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○あの夏、いちばん静かな海。
A SCENE AT THE SEA
☆北野監督が挑んだ、言葉に頼らない究極の恋愛映画。
真木蔵戸演じる主人公は聴覚障害。ゴミ収集の仕事をしている時に壊れたサーフボードを拾う。彼はサーフィンに夢中になり、毎日のように海に通う。そんな彼を恋人で同じく聴覚障害の貴子はいつも優しく見守っていた...。意図的に派手な展開を避け、もちろん主人公たちに台詞はなく、静かに淡々と進む物語の中、いつも彼の後を黙って歩く彼女の姿が印象的だ。サーフボードを持っている為、バスに乗れなかった彼を想い、決して席に座ろうとしない彼女のエピソードなど、地味ながら印象的な場面も多い。バイオレンスな映画が得意な北野監督が、あえて挑んだ「言葉に頼らない物語」で「純粋なラブストーリー」という意欲作。テレビドラマ「たけしくん、ハイ」でたけし役を演じた少年がコミカルな脇役で出演しているのも見所。
1991/北野武監督作品

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