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○博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
DR. STRANGELOVE: OR HOW I LEARNED TO STOP WORRYING AND LOVE THE BOMB
☆核戦争の愚かさを痛烈に風刺、ピーター・セラーズの三役がどれも絶品。
アメリカ軍の戦略空軍基地。マンドレイク英空軍大佐は司令官からソ連への報復作戦の命令をうける。実は司令官の被害妄想だと知るが、既に水爆を搭載した哨戒機がソ連に向かっていた...。なんとも長い題名の作品だが、核戦争による危機を痛烈に笑い飛ばした傑作で、同様のテーマを大真面目に描いた「未知への飛行」と比べても本作の方が断然面白いので必見。原作はシリアスなポリティカル・フィクションだったが、核戦争とか軍拡競争は実にバカバカしいものだと気づいたキューブリックはコメディ路線に変更。登場人物の性格をより誇張し、軍人や政治家の愚かさを徹底的に笑い飛ばす。作戦司令室のセットが素晴らしいのも見所だが、ジョージ・C・スコット演じるバカ将軍と、ピーター・セラーズの演じる三役がどれも絶品。中でも米国兵器開発局長官ストレンジラブ博士のキャラが最高に可笑しい。感動的なまでにバカバカしいラストシーンは今も語り草。
1964/スタンリー・キューブリック監督作品

関連作品○2001年宇宙の旅