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●ガメラ対宇宙怪獣バイラス
GAMMERA VS VIRAS
☆脳天気な主題歌「ガメラマーチ」の歌詞そのまんまの作品。
宇宙から飛来したバイラス星人は、地球を植民地とすることにした。しかし、彼らの宇宙船は、突如現れたガメラに襲撃される。彼らはガメラの記憶を調べ、ガメラが子供の味方であることに目をつける...。前3作が傑作だっただけに、目を覆うばかりの低落ぶり。もはや劇場映画としては見切りをつけたのか、アメリカでのテレビ放映を前提とし、残酷な描写(前作のような人食いや血みどろの描写)を排除、単純明快なストーリーとなり、米国人のガキを主役の一人に据えるなど、随所に<米国への媚び>が伺える。敵であるバイラスの造形もお粗末で、イカにオウムの顔をつけたようなその姿は、東宝のゲゾラの方がまだマシだ。前3作のダイジェストや、特撮シーンの流用など手抜きも満載。宇宙空間を飛び回り、ガキどもの乗った潜水艇と競争し、日本語を理解し、串刺しにされて手足をバタつかせるガメラに失笑すること必至。不気味に目が光るバイラス人や、ユニークな宇宙船内部のメカなどは面白いが、脳天気な主題歌「ガメラマーチ」の歌詞そのまんまの作品。
1968/湯浅憲明監督作品