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この章ではユーザがPloneを起動して使い始めることができるようにPloneのインストールを説明します。Ploneのアップグレード についてはこの章の最後で説明します。
Zopeが動くプラットフォームであればどれにでもPloneのインストールができます。Windows、Mac OSX、Linux、各種UnixとSolarisです。Windows 2000でのソフトウェアのインストールにはレジストリへの書き込みが必要なので、通常より強力な権限のアカウントが必要になるでしょう。
より高性能なコンピュータのほうがPloneをより良く動作させるのは自明のことでしょう。少なくとも600MHzのクロック、64MBのメモリーをお勧めします。より高度な性能に関する情報は第九章、 Ploneを最適化する を見てください。
Ploneの基本となるインストールには約50MBのハードディスク空間が必要です。もしすでにZopeやPythonが入っていれば、これは劇的に少なくなり得ます。Ploneのオブジェクトデータベースについても気にしなければなりません。これは保存されるデータ量によっていくらでも大きくなってしまいます。
PloneはサーバにアクセスするためにWebブラウザだけしか必要としません。ユーザがログインしたいのであれば、クッキーが使えるようになっていなければなりません。JavaScriptは必要ありませんが、もしあればより豊かなユーザ体験が得られるでしょう。
Plone 1.0を使うのに必要なブラウザ
Ploneは次にあげるブラウザでも完全に機能します。ただしオリジナルのPloneとは見え方が異なるでしょう。
最新版のPloneはいつでも http://www.plone.org/download で入手できます。将来的にはCDでの配付も考えています
Credits: Steve Rauch helped with screenshots and documentation.
WindowsインストーラはWindowsへのPloneのインストールを自動化します。Windowsのバージョン 9x、ME、NT3.51+、2000、XPでテストされていますが他のバージョンでもたぶん動くでしょう。インストールするコンピュータへはアドミニストレータとしてアクセスすることをお勧めします。もしすでにZopeやPythonがインストールされているなら、ハードディスクの空間を節約するためにソースコードからPloneを単独でインストールすることを検討したくなるでしょう。このインストールは追加パッケージやオプション、事前にロードされたデータベースや便利ツールも含んでいます。
PloneのWindows用インストーラは Plone.org Webサイトにある downloads section からダウンロードできます。インストーラをダウンロードしたら、ダブルクリックしてインストールを始めます。次のようなスクリーンが表示されるでしょう。

インストーラは通常のソフトウェアインストールのステップを進んでいきます。選択肢に従って下にある「Next」か「Cancel」をクリックします。大部分は自明なのですべてのステップについて説明する必要はないでしょう。「Enter a password」スクリーンが現れたら(下図参照)、パスワードを入力しなければなりません。これはPloneの「admin」ユーザのパスワードを登録します。このパスワードは後で必要になりますからどこかに記録しておいてください。もしこのパスワードを無くしてしまった時にはPloneコントローラを使って新しいパスワードを設定することができます。

コンピュータの速度によりますがインストール作業はだいたい3分ぐらいで終わります。Pythonファイルのコンパイル等のいくつかの作業がインストール作業の最後に行われます。インストール作業が終了してもPloneはディフォルトではスタートしません。「Launch Plone Controller」のチェックボックスをチェックすれば、PloneをスタートできるようにPloneコントローラが起動するでしょう。

PloneコントローラはGUIを通してPloneのインスタンスを簡単に運用管理できるようにします。ログファイルやポート、起動方法等について管理することができます。Ploneコントローラを起動するには「Start」メニューから「Plone」を選びます。
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コントローラはPloneを簡単に起動したり停止したりできる「Control」ページから始まります。待ちきれないでしょうから、ここで「Start」をクリックしてあなたのPloneを起動してみてください。

このスクリーンはボタンのハイライト表示と「Current Status」メッセージによって、Ploneが起動しているのか停止しているのかを教えてくれます。Ploneは自動的には起動しませんから、起動したい時には「Start」をクリックしなければなりません。遅いコンピュータではPloneを起動するのに、特に最初の時にはそれなりに時間がかかります。このことでコントローラはタイムアウトになることがありますが、その時にはPloneがまだ完全に起動していないと考えてください。「Start」ボタンをもう一度クリックすることで直ります。このバグは将来のバージョンで修正されるでしょう。

Ploneが起動したら、「View Plone」ボタンをクリックすることでPloneサイトにアクセスすることができます。これでブラウザを起動し、Ploneサイトにアクセスします。通常はディフォルトで8080に設定されているHTTP Manageポートが定義してあれば、「Manage Plone」ボタンによってZopeの管理インターフェース(ZMI)を表示してくれます。

「Services」タブを使って、例えばHTTP、FTP、WebDAV等からの接続要求をPloneが検出するためのポート番号を設定することができます。ポート番号を空白のままにしてもポートは無効にはなりません。Ploneが使うポートを他のサービスでも使ったりしていないことを確認してください。例えばIIS、Apache、PWS等が同じポートを使っていることがあります。

「Advanced」ウィンドウではより高度な指定ができます。もし、項目の意味がよくわからない時には、ディフォルト値のままにしておいてください。気になる項目として「Service Daemon」があると思います。これは主にWindowsの「サービス」の利用に関連してPloneがどのように実行されるのかを指定します。
もしWindows NT、2000、XPを動かしているなら、Ploneを「サービス」として動作させることができます。(Windows NT/2000ではオプションです)これによってPloneをバックグラウンドで動かすことができ、アイコンは表示されず、Ploneへはサービスとしてアクセスすることができます。サービスとして動いているPloneでは、ZMIの中で「Restart」ボタンが現れ、権限を持ったユーザはWebを通してPloneの再起動を選ぶことができます。サービスとして動作することのもう一つの利点はWindowsコントロールパネルの中のManagement Consoleから、あるいはコマンドラインで net start Plone や net stop Plone と入力することでPloneを起動したり停止したりできることです。
もしWindows 95、98、またはMEを使っているなら、Ploneを「Windows 95/98」オプションで動かす必要があります。システムトレイ(画面右下にある小さなアイコンが表示される領域)の中にPloneのアイコンが現れ、Ploneはプロセスとして動作します。この場合でもコントローラやシステムトレイからPloneを制御することができます。Windows NT、2000、XPでもこのオプションを使うことができます。
これらのオプションはインストール作業の中で自動的に選択されます。
もしコントローラでPloneを起動するのに問題がある時は、コマンドラインからPloneを起動することもできます。この件に関する詳細はZopeドキュメンテーションの中にあります。Ploneコントローラが呼び出すコマンドは次のとうりです。
c:¥Program Files¥Plone¥Python¥python.exe
c:¥Program Files¥Plone¥Zope¥z2.py
-X -w80 -w8080 -f21
INSTANCE_HOME=c:¥Program Files¥Plone¥Data
HTTP_MANAGE=8080
WindowsインストーラはPloneに加えて次のようなプログラムもインストールします。
すでにデータベースがディレクトリに存在するのでない限り、Ploneのインスタンスとともにデータベースがインストールされます。もしデータベースが既にあれば、データベースはインストールされません。このデータベースはCMF CollectorやCMF Wikiと共にPloneインスタンス本体を含み、さらにインストール済みのアクセス規則、サイトルート(ルートフォルダーと基本プロパティ)、外部エディターを含んでいます。
Credits: Jim Roepcke helped with screenshots and documentation.
Mac OS X インストーラはMac OS XへのPloneのインストールを自動化します。Mac OS X 10.2.3かそれ以降でテスト済みでありサポートされています。インストールするコンピュータへはアドミニストレータとしてアクセスすることをお勧めします。もしすでにZopeやPythonがインストールされているなら、ハードディスクの空間を節約するためにソースコードからPloneを単独でインストールすることを検討したくなるでしょう。このインストールは追加パッケージやオプション、事前にロードされたデータベースや便利ツールも含んでいます。
Mac OS X用のPloneインストーラは Plone.org Webサイトの downloads section からダウンロードできます。インストーラをダウンロードしたら、そのアーカイブを解凍するためにダブルクリックします。そしてインストーラーパッケージが現れたら、それをダブルクリックしてインストールを始めます。次のようなスクリーンが表示されるでしょう。

インストールするのを承認するためにMac OS Xのアカウントのパスワードを入れます。このアカウントはこの作業をするためにアドミニストレータ特権を持っていなければなりません。もしあなたのアカウントがアドミニストレータ特権を持っていなければログアウトして、アドミニストレータ特権を持つ他のアカウントでログインし直してインストーラを再び起動します。(他のアカウントでもアクセスできるように、インストーラーパッケージの場所を /Users/Shared に移動したくなることでしょう)。インストール作業が承認されたら、次のようなスクリーンが表示されるでしょう。

インストーラは通常のソフトウェアインストールのステップを進んでいきます。選択肢に従って下にある「Contunue」か「Go Back」をクリックします。大部分は自明なのですべてのステップについて説明する必要はないでしょう。とはいえ、Ploneをインストールするボリュームの選択が現れたときは、Mac OS X がインストールされたパーティションを必ず選択しなければなりません。

コンピューターの速度によりますが、インストール作業はだいたい3分ぐらいで終わります。インストール作業が終了してもPloneはディフォルトでは起動しません。Ploneの起動方法を含むPloneを動作させ管理するためのたくさんの有用な情報が/Applications/Ploneフォルダーの中のReadMe.rtfファイルに入っています。便利なようにその起動コマンドを下に記しておきます。
sudo /Library/StartupItems/Plone/Plone start
Macintosh用インストーラはPloneに加えて次のようなプログラムもインストールします。
すでにデータベースがディレクトリに存在するのでない限り、Ploneのインスタンスとともにデータベースがインストールされます。もしデータベースが既にあれば、データベースはインストールされません。このデータベースはCMF CollectorやCMF Wikiと共にPloneインスタンス本体を含み、さらにインストール済みのアクセス規則、サイトルート(ルートフォルダーと基本プロパティ)、外部エディターを含んでいます。
Debianパッケージが入手できるようになりました。次の行を「/etc/apt/sources.list」に追加してパッケージを入手します。
http://plone.sourceforge.net/debian/ ./
Ploneはunstableで入手できるzope-cmfに依存しています。
今のところDebianパッケージのインストールは少し苦痛です。パッケージがテスト段階に入ったらより簡単になることでしょう。
Red Hat、Mandrake、それにSuseディストリビューション用のRPMが入手できます。最新パッケージは SourceForge からダウンロードできます。
もしソースコードで配付されるプログラムのインストールをよく知っていれば、この方がPloneをインストールするのに望ましい方法でしょう。とはいえこれはtarのようなツールをよく知っていることを前提にしています。もしそうでなければ、他のインストール方法(訳注:WindowsかMac OS Xのパッケージを使った方法のこと)がいいでしょう。
tarボールは plone.org で入手できます。. tarボールから取り出すには次のコマンドを実行します。[1]:
gunzip CMFPlone1.0.tar.gz
tar -xvf CMFPlone1.0.tar
現在のPlone tarボールはPlone本体とは別にいくつかのプロダクトを含んでいます。ActivePak、DCWorkflow、それにFormulatorです。次のコマンドを実行することで、Sourceforge CVSからPlone本体とこれらのプロダクトを一緒に入手することができます。[2]
cvs -d:pserver:anonymous@cvs.plone.sourceforge.net:/cvsroot/plone login
cvs -d:pserver:anonymous@cvs.plone.sourceforge.net:/cvsroot/plone co -r Plone-1_0 CMFPlone
cvs -d:pserver:anonymous@cvs.formulator.sourceforge.net:/cvsroot/formulator co Formulator
cvs -d:pserver:anonymous@cvs.zope.org:/cvs-repository login
cvs -d:pserver:anonymous@cvs.zope.org:/cvs-repository checkout Products/DCWorkflow
もしZope 2.5.1を使っていたなら(もっと新しいバージョンの使用を推奨しますが)、ActivePakというパッチファイルが必要になります。
cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.plone.sourceforge.net:/cvsroot/plone co ActivePak
INSTALL.txtの中にある指示に従ってください。INSTALL.txtの中にある指示に従ってください。INSTALL.txtファイルの中にもあります。今まで述べたような手順でPloneのインストールがうまく完了したことと思います。もしWindowsやMac OS Xのインストーラを使ったのであれば、すでに「Plone」という名前のPloneサイトができているので、Zope上にもうひとつのPloneサイトを作るのでもなければこの章を読む必要はありません。

Defaultを選ぶものと仮定しています。(訳注:「Default Plone」か「Private Plone site」が選べます)おめでとう。Ploneサイトがインストールされました。
注記:このインストールの説明はPloneのすべてのバージョンと将来のバージョンについて適用されます。とはいえ、追加のステップが必要なこともあるでしょう。そのリリースのダウンロード説明をよく読んで下さい。
もし、すでにPloneをインストールしており、それをアップグレードしたいのであれば、移行ツールが追加されました。この移行ツールはZMIの知識とアクセスを必要とします。万一に備えて移行作業の前に必ずPloneサイトの完全なバックアップをとっておいてください。
ソフトウェアをインストールします。
これは移行の手順ではカバーされません。新しいコードで新しいPloneのインスタンスを作り、コンテンツオブジェクトを新しいサイトに移動することをお勧めします。ZMIのスクリーンでコピーとペーストを使って行います。
ZMIで移行ツールを追加する必要があります。オブジェクト追加のドロップダウンから「Plone Tool」を選び、それに続くページで「Plone Migration Tool」を選択し「Add」をクリックします。migration_toolという名前の新しいオブジェクトがPloneインスタンスに追加されます。そのオブジェクトを選ぶと、Ploneインスタンスとファイルシステム上のコードについての情報を表示します。
とはいえ、このツールは最近追加されたのでどんなPloneインスタンスをもっているかということを教えることができませんが、beta 1.3に関しては現在のインスタンスとファイルシステムインスタンスの両方について表示するでしょう。正しいと思うバージョンを選択してから「force migration」を選んでください。
ZMIでmigration_toolというツールを見つけます。それは現在のPloneのバージョンとファイルシステムのバージョンを教えてくれます。今あるPloneに移行するには、ただ「migrate」をクリックしてください。Ploneがすべての必要なアップグレード作業を行ってくれます。
[1] あるいはダウンロードしたPloneのバージョンにもよります。ファイル名の数字の部分が異なるかもしれません。
[2] cvs ログインコマンドを使うとパスワードを要求されるでしょう。そのままエンターキーを押してください。すなわち、パスワードは空いたままにしておきます。
Page Editor: Andy McKay $Id: 2,v 1.1.1.1 2003/08/26 17:09:49 tyam Exp $