学校をよくするために 教職員評価制度に反対なんです

2008.09.18.宮城県教育委員会申し入れ行動 報告です。

たくさんの方からメールやファックスを宮城県教委にお寄せいただいたこと、感謝しています。お一人おひとりの声が、権力の横暴を止める力を持っていると感じています。ありがとうございました。
2008年9月18日16:00-17:20 宮城県庁611会議室 
宮城県教委:3名(教職員課副参事兼課長補佐、小中学校班副参事、他1名)、許さない会:11名

質問状への宮城県教委の回答は、次の通りです。

 私たちは、学校がよりよいものになることを望んでいます。しかし、宮城県教育委員会が作った教職員評価制度は、学校現場に混乱をもたらしています。全ての子どもたちがすこやかに育まれる学校を作るため、以下申し入れ及び質問します。

1 教職員評価制度の成果と課題を明らかにすること。

 教職員評価制度が、教職員一人ひとりの意欲的かつ主体的な教育活動に支障を来しています。評価を気にしてびくびくしながら、意欲的に教育活動できるものでしょうか。教職員評価制度の有効性についての疑問には、明確な回答を誰からも聞くことができません。試行2年そして本格実施2年半の成果をお答えください。また、この制度そのものの課題もお答えください。 
 なお、「新しい昇給制度」について、校長会などで県教委による説明が進められていると聞きます。この「新しい昇給制度」と教職員評価制度との関係を説明してください。
回答→成果と課題について、現時点で分析していない。現時点では、分析計画もない。情報収集はしているが、皆さんに示せるものではない。賃金は、多角的総合的に評価すべきなので、全て(教職員評価制度も)参考にする。

2 教職員評価制度を廃止すること。存続させる考えなら、見直し計画を明らかにすること。

 教職員評価制度導入による管理強化によって、適正な教育活動に支障が出ています。
・とにかく書けばいい、従ったことにしておけばいいという無気力・無関心。
・日々監視されている、管理しなければならないという脅迫感。
・こんなことをやらされて、よくなるのかという不信感。
・協力し合えない状況の下、評価者である管理職に、かつてはできていた相談をできない孤立感。
・孤立させられた教職員は、自分を責め、健康を害しがち。精神疾患の蔓延...
 教職員評価制度が、学校への不安を増大させているのです。監視管理され、表面だけ繕い、孤立し疲弊させられた教職員に、どのような教育活動をしろというのでしょうか。
 これまでの交渉(2007.8.24. 2006.12.19.)で教職員評価制度の見直しは「3年」「必要があればその都度」と聞いています。2008年度が「3年目」となります。見直し計画がどのようなものか、明らかにしてください。
 また、見直すかどうかの検討が行われたか否かも、お答えください。
回答→現時点で、廃止は全く考えていない。見直し計画もない。見直しには、ある程度のサイクルが必要。

3 教職員評価制度に反対する教職員を、処分しないこと。

 市町村立学校で勤務する教職員を処分するために、市町村教育委員会に圧力を掛けるのは、越権行為です。まさに法に違反する行為です。どの法令に基づいて県教委は「指導」「処分」するのですか。
回答→懲戒処分ということでは、現時点では具体的に検討しているものはない。ただし、将来に渡っては、処分しないと保障できるものではない。教育委員会の権限である。

4 私たちには、いろいろな相談が寄せられています。以下の具体的な学校現場での相談について、どのように考えますか。

A ゆとりのない管理職...
いつでも紙挟みを持ち、監視する管理職。どんなことでもメモし、会話が成立しない。児童生徒からも「こわい」と言われている。「説明責任」という「職務」の圧力に、健康も害している。
B 「指導力不足」というおどし...
教職員評価制度についておかしいと思う。けれども管理職に反する言動をすると「指導力不足」と言われる。クビになるのが怖いから、評価票は無難に書いて出している。教職員評価制度がない以前のほうが、みんなのびのびできる。
C 意味あるんだろうか...
教職員評価制度と言っても、春と冬だけのこと。書くときに説明があり、無難に書いて出す。忙しくて、目標のことなど日常で意識することはない。評価する時期になり、無難に書いて出す。どこをどう評価されるのか、分からない。そもそも、必要な制度なのか。
D 説明責任と言うけれど...
「評価の観点及び職務に関する標準的な行動例」がコピーされて渡された。これを見て、ますますどのように自分の評価を付ければいいのか分からなくなった。校長が何を基準に私をBとかCとかと評価しているか分からない。「説明責任」とよく耳にするけれど、AとB、BとCの違いは何なのか。
回答→ここで、具体的にお答えする立場にない。

宮城県教委は、成果と課題など調査分析検討を一切していないにも関わらず、新たに昇給制度にリンクさせました。これは、安直かつ横暴そして無責任な施政です。教職員への説明(賃金にリンクさせないと説明していた)を反故にするものでもあります。

宮城県教委は市町村教委に、指導・助言・援助をあらゆる場面でできるという発言が繰り返されました。県と市町村とは対等であることを無視しかねない危惧を抱きます。宮城県教委からK町教委に対して「処分するように」越権行為をした疑いについては、「かつてのことは分からない」と繰り返すばかりでした。また「将来のことは分からない」と繰り返していました。

毎回の交渉同様、教職員評価制度によって、校長が教職員とマンツーマンで話す機会ができたことしか、メリットとして上げられないでいました。「よいツールである」という発言もありました。あくまで評価する(しなければならない)校長のためのものでしかないことが、明らかです。

交渉後に県政記者会で記者会見を持ちました。自民党総裁選のため小池候補が来仙する慌ただしい中でしたが3社の記者が熱心にレクチャーを受けてくれました。関心は、高まっていると感じました。

今後も宮城県教委・市町村教委行動を持って行きます。
また、多くの仲間と出会うべく活動をしていきます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
共に、大らかに軽やかにしたたかに和やかに、闘っていきましょうね。(2008.09.21)


  • 2008.09.18.宮城県教育委員会申し入れ行動にぜひご参加ください。
    以下の質問状を持ち、みんなで県教委に行きます。午後3時40分:県庁1階ロビー集合 午後4時〜:申し入れ16階教育委員会教職員課 終了後記者クラブ会見(予定)
  • 1 教職員評価制度の成果と課題を明らかにすること。
  • 2 教職員評価制度を廃止すること。存続させる考えなら、見直し計画を明らかにすること。
  • 3 教職員評価制度に反対する教職員を、処分しないこと。
  • 4 私たちには、いろいろな相談が寄せられています。以下の具体的な学校現場での相談について、どのように考えますか。
  • 質問状の全文はこちら(txtファイルPDFファイル)です。
  • 宮城県教委へ直接行けない方は、ぜひ県教委へ電話・手紙・ファックス・電子メールなどであなたの声を伝えてください。共に行動してください。

宛先1)
小林伸一教育長宛
980-8423 宮城県仙台市青葉区本町3-8-1 宮城県教育委員会
宮城県教育庁総務課 企画広報調整班
TEL 022-211-3614 FAX 022-211-3699
電子メールは、こちらです。kyou-soumu@pref.miyagi.jp
教育委員会サイトは、こちらです。http://www.pref.miyagi.jp/kyouiku/

宛先2)
宮城県教育庁教職員課(教職員評価制度を担当する課)宛
980-8423 宮城県仙台市青葉区本町3-8-1 宮城県教育庁教職員課
TEL 022-211-3631 FAX 022-211-3698
電子メールは、こちらです。kyosyk@pref.miyagi.jp
教職員課サイトは、こちらです。http://www.pref.miyagi.jp/ky-teacher/

例)
教職員評価制度に疑問があります。
教職員評価制度の成果と課題は、どのようなものですか。
教職員評価制度に反対する教職員を処分しないでください。
教職員評価制度の評価票を出さない教職員をなぜ処分しようとするのですか。

一人ひとりの声は、行動は、私たちが思っている以上に「力」を持っています。
ぜひ、「あなたの声」で、学校現場をよりよくしていきましょう。
2008.02.27の交渉も当初は「県議会中なので、会う時間はない」と県教委は言っていました。
けれども、全国の仲間から手紙・ファックス・メール・電話がいっぱい寄せられ、県教委は、急遽時間を設定し、話し合いの部屋を用意したのでした。私たちには、力があるんです! そして感謝です! ありがとうございます!

(2008.09.13)


    新たな勤務評定『教職員評価制度』を許さない会より(2006.07.15)
    教職員評価制度は、職場の共同性を破壊し、教職員を分断管理するもの!給与待遇には連動しないのは、今だけ!(2006.07.15 柴口
    なぜ、職員評価票未提出なのか(2006.07.15 近藤
    いじめるのも、いじめられるのも、嫌です。差別制度は、いりません。(2006.07.15 土屋)
    みなさんへ
    (1)教職員評価制度というものがあるんです。
    (2)私は、みんなで協力し合って仕事をしたいんです。
    (3)まじめにやりたいんです。
    (4)これからもずっと教員をしたいです。(2006.07.15 土屋聡)

    みなさんの「声」が、差別制度を変えるんです!(2006.08.17)


      「声」第1集 (2006.07.30)

      「声」第2集 (2006.08.09)

      「声」第3集 (2006.08.27)

      加美町教委行動8/18感想
      宮城県教委行動8/09報告
      加美町教委行動8/18報告
      公立学校職員評価実施要領
      情申立審査委員会の組織及び運営に関する要綱
      職員評価票記入要領
      職員評価票(教諭・講師 特殊教育諸学校以外)
      職員評価票(校長)
      評価の観点及び職務に関する標準的な行動例(教諭・講師 特殊教育諸学校以外)
      評価の観点及び職務に関する標準的な行動例(校長)
      勤務成績報告書(教諭・講師 特殊教育諸学校以外)
      勤務成績報告書(校長)
      何が問題なのか

      資料 「教職員評価制度」導入に反対です(PDFファイル80KB)