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○キル・ビル Vol.2
KILL BILL: VOL. 2
☆とにかくキルが足りない。ラブなんて誰も期待してないぞー。
ザ・ブライドは次の復讐を求めてテキサスへ。残る敵はバドとエル、そしてビル。思い出すのは結婚式のリハーサル中だったあの日。パイ・メイとの猛修行の日々だった....。続編と言うより「後編」と呼ぶべき本作は、超ハイテンションな前作から一転、従来のタランティーノらしい登場人物たちの饒舌な台詞を中心にした物語。たとえ物語的に破綻していようと、とにかく痛快だった「前編」を支持した私のようなファンは肩すかしを食うこと間違いなし。青葉屋での大虐殺、クールなアニメパート、オーレン・イシイとゴーゴー夕張、これら血湧き肉躍る日本を舞台にしたエピソードは全て前編のものだ(前後編に分けたことは、少なくとも日本向け興行としては大正解)確かに映画としての完成度は前作よりも上だろう。しかし私たちはそんなものを期待していたのではない。ラブなんて要らない、もっとキルが欲しいのだ。もしも、バドとの対決が「荒野の用心棒」で、修行シーンが「酔拳」で、エルとの対決が「怪談昇り竜」で、ビルとの最終決戦が「死亡遊戯」のようだったらどんなに素晴らしいかっただろうと、私たちボンクラ映画マニアたちは妄想する。バカ映画なんだから最後までバカやって欲しかった「直撃地獄拳・大逆転」や「女必殺拳」のようにね(笑)
2004/クエンティン・タランティーノ監督作品