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○アップルシード
APPLESEED
☆これぞ日本映画の進むべき道、新型ジャパニメーションで世界進出開始!
世界大戦後のある日。統合管理局によって統治される理想都市「オリュンポス」に連行された女性兵士デュナンは、そこで死んだものと諦めていた恋人のブリアレオスと再会するが、彼は戦争で体を失い全身サイボーグと化していた。やがて彼女はユートピアの裏に潜む陰謀に巻き込まれていく...。「攻殻機動隊」などで世界的に著名な士郎正宗の同名コミックを映画化。人間の演技を取り込んだ3DCGのリアルなキャラクターを、わざわざセルアニメ風に加工するという日本アニメ独自の方法論を提示してみせたこの発想が素晴らしく、これぞ漫画アニメ先進国である日本映画が進むべき道ではないかと思わせる技術。今や世界各地にそのファン層を広げつつある「ジャパニメーション」の世界侵略計画の新兵器であり、ちょっとアートな方向へ上り詰めた感のある押井某や宮崎某らの作品とは違う「アニメ本来の快楽原則」に従った娯楽指向がひたすら気持ち良く、美少女が操る複雑かつ流麗な造形のロボットが縦横無尽に飛び回り、巨大なメカが街を破壊するスペクタクル。これこそがニッポンのアニメの真骨頂のはずだ。日本映画界はこの新兵器を更に洗練させ、世界進出を開始すべし。
2004/荒牧伸志監督作品
関連作品○イノセンス