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○カサンドラ・クロス
THE CASSANDRA CROSSING
☆パニック、アクション、あらゆるドラマが詰め込まれた地獄の幕の内弁当。

国際保険機構に潜入したゲリラが極秘研究中の細菌を浴び、そのまま大陸横断鉄道に乗り込んだ。強力な伝染力を持つその細菌で乗客たちは次々に感染、機密の漏洩を恐れた軍は列車ごと隔離しようとするが...。列車の中という限られた空間に、様々な人間ドラマを配するというグランドホテル形式のパニック・スペクタクルを軸に、ポリティカル・フィクション的要素をもブチ込んだ「幕の内弁当」のような贅沢な超大作。列車を隔離する為、完全防護服にガスマスクを装備した兵士が列車の窓を溶接するシーンは衝撃的だし、クライマックスへ至る展開も悪くないが、やや大味な演出と爽快感に欠けるラストは賛否両論あり。これが近年の映画なら、主人公(ブルース・ウィリス or スティーヴン・セガール)が超人的な大活躍をして、大ハッピーエンドになるのだろうが、70年代のパニック映画はそのような展開にはならない(笑)配役もやや渋めながら豪華だし、ジェリー・ゴールドスミスの音楽も印象的。

1976/ジョルジ・パン・コスマトス監督作品

関連作品○大陸横断超特急