| 元検事だったが、法廷で顔半分に硫酸をかけられ怪人となったトゥーフェイス。マインド・コントロール装置を発明したが理解されず、それを悪用する怪人となったリドラー。トゥーフェイスに家族を殺された空中ブランコ乗りのディックは、バットマンの正体を知り、相棒として共に戦うことを決意するが....。あまりにティム・バートン個人の怨念を爆発させた「リターンズ」から一転。監督も交代し、より陽気に、より豪華になった第3弾。バットマンがヴァル・キルマーに変更され、相棒ロビンの登場。悪役にはトミー・リー・ジョーンズとジム・キャリーを迎え、ニコール・キッドマンとドリュー・バリモアも参加。これだけの要素をぶち込んだ割には良くまとまっているが、当然のごとく目立ちまくりなのはジム君一人である「マンガキャラを演じさせたら無敵!」な彼の前では、名優トミーはもちろん、主役のバットマンは今回も影が薄い。フェロモン全開で演じるニコールも魅力的で、その色香でバットマンと私を悩ませる(笑)しかし、派手な色使いの照明と、レーザー使いまくりというディスコちっくな撮影と美術が悪趣味なうえ、ただスケベなだけのバットマンには笑うしかない。あらゆる意味で、前作までの「狂ったバットマン」から66年製作の「おバカなバットマン」へと原点回帰を見せた作品。 |