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○HINOKIO ヒノキオ
HINOKIO
☆特撮と物語が見事に融和。子役の演技も素晴らしいロボット映画の秀作。
その日、ジュンのクラスに転向してきたのはロボット。それは不登校になった少年(サトル)が遠隔操作で代理登校する為のロボットだった。ヒノキオと名付けられ一躍クラスメートの人気者になったサトルだったが...。引きこもりの少年と、彼に遠隔操作されるロボットという抜群のアイデアも魅力的だが、それ以上に素晴らしいのが特撮。ホンダのアシモを見る限り、ヒノキオのような高性能なロボットが実在するわけもなく、全てはCG合成と模型のはずだが、現実の背景に見事に溶けこんだ「そこにヒノキオが実在するとしか思えない」見事な特撮は「アイ、ロボット」などのハリウッド映画さえも凌駕する。そのうえヒノキオのデザイン自体も実にセンスが良く、近年見たロボットデザインの中では抜群のものだ。なにより、主人公2人とそのクラスメイトの演技が素晴らしく、少し強引かな?と思わせるクライマックスさえも、彼らの演技によって説得力を失っていないし、物語中盤で明かされる軽いどんでん返しや、爽やかなラストも実に心地良い。とりあえず近年の日本映画の中で、これほどまでに特撮と物語が見事に融和した映画はなく、ロボットが登場する映画の中では世界屈指と言って良いだろう作品。
2005/秋山貴彦監督作品