホラ話に乾杯。 |
| トルコ軍占領下にあるドイツの小さな町の劇場にミュンヒハウゼンが姿を現わした。ほら男爵と呼ばれる彼の話は荒唐無稽で相手にされなかったが、座長の娘サリーに励まされトルコ軍と戦う約束をするが...。周囲の関心を引き寄せるために虚偽の話をしたり、自らの体を傷付けたり、病気を装ったりする症例の事をミュンヒハウゼン症候群というが、バロンはその語源ともなった実在の人物である。そんな「ほら男爵の冒険」の何度目かの映画化に挑んだのはモンティ・パイソンのメンバーであり、アニメーターでもあるテリー・ギリアム。独創的な絵造りで定評のある彼の作品の中でも最も豪華で、最もユニークな作品だが、あまりに高額の制作費の為に興行的には惨敗した。しかし、その病的にこだわったディテールや、呆れるほどに荒唐無稽かつ美しいイメージの氾濫は何度観ても飽きることがない。もちろんジョン・ネヴィル演じるバロンも完璧なのだが、サラ・ポーリー演じる少女とのコンビがなんとも微笑ましく、仲間を訪ねて旅する彼らの道中はとても楽しい。家来の一人で世界一の俊足バート・ホールドの活躍、頭と胴体が別の人格を持つ月の王様などのエピソードも印象的だし、ボッティチェリの名画「ビーナスの誕生」を再現した場面での、女神を演じるユマ・サーマンの美しさは絶品。好き嫌いは別れるものの「バンデッドQ」「ブラジル」と並ぶギリアム監督の代表作。 |
| 1989/テリー・ギリアム監督作品 |
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関連作品○ほら男爵の冒険
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