| 南海の孤島にやってきた探検隊は、そこで見たこともない生物の子供を発見した。ガッパと呼ばれるその巨大生物は、研究の為という名目で日本に連れ帰られたものの、探検隊のスポンサーである会社社長が自らの雑誌の売り上げ増とテーマパークでの見せ物にしようと企んでいた...。これまたブームに乗って日活が製作した怪獣映画。特撮部分は松竹の「ギララ」よりも丁寧に作られているように思うし(但し全編夜のシーンばかり)地味なギララに比べ超個性的な存在感も良い。とはいえ南海の孤島に「あきらかに顔を黒く塗っただけの日本人丸出しの土人」が住んでいて(しかも日本語をしゃべる)そこに住む伝説の巨大生物というお約束の設定には新鮮味は感じられない上、連れ去られた子ガッパを親ガッパ(しかも夫婦)が連れ戻しにくるという怪獣モノにあるまじき俗なテーマ(家族愛)を前面に出しているところが好きになれない。南海の生物なのに風貌が「河童+天狗」だったり、上陸するのが温泉地・熱海だったり、妙に和風なところも「ギララ」とは対極の作品。貴方はどっちが好き? |