| 聖ハレンチ学園の卒業式。「仰げば尊し」は流れているものの、好き放題の生徒たちの態度。そこへ教育委員が視察に来るとの知らせが入った。この醜態を見せては補助金打ち切りになると校長は、全員無事卒業式と報告し誤魔化すのだった。しかし生徒たちはこの事実をネタに教師を強迫、先生側も態度をを硬化させ暴力やセクハラに訴えるのだった...。辞書によるとハレンチとは「恥知らず」のことで、なにもエッチな事に限ったことではないらしい。この映画においてハレンチなのは原作漫画のキャラをそのまま再現した主演陣の扮装で、藤村俊二のヒゲゴジラ、小松方正の荒木又五郎、由利徹の丸傘丸男らが居並ぶ姿はこの世の光景とは思えない(まるで魑魅魍魎だ)そもそも教育委員会の視察団を出迎えるのが異様なカッコをした由利徹で、その時点で補助金打ち切り、学園閉鎖にならないのが不思議だ(それ以前に学校の名前がハレンチ学園ってのもねぇ)他にも大泉滉、上田吉二郎、左卜全、宍戸錠など強烈な面々。女生徒にビキニを着せて授業する、うつみみどりへのスカートめくり、バスを乗っ取って修学旅行、芸者を上げての宴会と、支離滅裂な展開には、ただ呆然。今観るとエッチな描写はおとなしいものだが、その過激さバカバカしさは再現不能。60年代後半から70年代という時代が生み出した変な映画の一本。 |