○巨人の星
☆熱血、根性、努力、貧乏。日本人の失ったものがココにある。
元巨人軍、幻の名三塁手と言われた星一徹。彼は息子の飛雄馬に巨人の星となる夢を託し、幼い頃から野球の猛特訓を施した。やがて飛雄馬は成長し、天才打者・花形という生涯のライバルと出会い青雲高校に入学するが、野球部は予選敗退の弱小チームだった...。梶原一騎原作、川崎のぼる作画による人気劇画のTVアニメ化作品を再編集した劇場用第1弾。今なお語り継がれる熱血野球漫画の金字塔。その大袈裟な心理描写からパロディのネタとして扱われることが多いが、漫画史、アニメ史を語る上で欠かすことの出来ない傑作である。登場人物の強烈な個性と熱血な行動が理屈を越えて貴方を夢中にさせるに違いない。※対飛雄馬対策として一徹が授けた「へそ打法」は必見。
1969/長浜忠夫監督作品
○巨人の星/行け行け飛雄馬
☆テスト生に永久欠番を与えるのは如何なものかと。
甲子園大会に出場した青雲高校は、飛雄馬の快投によって勝ち進むのだが、強打者・左門、宿命のライバル・花形が彼の前に立ちふさがるのだった...。甲子園でのライバルたちとの死闘、そして巨人軍への入団までを描く総集編弟2弾。相変わらず熱い展開で楽しめるのだが、本作より劇場用ヨコ長サイズに合わせる為、画面の上下を無理矢理トリミングしているのが難。※テスト入団の新人に永久欠番16を与える川上監督は太っ腹というか...(笑)
1970/長浜忠夫監督作品
○巨人の星/大リーグボール
☆やっぱ、巨人の星は大リーグボールにつきるよね。
巨人軍に入団を果たした飛雄馬だったが、ライバル左門に自慢の速球を本塁打されたうえ、体格に恵まれないが故の球質の軽さを指摘される。失意の飛雄馬は二軍落ちするが、猛特訓の末、魔球「大リーグボール1号」を完成させるのだった...。いよいよ魔球編に突入で盛り上がりますねぇ〜。足を真上に振り上げる投球ホームが素敵です。※大リーグボール1号とは、打者のかまえたバットにボールを命中させ、凡打に打ち取るという前代未聞の変化球なのだ(笑)。
1969/長浜忠夫監督作品
○巨人の星/宿命の対決
☆シーズン100試合以上もあるのに何故そこまで無茶をするのか?
奇跡の魔球・大リーグボールによって復活した飛雄馬。その大リーグボールによってプライドを傷つけられた花形は、打倒大リーグボールの為に信じられない猛特訓を始めるのだった...。この頃から飛雄馬と花形にとって、ペナントレースや個人の成績など関係なく、投手生命を削ってまでも魔球を投げ込み、それを体が壊れるほどのスイングで打ち返すという、真面目な野球人である左門には到底理解不能な世界に到達するのだ。しかし、これが巨人の星という物語の真骨頂であるのは言うまでもない。※消える魔球の2号、超スローボールの3号が登場するその後のお話が劇場公開されなかったのが残念である。
1970/長浜忠夫監督作品