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○キートンのセブン・チャンス
SEVEN CHANCES
☆言葉なんか要らない、ただひたすら逃げまくる究極のスラップスティック・コメディ
ジェームズは伯父さんの遺言状により700万ドルの遺産を譲り受ける事になった。しかし、その条件として彼の27回目の誕生日の午後7時までに結婚していなくてはならなかったが、今日がその27歳の誕生日だった...。初公開時の邦題は「キートンの栃麺棒(とちめんぼう)」チャップリン、ロイドと並び「三大喜劇王」と呼ばれたバスター・キートン。体を張ったアクションを無表情でこなすというキャラクターが好評で「偉大なる石の顔」と呼ばれた。とにかく結婚相手を探さなくてはと、7人の女性にプロポーズしまくる序盤、新聞広告で花嫁募集をした事から数えきれないほどの花嫁候補が教会に押し寄せる中盤、もの凄い数の花嫁から追いかけ回される終盤、クライマックスは逃げて、逃げて、逃げまくる。延々走りまわるキートンの姿が痛快。崖の上から無数の岩が落ちてくる中を逃げるシーンは圧巻。これぞドタバタ喜劇の神髄、究極のスラップスティック・コメディとも言うべき傑作。サイレントであることは必然であり、言葉なんか要らない映画の原点。1999年に「プロポーズ」としてリメイクされたが、オリジナルには遠く及ばなかったのは言うまでもない。
1925/バスター・キートン監督作品