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9月12日(バリ島一人旅 2日目)
翌朝、敷地内を掃き掃除する音で、7時頃に目が覚めた。
深夜2回くらい、今自分がどこにいるのか確認する様に目が覚めかけたけど、暑くて寝苦しいことも無く、蚊にも悩まされず、快適に寝られた。
朝食をいただきにロビーへ。朝食はレストランではない。
パンケーキやジャッフルが数種類あり、好きなものを選べる。チョコバナナジャッフルを頼んでみる。フルーツとコーヒー(紅茶)付き。別段旨いわけではないが、素朴で悪くない。
ふとレストランの方を見ると、昨日のウェイターが手を振ってくるので、手を挙げて応えておく。
他にも宿泊客が朝食をとっているが、白人さんばかり。
部屋でシュノーケリングに行く準備。
お金をどうするか非常に悩む。カード類と日本円の現金を半分荷物の中の隠しポケットにいれ、荷物を家具にチェーンでロックした。残りの日本円と支払い分プラス10万ルピー程度とパスポートを防水パックに入れて持っていくことにした。今回の為に買ったCanon IXY DIGITAL Lもオールウェザーケースに入れた。
9時が近づいたのでレストランへ。ウェイターがフィンとマスクを持ってたのでサイズを合わせる。
「今日は僕の『ブラザー』が君を連れて行くよ」と言う。昨日は一緒にって言ったはず。でも何となくこのウェイターの胡散臭さにも気づき始めたので却って良かった。
ホテルの前の道路を渡ると即ビーチ。ビーチと言っても、砂浜はずっと陸揚げされた小舟で埋め尽くされているので、くつろげるイメージとは違うな と思う。
ウェイターの「ブラザー」は小舟で待っていた。挨拶して乗り込む。アウトリガーの小舟はエンジンをかけてスタート。ウェイターが元締めに金を払っているのが見える。実際にはいくら払うんだろう...
船頭さんと英語で何とかおしゃべりしてみる。あまり英語は得意でないと言うが、自分とそんなに変わらないくらい。お互い何とか通じているようだ。
奥さんと小さい子供がいること、5人兄弟の末っ子で、仕事を持っているのは2人だけ(彼は漁と合間にシュノーケルなどの船頭をして生活しているけど、彼らにとってはそれは仕事に就いているとは言わないらしい) などなど。
崖上にある寺院やブルーラグーンビーチを超えて小舟は行く。天気は良好だが、風が少しあって波もあるのでちょっと揺れる。20分もせずにポイントへ到着。
少ししゃべってみて悪い人じゃないと思ったので、お金とパスポートは船に残しておくことにした。
早速水に入ってみる。
魚いるいる。出発時に持たされたお米を撒いてみると、割と地味な魚が大群でアグレッシブに迫ってくる。
ほとんど泳げない自分も、シュノーケルと海の浮力で調子に乗ってしばし海を満喫。
水深は結構あるので、珊瑚はいっぱいあるけど色は青く霞んじゃっているのがちょっと残念。潜れたらまた違う世界が見えたのかな。
どうやらカメラの防水ケースはレンズが曇ってしまう様で、途中一回拭いたものの、写真は半分くらい失敗という結果。
ちょうど疲れてきた頃、船に戻るとほぼ2時間が経過していたので戻ることにした。
さらに風が強くなり、波も強くなってきている。ちょうどいいタイミングだったようだ。
戻る途中、船頭さんの取り分がたった3万ルピーだと聞かされる。船は船頭さんのものなのに、元締めとウェイターがかなりガメていることになる。恐らく半分はウェイターのポケット行きか。バリ島の観光料金の仕組みを早くも垣間みる思いだ。
「明日もシュノーケリングするか? それとも一緒に釣りに行かないか?」と言われたが、まだ明日もパダンバイに留まるかどうか決めていない。でも留まるなら船頭さんと直接話した方が安くできるのは間違いない。
今度は「椰子の実食べたい?」と言うので食べたいと答えると、うちにあるからこの後来ないか?という。ちょっとトラブルの匂いも無いではないが、虎穴に入らずんば虎児を得ず。「行く」と返事をする。
ホテルに戻るとウェイターが笑顔で出迎えてくる。「どうだった? 明日もやる? 釣りも出来るよ? この後椰子の実食べにいかない?」と営業に余念がない。「いや、明日はのんびりしたいからやめておくよ」と言うと、最後に「じゃあ、今夜サヌール行かない?」と来た。「それもやめとく」余裕でお断り。この時点では。
部屋に戻って財布をさらに軽くしてビーチへ向かった。船頭さんに家まで連れて行ってもらう。パダンバイの海からは少し離れ、丘の中腹、海と中心街を見下ろす位置に彼の家はあった。
お祭りのお菓子だと言う甘い米を揚げたお菓子やバナナとコーヒーを出してくれた。
彼の父親も戻ってきて、椰子の実を割り、ジュースをコップに入れてくれる。甘くてさっぱりスポーツドリンクみたいだ。果肉は特に味がない。果肉も凄く旨いと聞いていたが、何か違うのだろうか。
船頭さんは食事をとるらしい。食べる?と言うので、いただくことにする。ご飯にスープ状のチキンカレーをかけた素朴なご飯。チキンは彼らが飼っている闘鶏をつぶしたものだと言う。硬いが土臭い力のある味がする。
話をしたり闘鶏を見せてもらったりして暫くのんびりさせてもらう。今日は夕方から闘鶏があって、出場するらしい。
再度明日の釣りに誘われたので、今度はOKした。観光用の釣りじゃなくて、彼らが生活の為にする釣りにつき合わせてもらえるんだから。「5時にホテルに迎えにいく」という。
彼の奥さんと子供は実家に戻っているらしい。生活が厳しいから...という。ウェイターに渡した金の半分でもこの船頭さんに渡るシステムなら、きっとこんなに悲しい現実は無いのではないだろうか。
二人の写真を撮り、住所を聞いて、日本から送ると約束した。
おいとまするとき、お菓子やバナナ、残してしまった椰子の果実を持たせてくれた。こちらは2万お礼にルピーを手渡した。5万くらい渡しても良いのだけど、2時間船を出して受け取る金額よりたくさん渡すのも失礼な気がしたから。「これで明日使う釣り糸を買うよ」という。明日釣りから帰ったら、自分の思う額を渡してあげようと思う。
お父さんにホテルのそばまで送ってもらった。
ホテルでシャワーを浴び、町を改めて散歩。小さい町で、徒歩で十分回りきれる。
両替レートは空港と同じ81だった。ホテルの隣で1万円を81万ルピーに両替。
ロンボク島に行くフェリーの出る港で、タクシー観光の客引きに捕まる。
この時点でパダンバイにもう1泊する気になっていたけど、この次はウブドへ行く予定なので、キンタマーニ高原を観光してからウブドへ送ってほしいと言うと、25万ルピーと言う。ほぼ想定額だったがとりあえず値切ってみる。さすがにまけてもらえなかった。ベサキ寺院経由も追加してもらって同じ値段で決めることにした。
さらに散歩の途中、今朝から何度か見かけたサルン売りのおばちゃんに捕まる。物売り女性同士で雑談していたようだ。1枚20,000Rp.という。寺院見学とかに必要になるはずだから一枚購入する。まけさせることは出来なかった。
他のおばちゃんが「その帽子かわいいね。アゲルOK?」等と言う。これはあげるわけにはいかないよ。
一度宿に戻り今度は夕食に出る。が、またも戻ってホテルのレストランへ。
クリスピービーフというのを頼む。いわゆるビーフジャーキーか。
ウェイターがまた寄ってくるが、「明日は何もしないよ」とお断りする。すると「そのTシャツの色、良いね。交換してくれ それに何でサヌールに行かないの?」等と言う。勘弁してくれ。サヌールなんか行ったら幾ら取られるか分からない。
ホテルの前の商店で、昨日と同じ水と、明日お土産に持っていくつもりのTangoというチョコウェハース3,500Rp.を買う。
ロビーに行き、延泊を頼んでおく。
明日は早起きだ。シャワーを浴び、準備をしてベッドに入る。
Posted: 土 - 10月 2, 2004 at 04:05 PM
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Published On: 10 03, 2004 08:54 PM
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