今日は、避難訓練でした。いつも僕は、避難訓練を予告しないんです。あらかじめ準備したりしていたら、そりゃ練習にならんでしょ。準備しないでいて、うまくいかないところに気付いて、そこで学ばないと、あたかもいつ地震になってもいいですよってふりは、かえって危険ですから。
でも、今日はばれちゃっていました。職員室の行事黒板を見た人がいるんです。朝から「いつなの?」って聞かれて、知っていても「知らないよ」と言う僕でした。しかしながら、命のことを考える時間を持つには、いいかもしれないなと時間を取りました。
まずは、火事で死ぬというイメージのこと。「身元不明」ってニュースで言うとき、誰だか分からなくなっているんだよ。性別も分からなくなっている。家族が駆け付けて、○○ちゃんかどうかと確かめる場面。火傷のイメージ。ガスコンロにフライパンを置くのね。火をかちっと点けよう。だんだん熱くなると、煙が出てきたりする。そこに、人差し指をじゅーって押し付けるの。あちっ...で済まないね。手のひらをパーの状態で、じゅーっと押し付けるの。みんな、焼き肉したことありますか。焼く前はでかい肉って思っていても、焼くと小さくなること、あるよね。焼くと、縮むんだね。赤いのが白くなるよね。手のひらも同じだ。手のひらをフライパンにじゅーって押し付けて、熱いからぱっとよけたいところ、誰かに無理やり押さえつけられるの。たぶん手のひらは縮む。白くなる。匂いがする。ひょっとすると、手をぱっとはなそうとした瞬間、皮だけがフライパンに付いているかもしれない。肉がべろりとしているの。油を敷かないで焼いて、魚の皮がくっついちゃうこととか、あるじゃん。手のひらだけでなく、顔ならどうだろう。誰かに顔を押し付けられたら...。みんなふざけて乗っかり合うことあるじゃん。動けなくなることがある。乗っかっているのが、人だからいい。これが、柱だったり天井だったりするの。動けないの。煙がまず来るの。何も見えなくて、咳き込んでひどい。そして、急に熱くなるの。足の方から、火が来るの。逃げられないの。そして、フライパンのイメージが、生きている自分の足から全身に回るの。いや、足からではなく、顔から来るかもしれない。
僕は、たんたんと物語を語るのですが、途中みんなが悲鳴出したり、耳を塞いだりしています。怖い話・痛い話。言葉でよかった。ほんとじゃなくて、よかった。みんなには、想像力があって、よかった。僕は、別な話もします。
私は、みんなが中学生になっても、大人になっても、おじいさんおばあさんになっても、応援します。ずっと、守るからね。もしも、独りぼっちになって、誰も助けてくれない!ってなっても、大丈夫、私は味方するからね。もしも、ナイフで人を刺し殺してしまって、返り血浴びて、ぐっちゃぐっちゃ、家にも帰れない。追われている。どうしようもない!ってなったら、私んとこに来なね。うんと久しぶりでも、大丈夫。血と涙と泥でだらだらになっていても、きっと「あらまー。まず風呂はいんな」って言うと思うよ。ずっと応援する。困ったことがあっても、ちゃんと話を聴くからね。みんなには、ずーっと生きていってもらって、おじいさんおばあさんになってもらわんと、悲しいんだからね。さて、火事があっても地震が来ても、何があってもいつでも大事なのは、これ。「あ・わ・て・る・な」だからね。どんなことがあっても、慌てずに落ち着いて、生きていくことが大切なんだよ。
しんとして聞いていた何人かが、泣いていました。どうして泣いたかは、まだ聞いていません。いや、ずっと聞かないかもしれないな。
そして、避難訓練。消防署の方の話を聴き、そして代表者が消火訓練。僕もしましたよ。みんなが「わー!」って言う場面があったのですが、それがなぜだったかはここには書きませんね。
総合的な学習の時間に、漬物の研究を進めました。大根を収穫したら、沢庵にする予定です。白菜は、キムチ。保存食の研究から、発酵などにも関心を持ってもらいましょう。そして、食品添加物にもつなげましょう。今日の宿題は、野菜の旬を調べることです。聞くもよし、調べるもよしです。野菜は、一番おいしいときが一番安いんです。逆に考えると、一番おいしくないときが、一番高いんです。変ですねー。先日、株価って何?という質問がありました。ものの値段について、お金についても、社会科で学習する機会、あるといいな。
写真は、消火訓練の3年生です。