トップに戻る

○エノケン笠置のお染久松
☆ブギの女王と喜劇王エノケンの豪華共演で贈る、痛快ミュージカルコメディ。
久松は大阪の油問屋で丁稚奉公をする身だが、才覚があるゆえ番頭たちに虐められる日々。店の娘お染はそんな久松がお気に入り。見分不相応な仲のうえ、三河屋の若旦那がお染に気がある様子で、はてさて、お染と久松の恋の行方は如何に...。主演は日本の喜劇王「エノケン」こと榎本健一、共演は当時人気絶頂だった「ブギの女王」こと笠置シヅ子。軽快な歌とギャグが満載で、今観ても十分に楽しめる痛快ラブコメ・ミュージカル。喜劇役者エノケンの素晴らしさはもちろんだが、本作の魅力はヒロイン笠置シヅ子にある。笑福亭鶴瓶に似たその容姿、お世辞にも美人とは言えない彼女が「わては久松が好きなんやー」とばかりに、恋する娘心を豪快に演じるその姿が可笑しくて、こんな型破りなヒロインは見た事ない(笑)エノケンもその音楽センスには定評があり、二人が「♪恋はメクラと言うけれど〜」と歌うシーンは日本音楽映画史に残る名場面。とかく歌う場面が退屈だったりするミュージカル映画だが、本作の歌う場面はどれもウキウキするほどの楽しさで、今の日本映画には無いファンキーかつポップな魅力満載の映画。
1949/渡辺邦男監督作品
関連作品※エノケンのホームラン王