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| ○ビリケン |
| ☆舞台は通天閣の上、主人公はビリケンさん、演じるは杉本哲太(笑) |
| 2008年の大阪オリンピック誘致の候補地となった大阪新世界は、通天閣も撤去を検討されていた。ある日のこと、初代通天閣に祀られていて、行方不明になっていたビリケン像を偶然見つけたことから、不思議なことが起こり始める...。「どついたるねん」「王手」に続く新世界三部作の最終作。他の2作に比べ評価の低いこの作品だが、見直してみるとなかなか面白い。なんせ舞台が通天閣そのもので、そのうえ主人公はビリケンさんである。しかもビリケン役は杉本哲太である(このキャスティング最高!)そのうえ彼が通天閣のてっぺんに仁王立ちし、それを空撮で撮るシーンのバカさ加減たるや大爆笑である。もちろん、岸部一徳らが繰り広げる新世界を舞台にした人情喜劇として観てもなかなかイケるのであるが、とりあえずこの杉本哲太の怪演が一番の見所だろう。意外に盛り上がることなく終わるラストが不人気の理由かと思うが、ヒロイン役の山口智子も好演しており、もしも、彼女とビリケンとの交流がもっと感動的に描かれ、胸躍るクライマックスが用意されていたら大人気作になり得たかも知れない。しかし、あえてビリケンの超人的な大活躍を用意しなかった阪本監督の意図もわからなくはないので、コレはソレでいいのかも知れない。今や大作をまかされ巨匠となりつつある阪本監督だが、私はこの頃の作品が好きだったな〜。 |
| 1996/阪本順治監督作品 |
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関連作品○王手
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