I Stand Alone : Agnetha Faltskog
熱烈なABBAファンである元ChicagoのPeter Ceteraが、Agnethaに熱烈なラブコールを送りProduceを担当したSolo
3作目。現在までのAgnethaの最後のオリジナル作品です。参加Musician、楽曲提供共に、ほとんどがPeter
Cetare周辺のアメリカ人スタッフで固められており、80年代後半以降の典型的なアダルトコンテンポラリ・サウンドを基調とした音作りがなされています。
収録曲は、哀愁を帯びたミドルテンポナンバーで、本作で唯一欧州POPを感じさせる1曲目「The
Last Time」、Peter CeteraとのDuetによるSlowナンバー・3曲目「I Was't The
One(Who Said Goodbye)」、Pianoに乗って聴かせるSlow
Ballad・5曲目「Maybe It Was Magic」、大人のPop Musicの趣・6曲目「Let
It Shine」、ちょっと80年代のChicagoを思わせるアメリカンRock・7曲目「We Got A Way」、Diane
WarrenとAlbert Hammondの手になる美しいバラッド小品・10曲目「If You Need
Somebody
Tonight」などが収録されています。なお、この作品には、残念なことにAgnetha自身の作品は収録されていません。
全体に粒よりの良くできた楽曲を集めることに成功しており、Peter
Ceteraの非常に安定した丁寧な音作りと、AgnethaのVocalistとしての揺るぎない実力が相まって、一切奇をてらったところのない完成度の高いアダルトコンテンポラリ作品に仕上がっています。意外な、と言っては失礼かも知れませんが、PeterのProduceは、極めて正統派のアプローチで成功しています。
アメリカでは、残念ながらチャートインもしなかったぐらい売れませんでしたが(私は、ジャケットとプロモーションに問題があったのではないかと睨んでいるのですが・・・)、AgnethaのSolo作品として、相応しいだけの内容のある佳作です。女性Vocalによるアダルトコンテンポラリが好きな人には、ABBAとは無関係に、お薦めです(Agnethaが好きな人にも、勿論お薦めします)。
蛇足ながら、アメリカン・テイストの本作ですが、スウェーデン本国では見事チャート1位を獲得しています。