赤い月


時間つぶしのため、たまたま上映時間がちょうど良かったこの映画を見ました。
試写会か何かでの主演の常磐貴子の出で立ちが話題になったことなどもあり、私も映画の概要くらいは知ってました。なかにし礼原作の映画化で、関東軍が占領した当時の満州に渡った一家、その奥さんの引き上げまでの波乱に満ちた愛の形を描いています。

公開最初の週、平日の午後、200名クラスの映画館だと思いますが、半分くらいの入りでした。そしてその年齢層は、幼少時に満州引き上げ経験があってもおかしくない人たちばかり。明らかに戦後生まれの人は私を含め3〜4組くらいだったように思います。

常磐貴子って演技がうまいのか? 昨年TVで放送された「流転の王妃・最後の皇帝」はちょっと見るに耐えないくて冒頭部で見るのをやめたし、ネットでも不評を目にしたことがあったので、これが気になっていました。
2時間弱の映画を見て感じたのは...どうも台詞が下手なんだと思う。かなり棒読み系。この映画のテーマである「愛」の表現、特にジェラシー・誘惑、そういった表情の表現力は良いと思うんだけど、どうにも台詞が。

ストーリーは、きれいごとではなく生きていくということに直結した生々しい愛を描こうとしていると思うのですが、なんだか生々しさが不足気味。もっとドロドロしても良かったと思う。
満州で羽振りの良かった頃の場面では、生活に満ち足りた状況の「愛」は大半「肉欲」であった訳だし。それならいっそ常磐貴子もスッパリ脱いだ方が良かったのでは?と思ったりします。

ま、壮大な舞台の割にTVドラマスケールの映画でしたが、キッチリ2時間弱の暇つぶしには良かったです。

あまり関係ないけど、ちょい役(いかにも軍人な関東軍将校)の山田太郎ってこういう役うまいなぁ。実は見直しました。

Posted: 土 - 2月 14, 2004 at 06:39 PM        


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