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○ねらわれた学園
☆今観てもモダンでアバンギャルド。天才大林宣彦監督の才気溢れる究極のバカ映画!
自分に超能力があることを知り悩む三田村由香。ある日、彼女のクラスに謎の美少女が転校してきた。彼女は自ら生徒会長となり、学内パトロールと称して学園を思い通りにしようとしていた...。当時人気急上昇中だった薬師丸ひろ子を目当てに劇場へ行った人々を残らず脱力させた問題作。稚拙とも思える手描きによるアニメーション効果と違和感バリバリのオプティカル合成、手塚真の奇怪な演技、お腹に目ん玉の絵を描いた白塗りの星の王子(峰岸徹)がネグリジェ姿の少女(薬師丸)と異次元で対決するという究極のバカ映画。しかしこれは、確信犯的にキッチュな映像なのであって、意図的に自主製作映画風に演出しているのである。主題歌「守ってあげたい」が流れるタイトルバックの美しさ、センスの良いタイトル表示、女学生のスカートを真下から狙う変態撮影など、冒頭の5分間の素晴らしさ。仰々しい音楽(松任谷正隆)に乗って「私は宇宙だ!」と名乗る峰岸に「私は人間です!」と返す薬師丸「私にはオマエが理解できない」と敗れ去る峰岸という爆笑必至のクライマックス、ラストは幼稚園児が描いたような花火が夜空に舞う。まったく常人には理解できないモダンアートのような映像美、今観てもアバンギャルドである(笑)大林監督以外の誰にこんな映画が撮れようか。世間的にはトホホ映画に分類されるが、バカと天才は紙一重なのだと思わせる怪作!
1981/大林宣彦監督作品

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