9月14日(バリ島一人旅 4日目)


いつもと違う騒々しさで、7時過ぎに起床。シャワーを浴びて朝食に出る。
トマトとチーズのジャッフル。
目の前の道路には小さな箒を持った小学生がたくさん歩いている。すごくかわいらしい。

騒々しさの理由は、ホテルの男性従業員総出でホテルの看板を倒しにかかっているからだった。
今度はどんな看板にするの?と聞くと、「今のは大きすぎるから、もっと小さいのにする」だそう。控えめなのかな?

部屋の前のテラスで少しくつろいでいると、白のワンボックスがやってきた。おととい観光案内所に居た人がちょっとこざっぱりした身なりで下りてきた。他に運転手さんも居る。自分1人にワンボックスと2人の男。これで3千円以下だ。
フロントに行ってチェックアウト。延泊分17万Rp.ちょっとを支払う。

タクシーに乗り込み出発。
目的地を確認。まずはブサキ寺院だけど、その前に通り道の寺院に寄っても良いと言う。
スマラプラに寄ってもらうことにした。自分の入場料はこちら持ち。

規模は小さいけれど、池の中に建っている楼を取り囲む像や楼の屋根に描かれた絵が興味深い。ブサキは午前中が良いらしいので先を急いで博物館はパス。

暑いので冷たい缶ジュースを買う。2人にもおごって10,000ルピー。
ブサキへ向かう途中、トイレ休憩(と言っても立ちション)の時に運転手さんから「ブサキではローカルガイドと話すな。相手にならず自分1人で行くと言え。安くないガイド料を取られたくなければ。」と何度も念を押される。地球の歩き方にもローカルガイドの話は載っていたので気をつけて行こうと思う。それにしても立ちション直後に可愛らしい物売りの少女がやってきたのには参った。

ブサキ寺院の駐車場に到着。今回はガイドさんも駐車場で待機。サルンを巻かされ、1人で送り出された。
最初の門のところでチケットを見せると、早速「音楽が聞こえるだろう?明日はお祭りだから、ローカルガイドと一緒じゃないと寺院には入れない。」と言う。ここで負けたらせっかく念入りに教えてくれた運転手さんに悪い。「ガイドは要らない、ガイドに払う金がない。1人で行く」と言うと「ノーマネー・ノーテンプルだ、行っても広場より中には入れないよ」と言われるが、「入場チケットは買ったんだから入れないことないだろう?」と勝手に歩き出す。すると今度は入り口まで送るよとバイクが付いてくる。さっき振り切ったガイドも「タダで送るよ、乗れ」と言ってくるが、バイクはタダでもガイド料は取る気だろう。無視を決め込む。(しかし、結構な坂道だ。距離もあるのでバイクで送ってもらうのも実は悪い選択では無いかもしれない)

寺院前の広場に着くと、にこやかな青年が寄ってくる。やはり「明日お祭りがあるから、今日はバリ人同伴でないとこれ以上入れない」2ドルで案内する という。払うのは簡単な額だが、罠に乗せられて騙されるのも癪だ。(彼曰く、2ドルで米が2キロ買えるらしい)
無視して進んでも良かったが、バリ人のしきたりを踏みにじることになってもまずいし、門のところに居た奴らよりは多少なりとも悪意がなさそうだ。「それ以上は絶対払わないよ」と念を押し、2ドルを支払って中を案内してもらう。

アグン山が背後に見えるとさぞやきれいだと思うが、残念ながら山の方には雲がかかっている。
寺院はいくつかの神様を祭ったそれぞれのブロックに分かれているのだそうだ。実際に境内(に相当する場所)には入ることが出来ないので、ブロックを繋いでいる通路をぐるっと巡って中を見させてもらうだけだった。
話してみるとなかなかいい感じの青年だったが、最後に「日本のコインを持っていたら記念にもらえないか」と言う。日本のコインで例えば100円は8,000ルピーになる。500円玉でも引き出そうものなら40,000ルピーだ。そう言えば以前別の寺院で「このコインを両替してくれ」と寄って来たバリ人が居た。こうやって少しでも上乗せを狙っているのだろう。いずれにしろ持ってないのでお断りして別れる。

駐車場に戻ると運転手に「ガイドに幾ら払った?」と聞かれた。入り口のガイドは振り切ったが上で2ドル払わざるを得なかった と答えると、それなら安い と満足していただけたようだ。
それにしてもローカルガイドの存在が観光客を寄せ付けなくしつつあることに早く気づくべきだと思うな。自分だって騙されてたまるか!という気持ちが先に立って、景色を楽しむ余裕があまり持てなかったもの。

次はキンタマーニ高原へ向かう。
ちょうど12時近くなったので、食事をとろうと言うと、景色のいいところにレストランに連れて行く、高くないから安心しろ という。安いにこしたことはない。
崖の上に張り出す様に立っているレストランに到着。バトゥール山と湖が見渡せて景色は良好。料理はビュッフェ形式。いかにも観光客向けな味付けの様な気がして不味くはないが物足りない。ガイドさんにも飯を奢り、ビンタン大瓶を2人で分けて飲む。この酒量でもガイドさんはちょっと陽気になってきたようだ。

ドライバーさんも呼ぼうと言ったが、外で食べるから気にするなと言う。後から思えば観光客を連れてきたタクシーはレストランから飯のひとつも提供してもらえるのであろう。
ビュッフェが1名50,000Rp.だったから、自分の旅行レベルの食事代としては決して安くない。

近くに寺院があるが見に行くか?と言われたので、連れて行ってもらうことにした。
駐車場に着き、車を降りると1人の老婆と物売りの女性が速攻で迫ってきた。老婆は「寺院に入るにはサルンの上にこの紐が要る 50,000Rp.で買え」という。単なる細い布切れである。そりゃ高すぎるだろう。運転手に「本当に要るの? 買わなきゃならないなら見学しなくていい」と言うと、老婆慌てて「レンタルでもいい、20,000Rp.」と勝手に腰に巻き始める。ドライバーが何やら老婆に喋り、こっちへ来いと合図するので紐を老婆に返して行ってみると、寺院の入り口に同じ様な紐の入った箱と寄付を募る箱があった。3,000Rp.ほど入れて紐を拝借して無事に中に入った。

寺院の中は静かで、きれいで、観光客も少なく、落ち着けて、なかなか良かった。

一通りの観光がこれで終了。ウブドへ向かってもらう。
運転手さん「ウブドの前にサヌールはどう?」あらら、また来たか。「300,000Rp.で遊べるから安い」だそうだ。一応、お断りする。でもちょっと理性が揺らいだのも事実。

ウブドではホテルを決めてないと事前に話してあったので、「紹介するから見て決めれば良い」と 願ってもないお言葉。まだ3時前、暑い中自分で荷物を持って歩き回るより断然良い。
到着したのはモンキーフォレスト通り。ウブドレストランの裏手にあるサジタリウス・インというところ。ホテル側にも既に話は通っていたらしい。即座に部屋を案内してくれる。敷地内にはプールもあり、その脇の2階の部屋。
部屋に入ってびっくり。

赤いのは花です。生の花です。なんだこりゃぁ。自分1人なのに、不要にロマンチック。
冷蔵庫(空)、エアコン、ホットシャワー&バスタブ、バスタオル、石けん、明るい、入り口はもちろん棚などにも扉と言う扉に全部鍵付き。
これで言い値が250,000Rp.。4泊だから少しディスカウントしてと言うと、220,000Rp.になった。花の演出に実は既にノックアウトされており、即決。
地球の歩き方には載っていない様だが、望外のみっけもんかもしれない。

早めに部屋を決めて何をしたかったかと言うと、洗濯。だから今回の部屋はバスタブが必須だった。
湯の流量は少なめだ。流量が少ないため、シャワーとカランの切り替えがうまくいかない。シャワーを使う時は切り替えつまみを引っ張っていないとダメだ。
それより困ったのは、バスタブの栓がキッチリ締まらないこと。徐々にリークしていくのだ。ほとんど湯がたまっていかない。洗濯は良いが、なみなみと湯を張って入浴するのは日本に帰るまでお預け決定である。

洗濯を済ますと4時を過ぎていたので、ウブドの街に出てみることにした。両替をしたいし何か踊りも見に行きたいし、ご飯も食べなきゃ。
フロントで相談すると、親しみやすい笑顔の男の子(この宿の一家の末弟らしい)が、ケチャのチケットを隣の店から入手してきてくれた。お金が今払えないと言うと、後でも良いと言うのでお言葉に甘えてしまった。
男の子にケチャの会場を聞き、両替レートを調べがてら歩き始めた。
モンキーフォレスト通りを北上し、デウィ・シタ通りを抜けてハノマン通りを南下してみる。チケット売りは居るのに、場所が分からない。ハノマン通りももうすぐ終わりという頃、それまで見た中で最も良いレートの看板を発見。1円=83Rp.(ウブドでは総じてパダンバイよりレートが良いようだ。)そこは小さな木彫りのお土産屋さんだった。入ってみると、店の女性が もう今日は300,000Rp.しかない という。1,000円札は持ってなかったので諦めたが、店の女性がなんか陽気で楽しい感じだったので、また明日来ると約束。
ハノマン通りをウロウロしていたらコインランドリーを発見。でもケチャの会場はまだ分からず、更にウロウロしていたら、宿の男の子がスクータで来てくれて、会場まで連れもどしてくれた。ハノマン通りからちょっと内側に入り込むのだが、時間が早すぎて大きな看板は出ていなかったようだ。かなり行き過ぎちゃっていた。しかし、彼に返すお金がまだ出来ていない。彼に言うと、スクータで両替屋まで連れて行ってくれた。レートは81.5と良くないが仕方ない。また会場まで戻ってもらい、チケット代とチップとして20,000Rp.を渡した。

開演にはまだ1時間ほどあり、まだほとんど誰も来ていないので、脇の売店で水を買い、最前列に席を取った。
開演30分前くらいから人が徐々に集まり、15分前くらいにはほぼ満員になった。この後も毎日踊りを見に行ったが、良い席をキープしたいなら、開演の40〜50分程度前に会場に着くと良いようだ。

ケチャダンスと

ファイヤーダンス

ケチャって男の人の合唱だけだと思っていたけど、円を描く様に座った男の人たちの真ん中で女性のダンスがあった。煌煌とした照明の中ではないから、その分雰囲気が良かった。
ファイヤーダンスでは、男の人が火のついた椰子の実の殻の上を歩いたり、その殻を蹴って回ったりする。半端じゃなく熱そう〜。

終わった後、宿に戻ろうとするとどこからともなく宿の少年が現れて、スクータに乗せてくれた。
高くない、おすすめのレストランで下ろしてくれるように頼むと、宿のそばのこぎれいなレストランに下ろしてくれた。

客は白人カップルがほとんど。メニューを見ると...高い。プリライのレストランと比べても1.5倍くらいの値段だ。それでも400円くらいで十分食べられるのだが、何となく気が引けて中でも安いビーフン焼きそばを頼んでみる。予想通りの観光客テイスト。もうここでは食べない様にしようと誓う。

途中でペットボトルの水を買い、宿へ戻った。宿のレセプションになっているところの前に、東屋の様なものがあり、そこでファミリーが寛いでいた。さっきの男の子もテレビを見ながら寝転んでいる。主人らしき男性は、油絵で蜥蜴の絵を熱心に描いていた。一瞬一緒にごろ寝で寛ぎたい衝動にも駆られるが、「スラマッ・ティドゥール」挨拶をして部屋に戻った。

シャワーを浴び、明日こそは航空券のリコンファームをしなくてはいけないので、下調べをして眠りについた。

Posted: 土 - 10月 9, 2004 at 12:51 AM        


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