旅ノート
これから旅に出るすべての人へ
あなたは
人目の旅人です.(99/2/25以来)
※ちょっと文章量が多く、表示に時間がかかるかもしれませんが、
ダウンロードする場合のことを考えて、あえてファイルの分割はしていません.
始めに
これから長く海外を旅する人のために、役立ちそうなことをまとめてみました.
短期の旅行でも一般的に役立つ部分もあると思います.
この「旅ノート」は、私の経験や旅先であった人の話をもとに作っています.
本を調べれば載っているようなことはあまり書いていません.
実際に旅してみないとわからないことを中心に載せたつもりです.
人が100人いれば100通りの旅があり、人によって価値観の差もあると思います.
異論・反論 のある方や
間違いを発見された方は
メール を送って下さい.
沢山の人の意見を聞いて、この「旅ノート」に役立て、より内容を充実させたいと思うので、
よろしくお願い致します.
質問も大歓迎です .(^^)
ここに書いてあることは、あくまでも私という一個人の意見ですので、実行する場合は自分の責任においてやってください.
この「旅ノート」を作ったきっかけは、わたしにとって大事なある人が
旅に出ることを決めたことです.
長期旅行で知っていれば便利なことをまとめて、少しでも旅に出る不安といったものを
軽くしてあげられたら、と思い、この「旅ノート」を作りました.
これから初めて旅に出る人が、ここに書いてあることを読んで
「なんだ、大したこと書いてないな」と思ったなら
この「旅ノート」を作った目的は達せられています.
ここに書いてあることは、本来、知らなくても良いことが大半を占めます.
本当はひとりひとりが旅の中で、その人の旅の姿を確立していくものです.
しかし、外国のひとり旅がまったくの初めてで、周りに相談できる人もおらず、
不安に思って躊躇している人がいたときに、その人が旅に出ようかと迷っているその背中を、そっと後押ししてあげられることができたら、
わたしがこの「旅ノート」を作った甲斐があったというものです.
わたしも旅している間、多くの親切な地元の人や旅人たちに助けられました.
今度はわたしが助ける番です.
目次
□ パスポート
出かけるときは忘れずに.
◇ 再発行
再発行費用って保険で出るんだよ.
◇ 増補
もうビザを押す場所がない!
□ ビザ
日本大使館のレターが必要だなんて言わないで.
□ お金
先立つものは‥‥
◇ 通貨
ドル アズ No.1
◇ 両替
手数料ぼってるよぉ.
◇ 闇両替
チェンジマネー?
◇ 現金
お札も新鮮さが大切.
◇ トラベラーズチェック
日本の銀行のはいまいち.
◇ 海外送金
面倒くさいがしょうがない.
◇ クレジットカード
身分証明にもなります.
◇ CITIBANK
口座維持手数料、どうにかならない?
◇ 国際キャッシュカード
便利だけど、手数料が高い.
□ 保険
「バラ掛け」にしましょう.
□ 各種証明書等
パスポート以外は結局そんなに必要ない.
◇ 運転免許証
旅行中に失効したら?
◇ 国際学生証
なぜか学生じゃなくても持ってる.
◇ 国際青年証
若いのはいいことだ.
◇ ユースホステル会員証
わたしを締め出さないでください.
◇ ユーレイルパス
元を取るのは大変.
□ 移動
旅に思想がなければ、ただの移動である.
◇ 飛行機
飛ばなかったお陰で高級ホテル泊り!
◇ 鉄道
切符を買うのに一苦労.
◇ バス
「旅してる」感じが好きです.
◇ 船
遅いけど、船旅も捨てたもんじゃありません.
◇ ヒッチハイク
(男も)貞操に注意!
□ 健康
旅人は身体が資本です.
◇ 予防接種
もっと安くして!
◇ 薬
頼りすぎないように.
◇ 病気
下痢は病気に入らない?!
◇ 虫
かゆいよぉ〜.
□ 安全
絶対はありません.
◇ 暗証番号
暗記するのがいちばんなんだけど‥‥
◇ 貴重品
あっ!シャワールームに置き忘れた!
◇ 盗難
はぁ.(ため息)
◇ 強盗
まさに「お手上げ」です.
◇ 昏睡強盗
卑劣な犯罪です.
◇ 警官
お前もグルか!.
◇ 役人
ボールペンで済めばいい.
□ 通信
いなくなってわかる身近なもののありがたみ.
◇ 手紙の受取
一方通行じゃ寂しいですよね.
◇ 小包の受取
救援物資到着.
◇ 郵便
消印を押してもらおう.
◇ 電話
秒単位の闘い.
◇ 電報
なぜ文字化けする.
◇ FAX
結構便利ですよ.
◇ Email
使えるところも増えてきました.
□ 装備
荷物は軽く.
□ ガイドブック
「歩き方」以外もいいですよ.
□ 言語
問題はコミュニケートする意思があるかどうか.
□ 日本脱出
バビロンシステムに見切りを付けろ!
◇ 住民票
抜くと住民税がかかりません.
◇ 失業保険
公務員はもらえないし、自分から辞めたときは3ヶ月も待機期間がある.
◇ 脱出手段
船もお洒落です.
□ 日本人宿
たくさんあるんだな、これがまた.
パスポート
現在、一般のパスポートには5年間有効のものと10年間有効のものがありますが、
どちらが良いかは旅のスタイルにも依るでしょう.
長期間旅行するなら、紛失したり盗まれたり、
有効期間内に再発行 する可能性も高いので、安い5年間パスポートを取るのがいいかもしれません.
再発行の可能性がないのなら、もちろん割安な10年間パスポートの方が
良いでしょう.
5年間パスポートと10年間パスポートではページ数も随分違います.
どちらも「増補」 をすれば査証欄は24ぺージ追加されます.外務省 が
パスポートQ&A を設けているので、それも参照してみてください.
有効期間
所得費用
査証(ビザ)欄
表紙の色
5年
10000円
26ぺージ
黒
10年
15000円
42ページ
赤
パスポートに関するいくつかの事項
パスポート番号は覚える
両替の際など、書かなければいけない機会は沢山あります.
貴重品の出し入れは最小限に.
パスポートの発行日もできたら覚える
上と同様の理由で.
発行日(Date of Issue)と有効期間を覚えていれば、有効期限(Date of Expire)も書けます.
パスポートのコピーを持つ
コピーで済むときはコピーで澄ましたほうがいいですもんね.
ビザをもらうために、大使館にパスポートを預けて持っていないこともありますし.
コピー(Photocopy)には、現地で安くできるので、ラミネートをつけてもらうといいでしょう.
パスポートにカバーをつける
カバーが無いと、表紙がこすれて菊の御紋ともに"JAPAN"の文字も消えてしまい
信用度が低くなります.
パスポートには「すかし」が入っている
どうでもいいことですが、各ページには富士山や桜の花びらのすかしが入っています.
よく『命の次に大切なパスポート』と言われることがありますが、私はそうは思いません.パスポートは再発行できますが、旅の日々を綴った日記や旅の中で友達になった人の連絡先を書いたアドレス帳の方が、失ったら取り返しがつきません.その次に大事なのが、お金.お金があればパスポートも再発行できますし、旅も続けられます.パスポートもそれまで訪れた国々のビザのスタンプ帳としては失くしたくないものですが.
パスポートは意外と本人以外には意味のないものなので、貴重品がすべて盗まれてもパスポートだけ戻ってくることもあります.
ただし、東南アジアや中国では、日本へ入国するために偽造パスポートの需要が強いので、高い金額で取り引きされています.日本人のパスポートは狙われているということです.たまに自分のパスポートを売り飛ばす悪い日本人もいます.
[再発行]
パスポートの紛失・盗難の際だけではなく、ビザ のスタンプを
押す余白のページが無くなった場合にも、再発行(外務省は「再発給」と言っていますが)の必要があります.
後述の「増補 」によりページを増やす手もありますが、
増補 は一度きりしかできないので、いずれ再発行の必要に迫られるでしょう.
再発行に必要な書類は、大使館により異なることもあるので、現地の在外公館にまず問い合わせてください.
再発行に必要な金額ですが、これは日本で新しくパスポートを作るときの金額と基本的には一緒です.
しかし、再発行費用は現地通貨払いです.金額は、毎年一回、日本での料金に合わせて
4月に公定レートで 計算されるそうです.
この「4月に公定レートで 」というのがポイントで、
うまくやると国によっては非常に安く再発行が出来ます.
まず、両替の公定レートと闇レートがかけはなれている国が狙い目です.公定と闇が10倍違えば、1/10の値段で再発行可能ということです.
また、インフレの激しい国では、4月に設定された料金は、半年後には外貨換算で
半分以下になっていることもあります.
ちなみに盗難等の場合のパスポート再発行費用は、海外旅行保険 で出るので、覚えておいてください.
パスポートをなくしてしまったが、後はもう帰るだけでよいという人は、パスポートを再発行する代わりに、「帰国のための渡航証」を作って、帰国することもできます.
(私は未だにそれで帰ったことがある人に会ったことがありませんが.)
国外でのパスポートの再発行に必要なものを以下に挙げておきます.
ただ、これは
外務省のホームページ が掲げているもので、実際は国情によって多少異なるようです.
再発行にかかる日数は、日本と連絡を取るのに必要な日数で、大体1週間前後です.年始年末など、日本が休みのときは当然時間がかかります.
一般旅券再発給申請書 2通
写真(4.5cm×3.5cm) 2枚
印鑑(又は拇印でも可)
紛失届
警察署発行の証明書等
その他参考となる書類 (本人と確認できるようなもの)
[増補]
「増補」をするとパスポートのページを増やすことが出来ます.
査証欄の「増補」は、パスポート1冊につき1回限り申請することができ、
手数料は2500円ですが、「増補」をすれば査証欄は24ぺージ追加されます.
日本を出る前にも増補は可能です.
海外の在外公館で増補する場合にかかる費用については、
再発行 のときと同様のことが言えます.
増補にかかる費用が安い国で、まだページが沢山余っているのに増補しに行くと、
その意図を大使館員に見抜かれ、「なくなってから来なさい」
と言われることがあります.
増補の場合に必要とされるものを挙げておきます.
一般旅券査証欄増補申請書 1通
印鑑(国外では拇印でも可)
有効旅券
ビザ
ビザとは、ご存じだとは思いますが、出入国滞在許可証のことです.
西欧ではほとんど不要ですが、その他の地域では必要なところが大半です.
ビザが不必要な国では、相互ビザ免除協定というのがその国と日本の間で結ばれていて、
日本人がその国へ行く場合も不要ですが、その逆に、その国の人が日本へ来る場合も
ビザは不要です.
一昔前は、日本人がイランやパキスタンへ行くのにはビザが不要だったため、
イラン人やパキスタン人が日本へ来るのにもビザは不要でした.
今も日本にイラン人やパキ人が多いのは、そういう訳です.
ビザにはいくつか種類があります.主に入国目的と回数で区別できます.
1回だけ入国できるビザを、シングルエントリービザ(Single Entry Visa)といいます.普通のビザはこれです.
2回入国できるものは、ダブルエントリービザ(Double Entry Visa)、期間内なら何回でも出入りできるものは、マルチエントリービザ(Multi-entry Visa)と言います.
入国目的で分けると、通常の旅行者が取るのは観光ビザ(Tourist Visa)になります.
観光ビザ取得がどうしても困難な国の場合、通過ビザ(Transit Visa)を取る手があります.その場合、滞在できる日数が非常に短いのが難点ですが、うまくいけば延長したり、普通の観光ビザに切り替えることができる可能性があります.このようなビザの延長や切り替えはできる国もありますが、できたとしても面倒なことが多いので、できるだけ前もって必要なビザを取りたいものです.
ワーキングホリデービザ(Working Holiday Visa)は1年間などの一定期間、アルバイトをしながらその国に滞在することが許されているビザです.商用ビザ(Business Visa)や労働許可証(Work Permit)なしで働くことは大抵の国で禁止されていますが、ワーキングホリデービザはその国に滞在する外国の若者のためにアルバイトをすることが認められています.(労働許可などなくても、もぐりで働いている日本人は沢山いますが.)
現在、日本とワーキングホリデービザの協定を結んでいるのは、カナダ・オーストラリア・ニュージーランド、最近それにフランスが加わりました.
ワーキングホリデービザの発給数には限りがあり、また年齢制限などいくつかの制約事項がありますので、国ごとに確認してください.
その他に考えられるものとしては、留学ビザ(Student Visa)、文化交流ビザ(Cultural Exchange Visa)などです.これらは純粋に本来の目的のみに使用されるのではなく、長く旅行するために取れることもあります.
ビザの名前は一般的なものを書きましたが、国によって呼び方が違うことがあります.
ビザの有効期限は、何月何日から何日までという日付指定のものや、有効期限までに入国して、入国した日から何日間滞在可能というものや、国によって異なります.
後者のタイプの多いと思います.うっかりして、有効期限を過ぎてしまった、ということのないように.
ビザが不要な国、といっても、実は条件が付くことがあります.
アメリカ・イギリス等の国では、出国のチケットを持っていないと、ビザなしで入国させてくれないことがあります.
特にアメリカ西海岸の都市から入国する場合は厳しいそうです.
タイでも一ヶ月以内の観光目的ならビザは不要ですが、公式にはやはり、
出国のチケットが必要ということになっています.
しかし、タイの場合は、実際には片道チケットで入国しても何の問題もありません.
ところが、日本からタイへの片道チケットで日本を出ようとすると、
航空会社のカウンターで、ビザを取らなければ出国させられない、
と足止めさせられるのです.
仮に入国できなかったとしても、こっちの勝手だと思うのですが、
粘っても結構難しいようです.
これは万が一、入国出来なかった場合に
航空会社が責任を取らねばならないためということです.「入国できなくても責任はすべて自分で負う」という一筆を書いて、片道ビザなしで行けた例もあります.航空会社によって対応が違うようです.
アメリカに片道チケットで行くときも、同じです.
アメリカを出国するチケットを持っていないと、飛行機に乗せてくれません.
ビザが必要な国の場合、通常は事前にどこかの大使館・領事館でビザを取らなければ
なりません.
例外的にビザなしで入って、入国後に外務省などに出向いてビザを取れる国も
ありますが(旧ソ連の一部の国等)、ビザ取得手続きが整備されていないための
暫定措置である場合が多いので、基本は事前にビザを入手することです.
空港や国境でビザが取れる場合もありますので、情報収集してください.
長期の場合、自分の予想外の国に行くこともあるでしょうし、すべての国の
ビザ情報を調べるのは大変(特に日本以外でのビザ発給状況なんて)でしょうから、
旅行者の集まる宿 などで情報収集に励んでください.
ビザ取得に必要なものは、国ごとに異なりますが、
一般的には写真・申請用紙・ビザ取得費です.
要求される写真のサイズはいろいろですが、結構いい加減でも大丈夫です.
確かに要は顔が確認できればいいのですから、細かいサイズにこだわるのは
合理的ではありません.
背景なしのプリクラ写真でも、結構ビザの申請は受け付けてくれます.
複数枚の写真が要求されるときは、基本的には同じ写真ではないとダメです.
ビザ用の写真は日本から大量に持って行かなくても、現地で撮れるものです.
ビザ用の写真のネガがあれば、その焼き増しだけで済むので便利です.
ネガは日本から持って行かないでも、旅先で作ればよいです.
ビザを取るときに、日本大使館からのレター(紹介状みたいなもの)を要求されることがあります.
知り合ったアメリカ人が言っていたように、レターなど頼めばもらえるものなので、"Diplomatic Nonsense"、ほとんど意味がないものなのですが、要求されるものはしかたありません.
その国に日本大使館がない場合はどうするか?
謎ですが、ある日本人はアフリカでその様な事態に遭遇し、アメリカ大使館に
行けと言われ、アメリカ大使館からレターを書いてもらったそうです.
アメリカのレターでいいなんて、日本はまだアメリカの属国だ、
と彼は言っていました.
ビザ取得に飛行機のチケットを要求する国もあります.
しかし、どうしても陸路で行きたい人は、これをなんとか
かわさなければなりません.
飛行機のチケットの予約票だけを見せてごまかしたり、とりあえず本当にチケットを
買って、後からキャンセルしたりして(この場合キャンセル料はかかる)、
なんとかビザを入手します.
こういった情報も旅行者の集まる宿 に行けば、すでに
同じ国のビザに挑戦した人がいる可能性が高いので、聞いてみましょう.
こうしてやっとの思いでビザを手に入れても、国によっては
空路のみのビザ (ビルマなど) や出入国地点の明記されたビザ (ベトナムなど)しか出してくれないことがあります.滞在する都市をビザ上であらかじめ決めておかないといけない国もあります (ロシアなど) .
ただし、最近ベトナムは出入国地点制度を廃止したそうなので、心配することはないでしょう.
空路のみのビザで陸路で入ったり、ビザに明記された以外の出入国地点を利用するときは
注意が必要です.
ビザの不備を理由に高額な賄賂を要求されたり、最悪の場合、
国境から追い返されてしまいます.
逆に言えば、お金さえ払えば、本来入れないところから入国できることがあります.
ビザの入手は、情報戦と大使館員との駆け引きの側面が強いです.
同じ国のビザなのに、取得する場所によって
取得にかかる日数や金額も必要なものも全然異なることは普通なのです.
大使館員の人柄も重要です.
泣き落としたり、ほめ殺しにしてみたり、ありとあらゆる手段を用いて
あなたの旅を実現させてください.
がんばれ!
目次 に戻る
お金
できればお金などには縛られずに旅行したいものですが、
そうは言っても先立つものはお金です.
旅が長期に及べば、持っていく額も大きくなり、
安全にお金を運ぶ手段が重要になってきます.
旅の費用は旅のスタイルにもよりますが、一般的な旅のスタイルでは
(長期においては、大抵の旅行者は費用を抑えるためいわゆる「貧乏旅行」に
なると思います.)、
酒を沢山飲んだり、無駄遣いしたりしなければ、年間 $5000(50万円強)もあればなんとかなるでしょう.
(非先進国地域で移動手段に飛行機はあまり使わない場合.)
私がはじめて長期旅行に出た時、一月10万円という目安で
1年で120万円持って出ましたが、実際にはその半分も使いませんでした.
アジア・中東・アフリカ地域を旅して2年間で50万円ほどしか使っていない
旅人にも会いました.その人は特に切り詰めて旅行しているというわけではありませんでした.(と言っても、さすがにそこまで少なく済む人は少ないですけど.)
なんだかんだで持っていく費用は予備費も込みで年間 $10000(100万円強)もあれば、十分だと思います.
恐らく、いちばんお金がかかるのが移動で、頻繁に飛行機を利用したり、
安宿のドミトリーに耐えられないという人でなければ、
それほど費用はかかりません.
ビザ代も2桁の単位でドルが出ていくので、結構痛いです.
持ち運び方としては、小額をキャッシュ(現金) 、
残りをトラベラーズチェック(旅行者小切手) で持ち歩くのが
普通でしょう.
そして、一定額以上や予備費は日本に残しておき、
海外送金 や
クレジットカード やCITIBANK 、
国際キャッシュカード を用いて、
現地で補給するのが現実的ではないでしょうか.
持ち運ぶ通貨 は世界の機軸通貨たるUSドルを中心に、
後は旅行する地域にあわせて選ぶのが妥当でしょう.
[通貨]
なんといってもUSドルです.
日本円も強くなったとは言え、円の強いアジアでも田舎ではUSドルしか
両替できない国も多いです.結局、いちばんどこでも使えるのはドルです.
日本円のメリットは何度も両替して手数料による旅行資金の目減りを減らせることです.例えば、ドルで旅行資金を持っていると、円→ドル→現地通貨で、2回両替手数料を取られることになります.円なら、円→現地通貨で1回で済みます.
中国・東南アジアでは日本円はかなり流通していますし、それ以外の地域でも
大都市では円が両替可能な国は多いでしょう.
地域別に強い通貨は、旧植民地の影響が強いです.
アフリカ・中東の一部ではフランスフランが便利な国が多いです.
特に西アフリカ地域の通貨としてフランスフランにリンクしたセファーフラン
を採用している地域では、フランからは手数料なしで両替可能のところが
多くあります.
東欧ではドイツマルクを持っていると便利な場合があります.
旧ソ連ではドルキャッシュ以外はあまり使えません .
トラベラーズチェック(T/C) は
モスクワやサンクトペテルブルグなど少数の限られた都市でしか両替できなく、
両替できても手続きが非常に面倒であったりします.
この状況は徐々に改善しつつあるようですが、今のところ、まだこれからと言った
感じでしょう.
[両替]
手元の限られたお金で旅行を続けるには、為替(両替)レートや手数料に
敏感にならざるを得ません.レートや両替手数料違いだけで、1回分の食事代が浮くことはよくあることです.
一般にはT/C のほうがキャッシュ より
レートがいいといわれますが、T/C があまり普及していない国では
キャッシュ のほうがレートが多いこともままあります.
空港での両替はレートが悪い(または手数料が高い)ことので、空港での両替は小額にして、市中で両替するのがよいとも言われますが、国によっては空港が
いちばんレートがよいこともあるので、一概には言えません.
こう言ってはなんですが、結局、旅行者からの情報収集が大事になってきます.
ガイドブックでは、そういった細かい情報までは
フォローしきれていないのが現状です.
最終的には両替したときに手元に残るお金の額が問題なのですから、
見かけのレートや手数料にだまされないように注意しましょう.
レートがよくても手数料が高かったり、手数料がないけどレートが悪かったり、
手数料が1%で安いと見せかけて、実は最低手数料というのが設定してあって、
小額しか両替しないときには、結局手数料が高くついたり、敵もあの手この手で
攻めてきます.
レートや手数料を聞くよりは、「××ドル両替したら、いくらもらえるのか?(If I exchange XXX$, hou much can I get?)」と聞いた方がいいかもしれません.
両替時の注意ですが、相手が銀行だからといって油断してはいけません.
渡すお札の枚数をごまかしたり、使えないお札や偽札を渡されることもありますので、
用心してください.
受け取ったお金の確認は必ずして下さい.両替後はすみやかにお金を閉まってください.くれぐれも裸のお金を持ってうろうろしないように.
両替する前も、両替するお金や両替に必要なもの(パスポートなど)は、前もって準備しておいて、人目につくところで、貴重品袋 をあさるようなことは避けるべきです.
たとえ、先進国であってでもです.ヨーロッパなんかも昔から観光が発達しているせいもあって、置引き、ひったくりくらいなら、よくある話です.
日本のような安全な国は例外だということを胆に命じて、
安全 に楽しく旅行しましょう.(^^)
[闇両替]
「闇」両替というと響きが悪いですが、外国の中には両替所も闇もほとんど
大差ない国も多いので、あまり大袈裟に考える必要はないと思います.
ただ、国によっては非合法で重い罰の科せられる国もありますので、くれぐれも
牢屋行き、なんてことのないように.(わたしは全然聞いたことないですけど.)
ここでは、銀行や両替所以外での両替を闇両替と呼ぶことにします.
闇両替は、あまりにも公定レートと実勢レートがかけはなれている場合や、
日曜祝日で銀行が閉まっているのにお金が必要なときや、国境や小さな町で
銀行や両替所がない場合に、どうしても必要になることがあります.
通常は現金、それもドルキャッシュ で行われます.
T/C を闇両替できる国もありますが、
その後のT/Cの行方を考えると、T/Cの再発行に響きそうなので、
私はお勧めしません.
国が公定レートを抑えて、あまりにも実勢とかけ離れているような場合には、闇と公定が何倍も離れていることもあります.
国境で次の入国先の通貨に両替する場合には、ドルからの両替もできますが、
現地通貨どうしの交換も大抵できます.
国境で両替する時に限りませんが、闇でのレートを前もって知っておかないと
だまされる原因になります.まめに情報収集しましょう.
足元を見られなければ、闇レートは公定レートより高いのが普通です.(そうじゃないと、闇両替のメリットがない.)
現地通貨どうしの交換の場合は、交換元の通貨に対する需要が多いほど高値で
取り引きされるわけですから、その通貨を発行した国から離れれば離れるほどレートが悪くなっていくのが普通です.
ですから、早めに両替するのが得策です.
あまりにも国境から遠くなると、両替そのものができなくなることが多いです.
米ドルやドイツマルク・日本円のようなハードカレンシー(機軸通貨)ではない、通常の現地通貨はどこでも両替できるわけではないのです.
闇両替の際の注意点は普通の両替 時と同様ですが、
他にも注意する点があります.
始めに両替する額とレート(さらに言えば受取り金額)を交渉して決める.
先に相手からお金を受け取り 、金額を(偽札・使用不能な紙幣なども)確認する.
こちらのお金を渡し、速やかに立ち去る.
相手が警察とグルになっていないか等は、ちゃんと確認しておいてください.
実際には警察と無関係でも「ポリスだ!」と叫んで、こっちの注意を奪っておいて金額をごまかしたりお札をすり替えたり、ひどい場合はそのまま逃げられる場合もあります.
最近、中国などでは日本製の性能のいいカラーコピー機を使った偽札が増えているようです.
路上の怪しい闇両替屋より、お金を持っていそうな商店主や宿の主人と
両替するのがいいと思います.
貴金属店(東南アジアでは華僑がやっている「金行」)では、両替を引き受けてくれるところが多いです.
店を構えている人間と両替すれば、少なくとも相手の居所がしれているわけですから、
路上の人間と両替するより、だまされることはすくないでしょう.
受け取ったお金の確認をするにも、路上で警察の目を気にしながらやるより、腰を据えて確認のできる店のほうがやりやすいです.
相手が怪しいと感じたら、さっさと交渉をやめて、違う人間をさがしましょう.
一人だけ異常に良いレートを提示してくるような場合は、まずなんらかの方法であなたをだまそうとしているのは間違いないです.
[現金]
現金は盗まれたら戻ってきませんので、T/C のあまり使えない国を
旅行する場合など、特殊な場合を除いて、できるだけ小額に抑えるのが賢明です.
そうなると現金が必要になるのは、ビザ 代の支払いや、
闇両替 の必要に迫られたときくらいですので、
好みによりますが、数百ドルくらいで十分ではないでしょうか.
手持ちの現金が減ってきたら、ドルT/Cからドルキャッシュへの両替手数料が
安い国やカジノで、現金を補給しておきましょう.
カジノでは手数料なしでT/C をチップに替えてくれるところが
ありますので、そのチップを再び現金化すれば、手数料なしで現金が作れます.
ただし、旅行者があまりにもそういうことをするので懲りているカジノでは、
この手は使えないこともあります.
ドルキャッシュがあれば、特に円のキャッシュは必要ありませんが、
私は日本に帰ってきたときに、空港から帰るお金がなくて、泣いたことがあります.
ドルキャッシュは発行年度に注意してください.
ドルは新札が出たので、できるだけ新札を手に入れることをお勧めします.
古いドル札は偽札をチェックする磁気や金属線が入っていないので、同じ額でも
市場での価値が低いことがままあります.
同じ100ドルでもレートが悪かったりするのです.
とはいえ、外国で両替したりお釣をもらったりすると、古い札を
押し付けられてしまうのを避けられないときもありますが.
とにかくドルは偽札が多いので、注意してください.
また、身ぐるみをはがされてしまった場合 のことを考えて、
数百ドルの現金を身ぐるみをはがされても、わからないところに隠しておくことも
必要です.
このための現金は存在しないものとして、最後の命綱として隠しておいてください.
詳しくは貴重品 の項に譲ります.
[トラベラーズチェック]
トラベラーズチェック(T/C)のメリットは何といっても、再発行できることです.
ですから、再発行を考えたT/C選びが重要です.
American Express(アメックス) や
CITICORP 、
Thomas Cook
(VISA及びMasterと提携)、あたりがお勧めです.
VISAもいいですが、住友ビザはお勧めしません.再発行が全然ダメです.泣いてる人は多いです.VISAのT/CならInterpaymentをお勧めします.
T/Cの再発行を考えると、日本ローカルのT/Cより、世界的なところのT/Cの方がよいでしょう.
いちばんのお勧めは、American Express です.
世界各地にオフィス があり、
そこではアメックスのT/Cは基本的に手数料なしで両替してくれます.
ちなみにアメックスのオフィス の載った冊子は、
請求すれば送ってもらえると思います.
フリーダイヤル0120-005-004 に聞いてみて下さい.
また、アメックスのオフィス では、アメックスのT/Cかカードを持っていれば、旅行者宛の手紙 を1ヶ月まで無料で預かってくれます.
(持っていなくても有料で預かってくれますが.)
さらに、私が最大のメリットだと思うのが、大きな金額のT/Cを手数料なしで、
小額のT/Cに替えてくれることです.
(例:$500X1枚→ $50X10枚)
トーマスクックやシティバンクでも場合によってはやってくれるようですが、オフィスの数からいって、アメックスがいちばん便利でしょう.
長期の旅行の費用をすべてを小額のT/Cにすれば、かなりの厚みになります.
それではかさばるし、外から貴重品 のありかがばれてしまい、
安全上 も好ましくありません.
そこで今のところ使う予定のない分は大きな額のT/C($500,$1000)で持っておき、
小額のT/Cが不足してくる前に、アメックスのオフィス で
T/Cを崩すという手段を、私はとっていました.
という理由で、私の一押しはアメックスのT/Cなのですが、
手持ちのT/Cを1つの会社のT/Cだけにしてしまうのは、よくないでしょう.
他の会社のT/Cも必要です.
銀行・両替所によってはすべての会社のT/Cを受け付けてくれるわけではないこと、
再発行の際に、一社のT/Cしか持っていないと、そこがなかなか再発行してくれない
場合に困ることなどがその理由です.
T/Cの闇両替 は、「闇両替 」の項で述べた様に再発行のことを考えると、お勧めしません.
インドなどでは、カウンターサインをしてないT/Cでも、
半値ほどで闇 に飛ばせるので、T/Cを闇 で
さばいて、盗まれたことにして再発行もするといういけない人もいます.
T/Cは作る際に1%の手数料がかかりますが、大金をT/Cを購入するときは、結構馬鹿にならない金額です.100万円の1%は1万円ですから.
一部の銀行では、学生向けにT/Cの手数料を割引いています.
シティバンク では
シティバンクに口座を持っていれば、シティコープのT/Cを作る手数料は不要です.
アメックスのT/Cがどこで作れるのかは、
American Express に電話(0120-005-004) で聞けば教えてもらえます.
銀行の他、旅行代理店、郵便局などでも作れるところがあります.
T/Cの控え(Purchase Agreement)はT/Cとは別の場所にしまっておきます.
T/Cが盗まれたときに、再発行するために必要です.
控えは日本の連絡先(実家など)に置いていけば、全てを盗まれたときにも安心ですが、
たまにT/Cの両替時に控えを必要とする銀行もあります.
控えはT/Cとは別に持っておき、控えのコピーを日本に置いていくといいと思います.
控えさえも盗まれてしまったときのために、
T/Cの番号 と購入日時・場所 や盗難・再発行時の連絡先 を別にメモして万一に備えましょう.
同じものは、必ず 日本の連絡先(実家など)にも残しておきましょう.
これらがわからないと再発行が遅くなり、下手すると再発行してもらえないこともあります.要注意です.
[海外送金]
海外送金の受取りについては、国ごとにかなり異なってきます.
邦銀があるところでは邦銀に送るのが楽なことが多いですが、
無いところの方が圧倒的に多いのは言うまでもありません.
受取りもドルキャッシュでもらえる場合もあれば、現地通貨のこともあり、
ブラジルのように最初からいきなりT/C の場合もあります.
ドルで受け取っても、結局、T/C を買うのに現地通貨でしか
買えず、ドルを現地通貨に両替しなければいけないこともあります.
(日本国内の例を考えれば分かるが、ドルキャッシュを持っていたとしても、
ドルのT/Cはドルキャッシュでは買えず、日本円で買わなければならない.)
受取り通貨の種類 や当地でT/Cが購入できるかどうか は、よく確認してから送金を受けたほうがいいでしょう.
海外送金の難点は、日本にいる誰かに送金の手続きを取ってもらわなければならず、
また、今後の自分の移動予定を見越して
送金先を決めて連絡を取らなければならないことです.
これは結構、いやかなり面倒くさい.
いついつまでに××に行くから、そこへお金を送っておいて、と
年老いた母に頼み(笑)、送金先の銀行は年老いた母が送金手続きをしてみないと
どこの銀行で受け取れるのかもわからない.
しかし、数年に渡る長期旅行者は、大抵、送金で旅行資金を補給しています.
クレジットカード やシティバンク 、
国際キャッシュカード は、レートが悪く、実質的な手数料が高いせいもあるでしょう.
国際キャッシュカードは小額の場合は便利ですが、換算レートが悪く、沢山引き出すと、実質的に手数料が高くつきます.
具体的には、ほとんどの国際キャッシュカード はTTS(電信売相場)+3%くらいのレートです.(シティバンク以外は、さらに1回200円とかの手数料がかかる.)
T/C はTTS+1%の手数料というのが普通ですから、T/Cとの比較で2%損です.
海外送金は通常TTSで計算して+手数料だと思うので、
海外送金の手数料が、送金額の3%くらい以下なら、確実に海外送金の方が得だと思うのですが‥‥.
2%,3%というと大したことないように思えますが、100万円送金してもらったら、
2万、3万ですので、馬鹿にはならない金額だと思います.
小額ではカードのほうが便利で得でしょう.
郵便局でも国際送金ができます.口座宛の送金と住所宛送金があります.住所宛の送金は為替証書を受取人の住所宛に航空便で送ります.受け取ったら、為替証書を現地の郵便局に持って行けば、換金してもらえるシステムです.
銀行を使った海外送金の受け取りには大抵、パスポート番号が必要です.
旅行者は現地に口座を持っていないため、代わりにパスポート番号が必要とされることが多いのです.海外送金はどこででも受けられるわけではありませんので、送ってくれる人によく確認してもらってください.
(こういう連絡のときは、電話 よりFAX やE-mail の方が便利ですね.)
邦銀(東京三菱など)の支店があれば、多少手続きが楽です.
日本での手続きとしては、外国為替を扱う銀行の海外送金窓口で『請求払い』と申し出て、所定の用紙に受取人の氏名・パスポート番号・滞在先の住所、送金先の銀行名・所在地、送金額などの必要事項を記入して出します.
受け取り通貨として現地通貨以外を指定すると、余計に手数料がかかることもあります.
どの通貨がいいかは、先にも述べたようにその国の為替のシステムによりますので、慎重に選択してください.
送金時のレートは普通、TTSと呼ばれる電信売相場が使われますが、送金するときによく確認してください.
[クレジットカード]
あなたが仕事を辞めて旅に出るのなら、仕事を辞める前にクレジットカードは作っておきましょう.
一度作ってしまえば、よっぽどのことがない限り自動的に更新されていくので、大丈夫です.
社会からドロップアウトしてしまうと、クレジットカードはなかなか作れないのです.
海外で流通度が高いのはMasterとVISAです.
American Express は高級店が多いので、流通度としてはいまいちです.
JCB はまだマイナーです.
東南アジアではまだなんとかいけますが、それ以外ではなかなか難しい.
いざというときに使えないカードは持って行く意味がありません.
MasterとVISAの流通度は同じくらいですが、私の実感としては、
Masterはヨーロッパ地域で強く、VISAはそれ以外で強い気がしました.
Amexは普通のお店で使えるところは少ないのですが、
カスタマーサービスが強力です.
再発行は迅速ですし、何といってもAmexのカードを持って入れば
AmexのオフィスでT/Cをカードで買えるのです.
年会費は1万円以上しますが、海外旅行保険 も付いているし、
保険代だと思えば高くはないかもしれません.
クレディセゾンとAmexのジョイントカードはAmexとしては年会費が安め(3000円)です.
セゾンカードでMasterやVISAを作れば、年会費は無料ですが、
MasterやVISAの表示が小さくなるので、お店で買い物をするときには
信用度がいまいちになることがあります.
キャッシングは海外送金 に比べ、面倒な手続きが
必要無いのが魅力的です.
金利がかかるのでシティカード など国際キャッシュカード に比べ不利ですが、換算レートはクレジットカードの方が得です.
CITIBANK のVISAカード・MasterカードはTTS+1.63%、Amex はTTS+1.0%、JCB はTTS+0.5%です.
レート的にはJCBがいちばん良く、次にAmexがいいのがわかります.
海外でお金を引き降ろすと、大体4.5%くらいは利子を
とられるようです.
もちろんキャッシングをした時点から、決算される時点までかかる日数によります.
全てのカード会社を調べたわけではありませんが、海外キャッシングの年利は27.8%です.
短期の旅行であれば、キャッシングをしてから「繰り上げ返済」をすれば、利子がつく前に返せるので、レートも悪くないし得します.
クレジットカードは、盗難にあって不正利用された場合でも補償が付いているのが普通ですが、国際キャッシュカード には補償はありません.
ただし、富士銀行の富士ファーストクラブ に入っていると、海外国内を問わず、キャッシュカードを不正使用されたときに補償してくれる[キャッシュカード盗難保険] という保険がついています.
クレジットカードを持っているということは、海外では一定以上の身分であることを示すことになるので、身分証明に役立ったりします.最近は写真入りのカードも増えてきました.
手持ちのお金が少なく、入国を渋られていたときに、クレジットカードが出てきたので
見せてみたら、急に態度が変ってあっさり入国できたという例もあります.
2,3ヶ月ですが、海外旅行保険 のついているカードも多いですし、クレジットカードはできれば持っておいたほうがよいアイテムだと思います.
しかし、これは日本でも言えることでしょうが、クレジットカードで買い物をするのはやめたほうが賢明です.
手持ちのお金が減らないので、ついつい高額なもの(じゅうたん・宝石等)にも手を出してしまいます.(詐欺にあう原因にもなる.)
カードを使わないと買えないような高額なお土産は、本当は必要のないもののような気がします.
また、クレジットカードのデータが悪用されたり、金額を水増しして請求される危険もあります.
クレジットカードでの物品購入時にカーボン紙を使ったら、必ず後で破棄してください.
料金を二重三重に請求される恐れがあります.
せこい手口では、ゼロを増やして請求するというのがあります.
また、ある国際電話会社では、クレジットカードの番号と本人の(日本の)電話番号合わかれば、国際電話がかけられてしまいます.
クレジットカードの使用には十分気を付けてください.
クレジットカードの不正使用は、補償してくれるカード会社が多いので、
確認しておきましょう.
CITIBANKのキャッシュカード を含めた国際キャッシュカード の不正使用には、クレジットカードと違って、通常補償がありません.
クレジットカードの場合も、番号と有効期限、盗難・紛失時の連絡先はメモ
しておきましょう.
[CITIBANK]
国内で預金を引き出すのと、同じ感覚で使えて便利なのは
シティバンク です.
シティバンク
に口座(日本円.外貨預金は引き出せない)があれば、
海外のATMで現地通貨 を引き出すことができます.
しかも、預金の引き出しや
残高照会に手数料はかかりません .
レートはその国での現金売りのレートにほぼ等しいということですが、結構悪いレート だったりします.
USドルに関していえば、TTS+3円 (中値+4円)、つまり電信やT/Cのレートより、3%くらい悪いということです.
シティバンクのATMおよびシティバンクと提携しているATM (CIRRUS等)で利用できます.
CIRRUSのATMは、Master Card ATM Locator で調べてみて下さい.
現在では利用可能な国は約75ヵ国で、30万4000台のATMが利用できます.
利用可能な地域は日本,
アメリカ合衆国 (ハワイ,グアム,サイパン,アラスカ,プエルトリコ を含む),
カナダ,メキシコ,ベネズエラ,イギリス,ドイツ,ベルギー, フランス,スペイン,ギリシア,
香港,台湾,マレーシア,シンガポール, インドネシア,オーストラリア,ニュージーランド,
他計75ヶ国ということです.
(1997年8月4日調べ.シティバンクでは冊子を出していたので、聞いてみて下さい.)
インドなんかには使えるATMはほとんどないのですが、東欧やトルコ、タイなど、
先進国以外でも引き出せる国があるので、利用価値はあります.
欠点は
預金残高が30万円未満だと、口座維持手数料が月々2100円かかる
利用可能なATMは、先進国が中心である
引き出しが現地通貨である
換算レートが悪い
ことなどです.
30万円以上も死に金を残しておくのは少々きついし、
また、引き出せる国はまだ限られています.
現地通貨での引き出しも、小額であればよいのですが、
旅行資金の補給という観点からは、
ドル等の機軸通貨への再両替が面倒で手数料もかかります.
国内では、
シティバンクのATM は24時間利用可能で便利ですが、数が少ないのが難点です.
(提携している金融機関のATMからは利用可能ですが、預金残高が100万円以上ないと手数料がかかります.)
しかし、こうした点を考えても、利用価値はあると思います.
面倒くさい海外送金手続きが不要であるし、
旅行資金の直接の盗難からは逃れられるからです.
使い方としては、旅行資金に余裕がある場合、
予備費を預けておくというのがいいかもしれません.
ちなみに金融ビッグバンをにらんでか、97年秋から一部の邦銀も
シティカードと同様のサービスを始めました.詳しくは国際キャッシュカード の項をご覧ください.
また、口座維持手数料を払ったり、口座に30万円もの死に金を残しておくのが嫌な人は
同様のワールドキャッシュ を利用する手もありますが、
こちらは残念ながらシティカードに比べてちょっと不利です.
シティカードについて詳しくはシティバンクの
シティカードのページ か
フリーダイアル 0120-50-4189 (24時間365日受付中)でどうぞ.
[国際キャッシュカード]
金融ビックバンの影響か、最近はちらほら海外での引き降ろしが可能な国際キャッシュカードを出すところが増えてきました.
各会社によって、特徴は微妙に異なりますが、基本的には同じです.
カードの発行手数料(1050円くらい)がかかる
引出手数料(1回200円・税込みと税抜きの所がある)、残高照会料(1回100円・左に同じ)がかかる.
両替レートが悪い(ドルの場合、中値+4円くらい)
1日の引出し限度額 50万円
シティバンクのシティカードに比べた利点は、月々口座維持手数料を払ったり、
30万円もの死に金を口座に残しておく必要のないことです.
両替レートは会社によって決め方が少しずつ違いますが(さくら銀行では中値×1.01+3円)、結局どこのカードでも(USドルは) 中値+4円くらいです.
これは、電信・T/Cに比べて約3%、ドルキャッシュに比べて約1%、不利なレートです.
そのうえ、引出しや残高紹介に手数料がかかります.
大金を持たずに済む=こまめに引き出すことになるのに
こう手数料がかかっては、クレジットカードのキャッシング の
ほうが、便利ということになりかねません.
ただ、T/Cの両替手数料が高い場所では、意外と利用価値があると思います.
各カード別の特徴を以下にまとめます.
CITIBANKワールドキャッシュ
有効期間は最初の入金から2年間.
ワールドキャッシュ用の特別な口座を作る.預け入れ限度額 100万円.
紛失時に緊急再発行.近くにトラベルデスクがないときは、フェデラルエクスプレスでカードを送ってくれる.
レート:TTS+3円
ATM:Cirrus
問い合わせ先:03-5245-4689
郵貯ワールドキャッシュカード
CITIBANKのワールドキャッシュとのジョイントカードなので基本的には同じ.
郵貯口座から引き落とし.事前に保留設定(海外での利用金額の設定)が必要.
カードの発行手数料 525円(半額!)
レート:TTS+3円
ATM:Cirrus
問い合わせ先:044-540-1770
郵貯《セゾン》VISAカード
郵便貯金とセゾンのVISAカードのジョイントカード.
クレジットカードだが、キャッシュカードとして郵貯口座から引き落としも可能.
事前に保留設定(海外での利用金額の設定)が必要.
カードの発行手数料 0円(年会費も0円)
レート:TTS+?円
ATM:PLUS
問い合わせ先:044-540-1770?
富士インターナショナルキャッシュカード
普通預金口座とは別の貯蓄預金口座(ちょっとだけ金利がいい)から引き落とし.
1日の引出し限度額を設定できる.
レート:TTS+3円
ATM:Cirrus
問い合わせ先:0120-223875
さくら銀行キャッシュパスポート
普通預金口座から引き落とし.
"for TRAVEL"と"for EXECUTIVE"があり、違いは国内での引出しの可不可くらい.
レート:中値+1%+3円
ATM:Cirrus
問い合わせ先:0120-506390
住友銀行国際キャッシュカード
普通預金口座から引き落とし.
レート:TTS+3%
ATM:PLUS
問い合わせ先:0120-286-086
三和インターナショナルカード
事前に海外利用金額(最高100万円)の設定が必要.
事前に海外での利用期間も設定する.最長で3ヶ月
レート:中値+3%
ATM:PLUS
問い合わせ先:0120-30-9119
第一勧銀トラベラーズマネーカード
レート:中値+3円くらい・現金売と同じくらいを目安に.
ATM:PLUS
問い合わせ先:0120-860-810
海外での引き出しの際には、その国の現地通貨になります.
使えるATMはCirrus(Master Card系)AのTMとPLUS(VISA系)のATMの2種類にわかれています.
富士のカードだけは限度額が設定できるので、昏睡強盗 などにあって、万一、暗証番号がばれてしまった場合の被害を抑えることが出来ます.後、おまけにKDD の国際電話カードがついてきます.
ワールドキャッシュはIDC の国際電話機能(キャッシュレスでかけれる)が利用できます.
三和のカードは他のものに比べ、レートで1%程度、得なのですが、利用できる期間が短く、長期旅行には不向きです.テレフォンバンキング、つまり電話をすることによって期間を伸ばすことはできますが、国際電話代は自己負担です.
第一勧銀のカードもレートで1%程度得なはずですが、正確なレートは引き降ろしてみないとわからないということでした.
ここに挙げた数字も変わるかもしれませんので、使われる際には、自分でしっかり確かめて下さい.いずれにせよ、国際キャッシュカードのレートが現金売よりいいということはありませんでの、TTS(電信売)に比べたら、損なことは確かです.
CITIBANKのキャッシュカード(Citicard) を含めた国際キャッシュカードの不正使用には、クレジットカード と違って補償がないので、十分注意してください.ただし、富士銀行の富士ファーストクラブ に入っていると、海外国内を問わず、キャッシュカードを不正使用されたときに補償してくれる[キャッシュカード盗難保険] という保険がついています.
→ VISAカードATMの設置場所
→ マスターカードATMの設置場所
目次 に戻る
保険
海外旅行保険には入らないという人もいますが、大体元は取れるので、私は入るべきだと思います.
万一、入院するはめになったときの入院費用は、非先進国でも馬鹿にならないものがあります.ましてや先進国で倒れた場合には、個人では負担しきれない額がかかるかもしれません.肝炎では1ヶ月くらい入院することもあります.
また、盗難 や強盗 に絶対会わない方法が
あるわけでもありません.
留学ではないただの旅行の場合、1年以上の海外旅行保険は、まずかけられません.
その場合、1年間の保険をかけて、1年後に延長(実質的には新規加入になる)という形になります.
その手続きは、日本にいる代理人(家族など)でもよいとする会社と、
延長不可、もしくは本人の手続きが必要(=一度帰国しろ)というふざけた会社とがありますので、注意してください.
日本の保険会社は、長期の旅行者を敬遠しつつあります.
保険金はセット商品だと高くつきますが、各項目別に「バラ掛け」することによって、
金額を抑えることができます.
現在、保険会社はこの「バラ掛け」も引き受けたがらない傾向にあります.
特に長期の保険では引き受けてくれないところが多いです.
しかし、別に本当に引き受けが不可能な訳ではなく、長期の海外旅行保険、しかも
「バラ掛け」はもうからないので、引き受けたくないのです.
強い態度に出るか、細かく保険会社を当たるか、保険会社に勤めている友人に当たったりすれば、必ず引き受けてくれるところはありますので、根気良く探しましょう.
現在のところ、JTBで受付をしているJi保険会社 では、1年間までのバラ掛けが可能ですので、どうしても引き受けてくれる会社がない場合には、有効でしょう。
保険の各項目は、傷害治療費用、疾病治療費用、賠償責任、傷害死亡/後遺障害、疾病死亡/後遺障害、救援者費用、携行品です.
私の場合、自分が死亡した後のことは海外旅行保険でまかなうものでもないと思っているので、傷害死亡や疾病死亡を抑えて、また、賠償責任、救援者費用も少なくして、保険金を安く済ませました.
保険の各項目で、いちばん受け取る可能性があるのは、
疾病治療費用と携行品でしょう.
携行品損害 に関しては、一品目につき最高10万円まで しか出ません.また、保険金の支払いは購入時の金額に査定が入った金額(購入してから1年で10%減とか)となります.
パスポートが盗難にあった時には、パスポート再取得費用と
再発行してくれる在外日本公館までの交通費、再発行されるまでの宿泊費が
保険から出ます.(限度はありますが.)
このことは保険の規約をよく読むと書いてあります.
ワルシャワで盗難にあったある旅行者は、ユースホステル に
泊まっていたのに、次の日から駅近くの高級ホテルに移っていきました.
ちなみに彼は中南米で何度かやられたので、そのことを知っていたそうです.
救援者費用 は付き添いの交通費や宿泊費も出るので、2人で旅している場合には役立ちそうなのですが、実は7日以上の入院にならないと適用にならない ので、意外と使えません.例えば、付き添いで病院の近くの高級ホテルを用意してもらっても、入院が7日未満で退院することになれば、ホテル代は自腹を切ることになってしまうからです.
しかし、掛け金そのものがそんなに高くないので、かけておいてもいいでしょう.
賠償責任 なんて必要ないように思いますが、結構ホテルの備品を壊したり、部屋でボヤを出しそうになったり(蚊取線香やロウソクを使うせい)、ということもあるので、これもかけておいてもいいでしょう.
保険の金額は役所の許認可事項なので、どこの会社もほとんど同じです.ちょっと前までは、全く同じでした。
よって現地での対応の良さと、支払いの良さで決めるのがよいでしょう.
AIUは外資系だけあっていちばん対応がいいように思えます.
マイナーな保険会社では、現地のオフィスや提携病院が全然ないこともあります.
支払いが良いのは、ある損保に勤めている人によると、AIU>東京海上>三井海上の順でで、住友なんかは渋いそうです.あくまで噂です.
保険金の受け取りは、海外で受け取る場合と帰国後に受け取る場合とがありますが、
海外で受け取ったほうがよいと思います.
海外で受け取ると現地にしばらくの間、釘付けになりますが、帰国後の受け取りにすると
領収書など用意する書類が面倒になります.
(さらにいうと受け取り金額が少なくなる可能性があります.)
海外での受け取りの場合、現地に銀行口座がないとダメなことがあります.そういう場合は、思いきって現地に口座を開いてしまってもいいですし、海外で引き降ろし可能なシティバンク などの日本の口座に
クレジットカード には、
2,3ヶ月の海外旅行保険のついているものがあります.
2,3ヶ月以内の旅行なら、海外旅行保険に入るより、
年会費を払ってクレジットカード を申し込む方が安かったりします.
それ以上の長期の旅行でも、海外旅行保険を二重に受け取ることはできないので、
クレジットカード の保険に入っておいて、それが切れるところから
自分で海外旅行保険を掛けることができます.保険会社に聞くとできないと言われることも多いですが、事実上、問題ありません.
ただ、クレジットカードのみでは保険証券の代わりにならず、旅行中の保険金の受取りができなかったり、キャッシュレスでの治療(保険の範囲については一切お金を出さないで治療が受けられる)ができなかったりするので、注意しましょう.
クレジットカードの保険を使おうと思っているならば、ちゃんとカード会社に保険の使い方を確認しておくのが賢明です.
上にも書いたように、日本では保険金額は、掛け金が同じなら会社が違ってもほとんど同じです.
ですから、どうせ保険を掛けるなら、長期の「バラ掛け」および
保険期間の延長が可能で、海外に拠点が沢山あり、
キャッシュレスで治療できる提携病院が多い保険会社を選びましょう.
ツアーの海外旅行保険でがっぽりもうけているくせに、個人の旅行者を冷遇する
保険会社とは、将来あなたが偉くなっても、取り引きしないでくださいね.
目次 に戻る
各種証明書等
[運転免許証]
海外を旅している間に運転免許証が切れてしまったら、
免許はまた一から取り直さないといけないのだろうか?
大抵の旅行者が直面する問題ですが、海外にいる間に免許の有効期限を迎えても、
日本に帰ってきてから、パスポート等で外国にいたため更新手続きができなかったことを
証明すれば、無事に免許は更新できます.
ただし、帰国した日から1ヶ月以内 に
手続きをしなければいけません.
また、免許証が失効してから3年以上たっていると、
更新はできない ということです.
免許証は失効期限が来ていなくても、書き換えることができます.
3年以上旅行する人は、旅に出る前に書き換えていったほうがいいかも知れません.
外国で車を運転するには、国際免許証 というものがありますが、
日本と相互協定を結んでいる国でしか通用しません.
相互協定を結んでいる国でも、現場の警官が国際運転免許証自体を知らないことも多く、
トラブルになることもあります.
実は海外でバイクなんかに乗る場合は、無免許でもなんだか平気な国も多く、
いいかげんなので、特に免許を持っていく必要もないかもしれません.
また、国際運転免許証の有効期間は取得日から1年間なので、1年以上の旅行者は
結局、免許が無くなってしまいます.
国際免許証の申請に必要なものは以下のとおりです.
運転免許証(有効期限1年以上)
パスポート
国際運転免許証申請書
写真 1枚 (タテ5.0cm×ヨコ4.0cm)
認め印
2700円
各都道府県で、申請場所や必要書類が異なることもあるそうなので、
確認してください.
申請先は、住民登録がしてある都道府県の公安委員会か、運転免許試験場です.
主な運転免許試験場の電話番号です.
鮫洲運転免許試験場
03-3474-1374
江東運転免許試験場
03-3699-1151
府中運転免許試験場
0423-65-5000 (テープ案内)
門真運転免許試験場
06-908-9121
光明池運転免許試験場
0725-57-0040 (テープ案内)
[国際学生証]
英語ではInternational Student Identity Card (ISID Card)と言います.
メリットは学割がきくことです.
とはいえ、学割してくれるところは限定されますし(入場料等)、そもそも中国のように
その存在を理解しない国には、もとより無駄です.
でも、例えばパキスタンのように、国際学生証があれば鉄道運賃が半額になるといった
割引もあります.
ヨーロッパでは航空券の割引に大きな力を発揮することもあります.
博物館や遺跡の入場料に学割のある国は多いです.
ヨーロッパでは国際学生証を持っていても、25歳以下でないと入場料割引がないところが多いです.
バンコクのカオサンストリート では、偽学生証が売られていたりします.しかし、今売られているものはペラペラで、すぐ偽物とわかってしまうものだそうです.
また、ハンガリーのブタペスト、トルコのイスタンブール、エジプトのカイロ(最近になってカイロでは出来なくなったという話です)などでは、学生じゃなくても、なぜか国際学生証が作れてしまいます.
国際学生証は99年度のものから、横型になりました.
ちなみに、日本国内で正式に国際学生証を取得するには、
大学生協かユースホステル協会 で、申し込みます.
一部の旅行代理店でも扱っています.
有効期間は1年間です.
在学証明書または学生証のコピー 1枚
写真 1枚 (タテ3.5cm×ヨコ3.0cm)
申込書
1430円
が必要です.
直接いけば、その場ですぐもらえます.
参考までに大学生協事業センターの紹介をしておきます.
大学生協事業センター
〒168 東京都杉並区和田3-30-22 大学生協会館4F
Tel. 03-5307-1156
大学生協事業センター 大阪営業所
〒532 大阪市淀川区西中島4-9-26 生協会館新大阪8F
Tel. 06-885-6080
大学生協事業センター 九州営業所
〒812 福岡県博多区千代2-21-18 田原ビル
Tel. 092-643-2131
[国際青年証]
国際青年証の存在は、国際学生証などに比べて知られていないと思います.
国際青年証も持っていれば、入場料や運賃の割引が受けられるカードです.
26歳未満(25歳以下)なら、学生でなくても誰でも作れます.
ヨーロッパやトルコなどでは結構使え、国際学生証より国際青年証のほうが
役に立つ気がします.
ヨーロッパでは、鉄道運賃は学割ではなく26歳未満割引だったりします.
(ちなみに国際青年証がなくても、パスポート何かで26歳未満だと分かれば
割り引いてもらえる場合もあります.)
逆に博物館などでも、国際学生証を持っているだけでは学割は効かず、学生であり、なおかつ26歳未満でないと、割引いてもらえないところが圧倒的に多いです.
これは、あまりにも偽学生証が出回っているせいだという噂です.
トルコでは国際青年証があると、高い入場料が無料になったり、半額になったりします.航空会社によっては航空券のユース割引もあります.
(国際青年証はイスタンブールで作れます.)
日本国内で作る場合には、ユースホステル協会 (一部では取扱なし)に申し込みます.
必要なものは以下のとおりです.
身分証明書 (パスポートおよびパスポートのコピーでも可)
写真 1枚 (タテ3.5cm×ヨコ3.0cm)
手数料 1050円
[ユースホステル会員証]
アジアなどでは安宿がたくさんあるので、ユースホステルに泊まる必要は
ほとんどありませんが、物価の高い先進国に行った時には、
やはり安い宿泊設備はユースホステルです.
西ヨーロッパでは15〜20ドル、高くて25ドル程度です.
ユースホステル会員証がなくても泊まれるところもありますが、
厳格なところでは非会員は泊めてくれません.
非会員でもその国で会員になれないこともありません.
だから、西ヨーロッパに絶対行くという場合以外は、必ずしも日本から持って行かなくてもよいでしょう.
現地での取得は申し込んでから、泊まる度にスタンプをもらい、スタンプが6個たまると会員になれるという所が多いです.
東欧やアジアには、ほんとにユースホステルなんだかよくわからない
いんちきユースホステルがよくあります.
日本のユースホステル協会
のページも見て下さい.
The Internet Guide to Hostelling のページにも
ユースホステルの紹介があります.
世界各地のユースホステルの所在地は、
各地のユースホステル協会 で売っている
国際ハンドブック(第1巻ヨーロッパ編、第2巻ヨーロッパ以外:定価各1550円)
に載っています.
国際ユースホステル協会
のホームページにも載っています.
日本国内でのユースホステル会員証の申請に必要なものは、以下のとおりです.
氏名と住所を確認できる書類 (身分証明書、運転免許証など)
写真1枚 (タテ3.5cm×ヨコ3.5cm)
登録会費 (年齢等によって異なる)
申し込みは
日本ユースホステル協会
〒101 東京都千代田区三崎町2-20-7 水道橋西口会館内
Tel. 03-3288-1417
などのユースホステル協会でどうぞ.
日本ユースホステル協会以外の
各地のユースホステル協会所在地 も参照してください.
また、インターネット上でも申し込めます.
詳しくはこちらへ .
ところで、厳格なユースホステルでは「ロックアウトタイム(締め出し時間)」が
あって、昼の一定の時間は宿から締め出されてしまいますが、
病気で伏せっている場合でも締め出されてしまうのでしょうか?
体験した人がいたら、教えて下さい.
[ユーレイルパス]
ヨーロッパ(主に西欧)の鉄道 が乗り放題のユーレイルパスは有名だと思います.
しかし、その元を取るのは意外に大変です.
毎日でも乗っていればいいのですが、時間のたっぷりある長期旅行者は、
そんなに移動する必要もないし、する人もいないので、まず元は取れないでしょう.
旅行をすることより、元を取ることに一生懸命になってしまっては、旅行に行った意味がありません.
現地では買えないとされていますが、現地でも買えないこともありません.
ただ、その場合種類が限られることが多いので、自分の希望のものが手に入るかどうかわかりません.
ユーレイルパスによく似た切符で「インターレイルパス」というのがあります.
同じく乗り放題の切符で、しかも適用される国が多く、チケット代も安いので
言うことなしです.
本当はヨーロッパにある年数以上居住している人しか買えない切符なのですが、
ハンガリーでは、旅行者でも購入ができました.
ただ、現在も利用できるかどうかはわかりません.
もし、現在も利用可能であるなら、ユーレイルパスよりお勧めです.
また鉄道ではなく、ヨーロッパの主要都市を結ぶユーロラインというバス会社のパスもあります.
しかしパスはどんなものにしろ、短期集中の旅行者以外で元を取るのはなかなか大変です.
目次 に戻る
移動
旅とは何でしょうか?知らない土地を移動すること?
移動することだけが旅ではないでしょうが、移動は旅の重要な一部です.
しかし、しっかり自分の目的を持って旅をするか、
五感を開放して旅をするのでなければ、
旅はただの移動で終わってしまうこともあります.
ガイドブックを読むのに忙しくて、外の景色を忘れていませんか?
[飛行機]
飛行機の切符は旅行代理店か、直接飛行機会社のオフィスで買います.
日本から出発するときの格安航空券 の入手方法は、後で述べます.
チケットにはオープンチケットとフィックスチケットがあります.前者はチケットの有効期間があり、期間内であれば復路のフライトの日付を変更できるものです.後者は日付の変更はできません.
オープンチケットは日付が変更できると言っても、混み合う時期で空席がなければ、予約が入れられないので変更がききません.また、フライトの72時間前まで にリコンファーム (Reconfirm)をしなければなりません.この予約の再確認をしないと、フライトがキャンセルされてしまいます.(最近、リコンファームの必要のない航空会社も出てきましたが、やっておくに越したことはないでしょう.)
リコンファームは電話か直接航空会社のオフィスに出向いてします.電話の場合は担当者の名前 を忘れず聞きましょう.リコンファームしたのに、当日空港でしていないと言われることがよくあるからです.オフィスでリコンファームをすると、普通チケットにスタンプ押すかシールを貼ってもらえます.
リコンファームをしたのに、当日空港で「お前はリコンファームをしていないから席がない」と言われたら、猛烈に抗議しましょう.大抵どうにかなるはずです.そのためには早めに空港に着いているべきです.
また、裏技として、オープンチケットで予約が取れていないのに、当日空港に行って、「私は確かに(電話で)リコンファームした.予約が入っていないというのはどういうことだ!」と詰め寄って、飛行機に乗せてもらう手があります.リコンファームをうっかり忘れてしまったときにも使える手です.
フライト当日は、飛行機のフライト時刻の2時間位前(チケットをもらうときに確かめよう)には、空港へ行きます.(国内線はそんなに早く行かなくてよいことが多い.)
深夜0時過ぎの便だと、出発の日付を間違える人がたまにいます.14日の午前1時フライトの場合、前日の13日の夜中には空港に行かなければなりませんが、勘違いして14日の夜に空港に行き、飛行機はとっくに出発した後という笑い話が結構あります.
大きな町だと国際線用空港(International Airport)と、国内線用空港(Domestic Airport)が分かれていたり、飛ぶ方面別に空港が違うことがあるので、注意して下さい.
(東京では羽田と成田、成田も航空会社によって第1と第2に分かれていますよね.)
大抵の空港では、空港税(Airport Tax)や空港使用料を払わなければ行けません.
前もってチケット代とともに、空港使用料を徴収される場合もあります.
空港に着いたら、掲示板を見て、自分の乗る航空会社のカウンターに行き、搭乗券(Boarding Pass)をもらい、大きな荷物(大抵20Kgまで)は預けます.
このとき、窓側(Window Side)や通路側(Aisle Side)、喫煙席(Smoking Seat)や禁煙席(Non-smoking Seat)といった指定をします.
預けた荷物は、自分の目的地の空港で受取りますが、たまに紛失されることがあるので、
荷物は極力小さくして機内に必ず持ち込むようにしている人もいます.
失くなる可能性は、経由する空港や使う航空会社(アエロフロートは危ないらしい)
などによります.
飛行機の経由によっては、乗り換えする町で、泊まらなければいけないことがあります.
同一航空会社で行く場合は、トランジットホテルを航空会社側で用意するのが、普通です.(お金はかかる)
(アエロフロートのモスクワ、ビーマン・バングラディッシュ航空のダッカなど)
飛行機の整備不良などで、フライトが遅れたり、翌日に延びた場合には、
普通は航空会社側で食事を用意したり、ホテルを用意したりします.もちろん無料.
そういうトラブルがあったときは、ちゃんとカウンターに行って、主張しましょう.
主張しないと何もしてもらえないかもしれません.
飛行機にはオーバーブッキング というものがあります.要するに座席数以上の予約を入れてしまっているために、予約したのに乗れなくなる人が出てくる状態です.早めに空港に行ってチェックインしてボーディングパスをもらっていれば問題ありませんが、遅く行くと席がもうないことがあります.その場合でも、オーバーブッキングは航空会社側のミスですから、泣き寝入りしないで強く主張すれば、他の便に振り替えてくれたり、補償金をくれたりします.向こうのミスですから絶対こちらから引かないでください.
オーバーブッキングに限らず、トラブったときはなるべく主張するべきです.何も言わないと放っておかれるだけになってしまいます.日本人はあまり強い態度にでないのをいいことに、オーバーブッキングなると日本人の予約から切っていくひどい航空会社もたまにあります.
飛行機は速い乗り物ですが、近距離の場合、時間だけを考えると値段に対して
そんなに得ではないことがあります.
大都市では飛行場は郊外にあるので、行くまでに時間がかかる.
また、フライト時刻の2時間前までにチェックインしなければいけないことが多いので、
両方合わせて、フライト時刻の3時間以上前に
宿を出なければいけないときもあります.
[鉄道]
[バス]
[船]
[ヒッチハイク]
「電波少年」でやった「猿岩石」以来の一連のヒッチハイク物の番組を見て、
外国でのヒッチハイクは簡単だと思っている人がいたら、それは間違いです.
まず、ヒッチハイクは安全ではありません.
アメリカの多くの州でヒッチハイクが禁止されているのは、そのためです.
乗せるほうも相手が銃を持った犯罪者だったら恐いし、乗るほうも同じです.
またヒッチハイクが安全でも、多くの非先進国ではお金を取られることが多いです.
車も捕まらずに、猿岩石のように野宿するはめになるかもしれません.
それでもヒッチハイクは悪いことばかりではありません.
普通に旅していたのでは出会えないことに沢山出会え、いろいろな人たちと
親しくなる機会もヒッチハイクは与えてくれます.
ヒッチハイクをするには、コツがいくつかあります.
町中でヒッチハイクをしても、まず車は捕まりません.
市内バスなどを使って、郊外に出て車を捕まえるほうがいいでしょう.
郊外の一本道のほうが、車は停まってくれます.
ガソリンスタンドや長距離のドライバーが休憩する食堂・ドライブインで
片っ端から声をかければ、車が見つかる率は高いと思います.
車は一度乗ってしまえば密室だし、どこに連れていかれるかわからないので
注意が特に必要です.
女性は相棒がいる場合や、乗せてくれるのが家族連れである場合を除いては
ヒッチハイクをするべきではないでしょう.
男性もヒッチハイクではホモ遭遇率が高いので注意!
下心がある人は親切なのです.
目次 に戻る
健康
よくガイドブックなどには絶対生水を飲むのは避け、氷などにも注意しろ、と書いてあります.
しかし、これは考え方の一つでしょうが、わたしは長期旅行においては必ずしもそれを守る必要はないと思います.
1年以上旅を続けて、まったく細菌・ウイルス等を口に入れずにいるのは、至難の業でしょう.
非先進国に行けば、きれいそうなレストランでも、裏では何をやっているかわかりません.
飲み水はミネラルウォーターでも、皿を洗う水はそんなにきれいな水ではないかも知れません.
水はきれいので、食材の方がダメかもしれません.
このような状況があるので、わたし個人としては、むしろ生水でもちょっとずつ飲んでみて、抵抗力をつける、というようにした方がいいと思います.
実際、わたしはほとんどの国で水道水やその辺で出てきた水を飲んでいましたが、病気にはなっていません.
地元の人が普通に飲んでいる水は大丈夫、というのがわたしの感想です.
人間の免疫力はそんなに馬鹿にしたものではないので、健康体であれば、体の免疫機構が病気を防いでくれるものです.
もちろん、体を弱らせてしまえば、免疫機構も働かないので、無理は禁物です.
当然ですが、調子の悪いときには移動は避けるべきです.
そういうときには、水などにも注意を払った方がよいでしょう.
普段からあまりに衛生的であることに気を使い過ぎると、かえって疲れてしまうので、自然体で対処するのがよいのではないでしょうか.
[予防接種]
大抵の場合、予防接種は2回、3回と間隔を開けて打たなければいけないので、出発直前に打とうと思っても間に合いません.
半年も間を開けなければいけない注射もありますので、気を付けてください.
複数回打たなければいけない注射は、打つたびごとにお金がかかりますので、結構お金がかかります.
予防注射といっても、そんなに効き目の良くない注射もあるので、費用や期間なども考慮して打つかどうか決めると良いでしょう.
破傷風
傷口から菌が入って破傷風になると一大事ですので打つことをお勧めします.
10年間くらい有効です.一度も破傷風の注射を打ったことのない人は、1ヶ月おいて2回注射を打ち、1年後にもう一度打つ必要があります.
コレラ
2回打たなければなりません.3ヶ月程度有効とのことです.そんなによく効く注射でもなく、3ヶ月しか持たないのであまり打つ必要はないかもしれません.ただ、注射料金は安い方なので、気休めに打ってもいいと思います.
A型肝炎
旅行者がよくかかる病気なので、打ったほうがいいと思います.命に関わることは普通ありませんが、1ヶ月くらい入院して安静にしなければなりません.以前はγグロブリンというあまり効かない注射しかなかったのですが、今ではワクチンがありますので、ワクチンがいいでしょう.でも、ワクチンは結構高いです.
狂犬病
かかると恐い病気ですが、犬にかまれなければいいので、心掛け次第では避けられないこともないので、打たないという選択もあるでしょう.注射代も高めです.
B型肝炎
かかったら直らないので絶対かかりたくない病気ですが、普通に旅行していれば、かからない病気だと思うので、打たなくても良いかもしれません.
感染経路は血液・精液など体液からの感染.
マラリア
予防注射はありませんが、予防薬を買うことはできます.ただ、日本から持っていかなくても、マラリア流行地域では薬は手に入るはずなので、現地で買えばいいと思います.
予防薬は絶対ではなく、また副作用もあります.
いちばんの予防は刺されないことです.→ 「蚊」について
[薬]
よく言われるのは、現地の病気には現地の薬がいちばんよく効く、ということです.
日本から持っていくなら、自分の飲み慣れている薬(例えば正露丸)を気休め程度に持っていくのもいいでしょう.
抗生物質(Anti-biotic)は持っていっても損はないと思います.
抗生物質は何にでも効くわけではなく、細菌を殺すものですので、ウイルス性の病気(風邪など)やアメーバには効きません.
抗生物質の効果を発揮させるには、薬効成分の血中濃度をある程度の時間一定に保つ必要があるので、普通は8時間おきに1日3回飲むように言われます.
抗生物質のほかで、私が持っていくのは下痢止め、解熱剤、整腸剤、ビタミン剤、目薬、抗生物質入りの軟膏などです.
[病気]
旅行者にとっていちばん一般的な病気は下痢でしょう.
中には下痢は病気のうちに入らないという人もいます.
とはいえ、あまりにひどく脱水症状を起こしかねない激しい下痢の場合には、水分と塩分(電解質)の補給を心掛けなければなりません.
また、吐き気を伴う下痢の場合は、コレラのような細菌性の下痢である可能性が高いので、抗生物質があれば服用し、病院へも行くのがよいでしょう.
ちなみに法定伝染病にかかって日本に帰ってきた場合は、治療費は無料で入院させられ、個室に隔離されます.
細菌性の下痢の場合は、腸の運動を止めるような下痢止めは避けた方がいいかもしれません.
せっかく体が体内から毒を排出しようとしているのに、それを妨げることになるからです.
風邪を引いた場合には、カゼ薬はあまり多用しないほうが良いという話があります.
風邪はウイルスによって引き起こされるので、抗生物質やカゼ薬は基本的に直接効かず、対症療法になってしまいます.
熱が非常に高く体力を消耗してしまうような場合には、解熱剤を飲むのは良いことです.
しかし、基本的にカゼ薬は対症療法に過ぎないわけですから、薬に頼りすぎることは、本来の自分の体の状態がわからなくなったり、かえって体を弱めることになると思いますので、注意した方がいいと思います.
どうしても明日乗らなきゃいけない飛行機がある、という場合に薬を飲むのは必要悪でしょうが、そうでない場合に薬で症状を散らしてしまうことは、特に体が資本の長期旅行者にとっては危険であると思います.
基本は抵抗力を付け、病気に負けない体を作る.
時間だけはたっぷりある長期旅行者なのですから、ダメだと思うときは無理せず、予定を変更すればいいんですよね.
とは言っても、貧乏症な長期旅行者にはなかなかできないんです、これが.
[虫]
海外には日本で見たことのないような虫、またはほとんどいなくなったような虫も、元気に活動をしています.
旅行者に縁のありそうな虫について少しばかり‥‥
ノミ・シラミ・ダニ・南京虫
日本で絶滅しかかっている(?)これらの虫がベッドにいると、痒いです.
どの虫も嫌な虫ですが、南京虫には注意してください.
他の虫はもともと目で発見するのは困難ですが、南京虫は目に見える大きさです.
南京虫にやられると、通った跡が赤く腫れあがり、しばらく直らないそうです.
部屋に着いたら、枕の下やベッドカバーの裏をめくって、変な虫がいないか確認してください.
シラミは服の縫い目にびっしりたまごを産み付けるそうですが、こうなったらその服は熱湯でぐつぐつ煮ても、手遅れだそうです.
万一、あたまじらみが住み着いたときには、シラミ取りシャンプーを使いましょう.
蚊
マラリアを媒介するので有名なハマダラ蚊は、汚染された水を好まないので、都市部には普通はいません.
しかし、最近ではカルカッタなどで都市型のマラリアがはやりつつあります.
ハマダラ蚊はとまったときの姿勢が、普通の蚊よりお尻を高くあげた状態なので、特徴があります.
夜行性です.
ハマダラ蚊ではなくとも、デング熱などは蚊によって媒介されるので、刺されないにこしたことはないです.
デング熱を媒介する蚊は昼行性です.
刺されないのに勝る予防はなし.
明るい色の長袖長ズボンが予防にいいそうです.
蝿
すっかり衛生的になった日本ではたまに家庭を騒がせるだけの蝿ですが、非先進国においては非常に一般的です.
自分の注文した食事に蝿がとまるなんてことはしょっちゅうです.
それを見て別の皿に替えさせる旅行者もいるそうですが、
ほとんど意味はないと思います.
蝿がとまった程度の不衛生は、非先進国なら日常にあふれていて、蝿だけに神経質になっても防ぎようがないからです.
そのぐらいのことではビクともしない、健康な体を保つことのほうが大事でしょう.
寄生虫
虫に入れてよいのか不明ですが、一緒にしておきます.
なまものを食べないことが第一です.
動物にさわる場合も気を付けてください.
どうしても触りたかったら、手洗いだけは忘れないようにしましょう.
口から入らなくても、体内に侵入してくる寄生虫もいます.
川で泳ぐ場合などには注意しましょう.
目次 に戻る
安全
いったん旅に出たら、自分の身はすべて自分で守らなければなりません.
基本的にはすべての問題は自分一人で解決しなければならないのです.
その中で、旅人がいちばん気を使うのが、健康 と安全でしょう.
目に見えない危険から身を守ることは健康 の章にゆずるとして、
物理的な危険からどうやって身を守るかをここでは書きたいと思います.
ここで、述べたことは絶対的なものではなく、実際には、自分の機転を生かして
臨機応変に対応することが要求されると思います.
どんなに用心してもどうしようもないときもあるので、
やられてしまうことを想定した対策も必要です.
安全に「絶対」はありません.
身を守る、といっても、なかなか一筋縄では行かないと思いますが、
無事、難局を乗り切られることをお祈りしています.
海外旅行保険 の連絡先や契約番号、
T/C やクレジットカード の
番号や盗難・再発行時の連絡先などは、万一に備えて別に控えておきましょう.
控えは 自分で持つ用とは別に、日本の緊急連絡先にも
残しておきましょう.
万一、身ぐるみを剥がされたときに役立ちます.
アドレス帳も控えを作っておいたほうがいいでしょう.
旅先で出会った人の連絡先も定期的に控えを作り、日本へ送っておくのがいいです.
あらゆる証明書類(パスポート ・ビザ ・保険証 ・T/C の控え・カード ・国際学生証 等)はコピーを取っておくのが基本です.
[暗証番号]
カードを複数持っている場合に、暗証番号を覚え切れずに、何かにメモしておくことが
あるかもしれませんが、そのまま番号を書いておくことだけは絶対やめましょう.
誕生日・電話番号ももちろんダメです.
カードで不正に買い物をされた場合には、カード会社の保険を使って
代金を払わずに済む場合もありますが、暗証番号を入れて引き降ろされたお金は
返ってこないので、暗証番号は絶対ばれないようにしてください.
ATMに並んでいるときに、後ろから暗証番号を盗み見る悪者もいます.
複数のカードがあるときの暗証番号は、当然ですが
同じひとつの暗証番号にしないようにします.
覚え切れないときは、アドレス帳に架空の友人の住所を作り、
そこに暗証番号をちりばめるのも考えかもしれません.(でも責任持ちませんよ.)
その際の暗証番号も、本当の暗証番号に自分の親の誕生日を足すなどして、
自分にしか絶対わからないようにしましょう.
自分の頭の中にしまっておく(=暗記する)のがいちばんなのは、言うまでもありません.
[貴重品]
貴重品は分散して持つことをお勧めします.
身ぐるみをはがされてしまうような場合には意味がないのですが、
それでもある程度は役に立つと思います.
しかし、分散しすぎても、結局身ぐるみをはがされるときは、一緒なので貴重品は
2ヵ所に分散すれば十分でしょう.(このあたりは意見の分かれるところですが.)
わたしの場合、腰にマネーベルとを巻き、そこに当座使わない
T/C 、現金 などをしまいました.
首から下げた貴重品袋は、Tシャツしか着ていないときには簡単にばれてしまうので、
一種の見せ金の意味も持たせて、当座の現地通貨などを入れていました.
両替しに行くときの必要な分だけのT/C もここに入れました.
万が一、強盗にあった場合には、うまくいけば、首から下げている貴重品袋だけで
見逃してもらえるかもしれないからです.
一日に使うような小銭はポケットに裸でつっこんでおきました.
財布はすられる もとなので、使いませんでした.
実際、途上国では現地の人も財布など持っていない国が多いです.
それらの貴重品とは別に、身ぐるみをはがされたときのための
緊急用の現金 を、どこかに隠しておくことをお勧めします.
額はT/C やパスポート の再発行を待つ間、
耐えられるだけの金額で、数百ドル用意する人が多いでしょうか.
隠す場所は、本人だけの秘密で、旅行者どうしでも教えないのがいいでしょう.
靴の中やシークレットポケットのついたベルトの中は、一部の地域の強盗は
その隠し場所を熟知しているので、避けたほうが安全かもしれません.
着ている服の外からボディチェックされてもわからない場所に、
縫い込んでしまうとよいと思います.
洗濯のときには外せないといけませんが.
貴重品はシャワーを浴びる時さえ、肌身離さず持っているのが基本です.
ドミトリーは不特定多数の人が出入りしますし、旅行者でも盗みを働く人はいます.
個室でも、従業員が鍵を持っているような場合もありますし、
盗まれないとは言えません.
危ない宿では隠し扉があって、最初から旅行者の荷物を狙っているところもあると
いいます.
(知っている人はラホールの泥棒宿のことかな?と思いますよね.)
ただ、中南米のような強盗が多い国では、貴重品は身に付けるもの
という常識は成り立ちません.
宿に置いていって泥棒に盗まれるか、持ち運んでいて強盗に身ぐるみはがされるか、
どっちもどっちのような気もします.
私が会った人は、部屋に隠しておくほうに賭けて、結局盗まれることはなかったが、
絶対安全なわけではないし、どちらを選ぶかは自分次第だと、言っていました.
アジアでは強盗は少ないし、貴重品は身に付けておくほうが無難かなぁ、
という感じがします.
[盗難]
アジアでは強盗 はあまりおらず、
すり・置引き・こそ泥の類のほうが圧倒的に多いです.
市場やお祭、バスの中などで、人混みになっているようなときは、
すりを警戒すべきです.
自分がすりだったらどうするか、考えてください.
ある程度の人混みで、逃走経路が確保されているところは、絶好のかせぎ場所です.
ウエストポーチは避けるべきです.
あからさまに旅行者だと知らせているようなものですし、
刃物を使って切られたりこともあるし、とにかくすられやすいです.
財布もすられやすいので、持たないほうがいいと思います.
日本でプロのすりの人が書いた手記を読んだことがありますが、
プロにかかっては、どんなに警戒していても意味がない、
むしろ警戒している相手のほうが、集中力の向いていないところや切れるときを
狙えるので、すりやすいと書いてありました.
結局は、すりの手の届きやすいところ(ポケット・ウエストポーチなど)には、
大事なものは入れておかないしかないでしょう.
服のすそから手を入れて、首にかけた貴重品袋の端を剃刀で切って、気付かないうちに
お金だけ抜き取ったケースもありました.
安全な日本の感覚を引きずっていると、置引きにも会います.
トイレに行くときに、荷物を外に置いていく、なんていうのは論外です.
どんな持ち運びにくい荷物や、盗んでもしょうがなさそうなものでも、
外に出てきたときに残っていたら、ラッキーと考えるべきです.
自分の足元に置いたはずの荷物でも、気が付いたら消えていることもあります.
相手は生活がかかっていますから、覚悟が違います.
盗難対策として、ダブルジッパーのかばんに錠を付けるというのがあります.
チャックを錠で結んで、かばんが開かないようにする訳です.
しかし、これはあくまでも気休めにしか過ぎませんので、
信頼を置かないでください.
かばんを刃物で切られてしまえばそれまでですし、錠が付いたままでも、
実はチャックを開ける方法があります.
それでは何の意味もないのかというと、そうとも言えません.
盗もうとする出来心を、多少なりとも起こらなくさせる効果くらいは
あると思います.
錠の付いている荷物と錠の付いていない荷物が置いてあったら、
後者の方が狙いやすいでしょう.
というわけでチャックに錠を付けるのは、あまり意味がないのですが、
どうせ付けるのなら、チャックの根本に錠を通して、なるべく
すき間が開かないようにしましょう.
[強盗]
はっきり言ってあまり対策はないのです.
人気のないエリア、物騒なエリアには近づかない、夜のひとり歩きはしない、くらいでしょうか.
基本的にはひとりになるような状況を避けるように行動するべきでしょう.
命あっての物種ですから、基本的に抵抗はしないほうがいいですよね.
荷物だったら後で保険 がおりますし、
T/C も再発行できます.
大都市はもちろん要注意です.
田舎でも国境の町や観光地は、強盗が出没する危険があります.
強盗に変身しそうな人は、なんとなくわかります.
殺気とでもいうものが漂っています.
そういう人を見つけてしまったらどうするかですが、
お店などに入ってやり過ごせればいいのですが、残念なことに大抵
そのような御人がいるところは人気のないところです.
目を合わせないとか、逆にこっちからあいさつをしてみるとか、
いろいろ対処法は考えられますけど、ダメなときはダメなので、
貴重品 のところでも書いたように、
最悪の場合を想定した対応策は打っておいて下さい.
[昏睡強盗]
旅人たちの間では「睡眠薬強盗」と呼ばれることが多いですが、
睡眠薬以外の強力な薬(時には麻薬)が使われる場合も多い様です.
飲食物に薬を混ぜて旅行者を意識不明にし、その間に貴重品を奪うのが手口です.
一口でも効き目が出るように大量の薬を入れられて、薬の過剰摂取で死ぬ場合や、
冬場に外に放置されて凍死する場合など、悪質なケースが増えてきています.
近年、ますます手口は巧妙化し、旅慣れた人でもバタバタ被害にあっています.
犯人は現地人のこともあれば、他の国から来た旅行者を装っていることもあります.
男女のカップルによる犯行や、仲良くなってから
数日してから犯行に及ぶこともあります.
こうなってくるとほとんど防ぎようがありません.
薬を混ぜるのは、以前はチャイ(お茶)が多かったのですが、最近は酒、ビスケットなど、様々なものが使われています.
トルコではアイランという塩味のヨーグルト飲料とバクラワという甘いお菓子が、味をごまかしやすいためか、最近よく使われているようです.
自分で封を開ける飲み物でも、注射器などで薬が仕込まれていることもあります.
その他、果物を切るときにナイフに薬を塗る場合、果物に注射器で薬を仕込む場合など、
ありとあらゆる手段があります.
世界中どこでも起こりうる犯罪ですが、地中海沿岸諸国、中でも
なぜかトルコが圧倒的に犯罪の舞台となっています.
対策としては食事に誘われるときはひとりでは応じない、というのが考えられますが、
実際、旅行して見ればわかりますが、常にそうするのは不可能です.
ひとりしかいない場合でも、「友達も連れていっていいか?」と聞いて、
相手の反応を探ってみるのもいいかもしれませんが、実際問題として、
こういう犯罪は相手を信用しているときにやられるので、どうしようもありません.
わたしの身近で起こったケースでは、同宿の自称イスラエル人のカップルが 、
仲良くなってから食事に誘い、薬を飲ませました.
昏睡強盗では命が助かっても、意識が戻るまでに何日もかかり、
その間にカードを不正使用されて、ものすごい損害を被ることもあります.
他人の善意を信じる者の気持ちにつけ込んだ、このような犯罪をする人間たちには
必ず天罰が下るでしょう.
[警官]
日本では警官は割と信頼できる存在ですが、
外国、特に非先進国ではそうとばかりは言えません.
警官のほうがむしろ危ない国も沢山あります.
いちばん多いのが、警官に賄賂を要求されることでしょう.
こちらのビザや行為に難癖をつけ、たかろうとする警官は沢山います.
警官が強盗 に変身する国もあります.
警官を装ってたかろうとする偽警官にも注意が必要です.
対策としては、まず相手の身分証明書を見せろと要求することです.
身分証明所は、英語が通じなくても、ヨーロッパ系の言葉であれば
「ドキュメント」と言えば通じることが多いです.
相手が身分証明書をしぶしぶ出したら、場合によっては
相手の名前や所属を書き留めてしまうくらいがいいでしょう.
(逆上されても困るけど、やましいところがないなら逆上しなくてすむはず.)
これで警官が悪さをすることは、ある程度防げます.
偽警官のチェックにもなるでしょう.
ただ、偽警官の中には本物そっくりの偽造身分証明書を持っている奴もいます.
こうなるとお手上げです.
ただ、本物の警官が持っているはずの拳銃や無線機をもっていないので
わかることもあります.
基本的には1対1になる状況を絶対避ける .
何かチェックを受けるなら、日本大使館があるなら大使館、ないのなら自分の泊まっているホテルや警察署でチェックを受ける、と言うのがいいかもしれません
(言ってみるだけでも効果あり).
中央アジアやコーカサス(つまり旧ソ連)の国々の警察は、給料が全然ないせいか腐り切っていることが多く、旅行者を見ればパスポートチェックやボディチェックをし、こちらに非がなくても、金を巻上げていきます.制服を着た強盗です.
中央アジアやコーカサスを旅行する時は、大量のドルの現金が見つかるとまずいので、見せ金50ドルくらいを残してあとは隠しておき、見せ金の中から警官に金を取らせるのがいいかもしれません.
少しでも取られるのは悔しいかもしれませんが、全くお金が見つからないと、
どこかに隠していると感づいて、徹底的に調べられるかもしれません.
最終的には、「触らぬ神にはたたりなし」なのですが.
[役人]
旅行者にはどうしてこうも敵が多いのでしょうか.
日本の仕事をしないだけの役人なんて、まだかわいいような気がしてきます.
役人ともめるのは、大体入国やビザの延長などの事務手続きだと思います.
難癖付けて、賄賂を要求してくるパターンです.
逆に言えば、何か不備があっても賄賂ですませられるというのは便利なのですが.
役人相手でらちが明かないときは、警官 のときと同様に、
相手の名前や所属を確認するという手があります.
上司(ボス)を呼んでくるように交渉する手もあります.
ごく日本人的な解決方法としては、相手から笑いをとったりして機嫌を良くさせて
なんとかするとか、どうにかなるまで正座などで頼み込むというのがあります.
国境でのチェックでは本当に追い返してしまうことは、実は少ないので強気に出ましょう.
出国で追い返されたら、首都に戻って所轄の官庁に報告するくらいの気持ちでいたほうがいいでしょう.
とはいっても、なかなかこれが難しい.
とりあえず賄賂を渡すふりをして、出入国スタンプを押させ、強行突破する手もあります.
目次 に戻る
通信
孤立無縁の外国で、通信は旅人と日本を結び付けてくれる唯一の手段です.
国際電話 は便利だが、料金が高く、かけられる場所も限られる.
郵便 は安いが、いつ着くか、着くかどうかも分からない.
しかし、最近ではFAX やEmail などの通信手段も出てきたので、それぞれの特徴を生かして
うまく利用したいものです.
[手紙の受取]
長旅の間に外国で受け取る手紙は嬉しいものです.
しかし、住所不定の旅行者は手紙をどこで受け取ればいいのでしょうか.
必ず泊まる予定の宿 があれば、
そこへ送ってもらえばいいのですが、長期の旅行では、始めから泊まるところが
決まっていることはまずありません.
そこでどうするかというと、よく利用されているのは、
郵便局留めと日本大使館(領事館)へ送ってもらって受け取る方法です.
また、American Expressのオフィス でも旅行者宛ての手紙を
預かってくれます.
それぞれの利点・欠点をあげておきます.
日本大使館(領事館)
手紙の保存期間は大使館によってまちまちだが、最低でも3ヶ月くらいは預かってくれるところがおおい.パリの日本大使館やジャカルタの日本領事館などたまに預かってくれないところもある.
もちろん無償で、小包なども預かってくれることが多い.小包は郵便局留めにすると手続きが面倒だったりするので利用価値が大きい.
旅行者宛ての郵便の預かりは、本来の大使館の業務ではないので、必ずしも預かってくれるとは限らない.特に小包.旅行者宛ての手紙は捨てている(!)という過激な発言をした大使館もあった.事前の情報収集を確実に.
→ 在外公館住所一覧
(中央)郵便局
手紙の保存期間は1ヶ月程度のところが多い.管理がきちんとしているところでは、ある一定の期間内に受取人が来ないと、送り元に送り返してくれる.
郵便局によっては手数料を取られる.管理がずさんなところでは行方不明になることもあるし、送り返してもくれない.
American Express
手紙の保存期間は1ヶ月."Hold for XXdays"と書けば、もうちょっと預かってくれるはず.
アメックスのカードかT/Cを持っていれば、無料で預かってくれる.
アメックスのカードかT/Cがないと、手数料を取られる.また、小包は預からない.
→ American Express のオフィス
手紙を郵便局留めにしたいときは、
表に"Post Restante "と書きます.
宛先はその町のGPO(中央郵便局)とし、その前にc/oを付けます.
例えばカトマンズに送る場合の宛先は、
Mr. N AKAJIMA Hiroki
c/o Postmaster
Kathmandu G. P. O. , NEPAL
という具合です.
郵便局以外に送る場合でも、宛名の書き方は基本的に同じです.
大使館やオフィスの名前の前にc/oを付けます.
(c/oはcare ofの略で「〜方」、「〜気付」の意味です.)
宛名の名字は大文字で書き、アンダーラインを引くと良いです.
手紙の仕分けは普通名字で行われますが、こうしておけば、まず間違いなく名字で
分類してくれます.
名字を先に書くか後に書くかは、個人のポリシーの問題なので
どちらでもいいでしょう.
[小包の受取]
小包はまず、受取る場所が問題です.
日本大使館(領事館)がいちばん確実ですが、手紙と違って
小包は嫌がる大使館も多いのです.
事前に他の日本人から情報収集をして、確実に預かってくれる大使館に
送ってもらいましょう.
中央郵便局は、国によっては保管が怪しかったり、税金の手続きが面倒くさかったりする
ことがあります.
泊まる予定の宿などに送ってもらうときは、荷物の到着時に
自分がそこにいない場合には、信頼できる宿を見つけなければいけません.
国際小包の場合は、町の中央郵便局から小包が来ている旨の知らせだけが来て、
自分で郵便局まで取りにいかねばならないシステムの国も少なくありません.
小包で本などを送ってもらうときは、"Printed Matter" (印刷物)にしてもらうと
料金がちょっと安くなります.
郵便局から送るとき、最も速く着くのが、EMS です.
送る前に登録が必要ですが、簡単な手続き(要印鑑)ですぐ終わります.
普通に送るよりはずっと確実で速いですが、国によっては
まれに着かないことがあります.
高くてももっと確実に届けたい場合には、民間の国際宅配サービスがあります.
DHL (03-5479-2580) とFedral Express (0120-003200) が
有名です.
配達確認もしてくれます.
DHL ではカード類は送れませんが、Fedral Express はカード類も
普通の荷物扱いですが、取り扱ってくれます.
その際には、フェデックス・エンベロープという定型の書類封筒を使うと、小包より
安く送れます.
[郵便]
手紙やハガキは安価で便利な通信手段です.
旅先からの絵ハガキを受け取るもの嬉しいものです.
外国から日本へのエアメールは大体2週間程度で着くものが多いですが、
通信事情の悪い国では、平気で3ヶ月以上かかる国も存在します.
せっかく出した手紙やハガキが届かなかったということもありますが、
お金目当てに切手をはがされてしまった結果、届かなかったというのが
多いようです.
これを避けるには、町中のポストに投函することはできるだけ避けることです.
郵便物を出すときは、多少面倒でも郵便局まで出かけ、
消印を押してもらうことです.
消印は英語で"postmark"と言いますが、
言葉が通じないときは、ジェスチャーでやれば、大体通じます.
宛先が日本であるときは、住所や名前はすべて日本語で書いて、
(for) JAPAN
とPAR AVION (もしくはVIA AIRMAIL)と目立つように
書いておけば大丈夫です.
年賀状を送る場合は、これまた目立つように 年賀
と書いておけばいいのですが、元旦ではなく早めに着いてしまうことがあります.
郵便局によるとエアメールの年賀状は、本当はサポートしていないのだそうです.
荷物が増えたので余分な荷物を日本へ送り返すには、
Air Mail かSea Mail 、Air Cargo があります.
Sea Mail は安いが亀のように遅く、届く間に行方不明になったり、
荷を抜かれたりする危険性が高いです.
Air Mail は高いものですが、国によっては非常に安価に送れます.
また国によってはSAL 便というのがあり、Air Mail よりやすく、Sea Mail よりずっと早く届きます.
Air Cargo はAir Mail よりは安いです.
ただ、貨物便のある最寄りの国際空港までしか届かず、通関手続きも必要です.
Air Cargo は代理店に頼みますが、Air Mail やSea Mail は自分で郵便局に行って
手続きできます.
中味の確認をされることが多いので、郵便局に行く前からきちんと荷を作っても、
結局開けなければいけないこともあります.
インド・ネパール・パキスタン・バングラディシュあたりの国では、小包は白い布にくるんでからではないと送れません.
[電話]
国際電話のネックは料金の高さでしょう.
自分で直接払う訳ではありませんが、特に
日本へのコレクトコールは異常に高い です.地域にもよりますが、
KDD の場合
トルコからで、最初の1分間が2600円 、2分目以降は450円/分、つまり
3分間話しただけで3500円です.
保険会社やカード会社に連絡するときは、迷わずコレクトコールにしましょう.(^_^)
ちなみにコレクトコールは全ての国で利用できるわけではありません.
国際電話は町中や宿からもかけられることが多いですが、
多くの場合は、直接、電話局でかけたほうが安い でしょう.
国際電話料金は3分10ドルくらいの国が多かったです.
安い国では1分1ドルなんてこともあるので、そういう国をすかさずチェックして
日本へ電話しましょう.
FAX は1分あたりの料金は国際電話より高いですが、
複雑なことを伝えるのなら、電話よりFAX の方が安上がりでしょう.
長く話したいけど、手持ちのお金をあまり減らしたくないのなら、
かけ直してもらう方法 があります.こちらの連絡先を伝えて電話を切り、
日本からかけ直してもらうわけです.日本からかける方が安くつくことも多く、
お得な方法と言えます.日本からの安いかけ方は下記を参照にして下さい.この方法を
現地でコールバックと呼ぶこともありますが、厳密には本来のコールバックとは
異なります.
それとは別に、カードを使って電話をかける方法 もあります.その電話会社専用のカードでかける場合や、クレジットカード・キャッシュカードから引き落とす場合があります.この場合、料金は日本からかける場合と同じになり、さらに割引サービスも利用できることがあるので、うまくすれば安くつきます.ただし使える国は限られています.相手が料金を払う必要はないし、料金もコレクトコールのように高くないので、利用価値はあると思います.
日本から国際電話を安くかけてもらうには、いくつかの方法があります.
国際電話会社の割引サービス
コールバック
インターネット電話
が代表的なものでしょう.
コールバック は、比較的国際電話料金の安いアメリカを経由して
電話をかける方法です.一度だけ(アメリカ側の機械の)ベルを鳴らし
受話器を置くと、折り返し電話がかかってきて、改めてそこでかけたい電話番号を
入力し、相手につながるという方式です.
インターネット電話 は、途中の回線にインターネット回線を用いて、
通信費用を抑えることによって、安い電話料金を実現しているものです.
インターネット回線は本来電話用の回線ではないので、業者や場合によっては
通信品質が悪いことも考えられます.
多いのは、日米間の回線だけをインターネット回線を使い、他の国へはアメリカから
国際電話をかけるという方式のものです.これだと、基本的にはコールバックと
システムは同じで、日米間の分の通信費用が抑えられることになります.
できるだけ多くの国にインターネットと電話回線の交換点を設けている業者ほど、
割安に電話ができるはずです.
どれが安いとは一概には言えません.電話会社や地域・時間帯によっても異なります.
昼間の時間帯であれば、まず、コールバックやインターネット電話が安上がりです.
夜間(23時〜8時)であれば、通常の国際電話会社の料金も比較的安めの設定なので、
それに割引料金を組み合わせれば、コールバックやインターネット電話より
安くつくことがあります.
→ 旅行便利帳[国際電話会社]
[電報]
国際電話 は高くてかける気がしない、でも
手紙 では遅すぎる、というときは、
電報を打つのも手です.
ただ、もちろん日本語は使えないので、ローマ字や英語で書くことになるのですが、
ローマ字で書いたものは、なぜか文字化けして、
日本で意味不明の文章になっていることがあります.
きっと、電報を打つ人も
ローマ字は見慣れない配列なので、打ち間違いが多いのでしょう.
[FAX]
外国でもEmail が使えたら便利なのですが、そんな国はまれです.
しかし、意外に威力を発揮するのはFAXです.
外国でも大きな電報電話局ではFAXサービスがあります.
瞬時に日本へ手紙が送れるので、同じことを伝えるのに
国際電話ほど料金がかからなくて便利です.
結構使い出があるので、旅立つ前にFAXを自宅に据えるのはお勧めです.
旅先で手紙を受け取るとき の送り先の指定にも
役に立つと思います.
ただ、電話とFAXが兼用の場合は、家族に電話とFAXの切り替え方をを
よく教えておくのを忘れずに.
私設のFAX屋では、手動発信なので受信側からの「ピー」という音が
聞こえてからではないと、FAXが送れないことがあります.
[Email]
外国でも大都市では大抵使えます.
しかし旅行者の使いやすい所はまだまだ限られます.
また、日本語で送れるところはほとんどないので、英語や読みにくいローマ字で
送ることになります.
それでも、どんどんメールの使えるところは増えているので、将来的にはFAX以上に普及するかもしれません.
わたしの見聞の範囲で、旅行者の比較的身近なところでメールが送れる場所は、
中国・大理、ベトナム・ハノイ、タイ・バンコク、ネパール・カトマンズ、
インド・カルカッタ、ニューデリー、トルコ・イスタンブールなどです.
もちろん、ここに挙げた以外の場所でもメールの送れるところは沢山見かけました.
バンコクの
カオサンストリート には沢山の
インターネットカフェ があります.
海外で、現在のあなたのメールアカウントに来ているメールを読むには、
そこのインターネットカフェのメールソフトの設定を変えなければいけませんが、
そのようなことをさせてくれるインターネットカフェはほとんどありません.
それが出来たとしても、日本語の使えない環境では日本語のメールは
文字化けしてしまいます.
旅先でメールを読むには、ウェブを利用したEmailを使うのが一般的です.
これはウェブメイルと呼ばれ、ネットスケープナビゲータなどのウェブブラウザを使って、ホームページ上で
自分宛のメールを読むもので、
HOT MAIL や
SNAP! - email.com 、
Web Mail があります.
ろうま字郵便局 では、ローマ字入力した日本語をGIFを用いたかなで表示してくれます.
徐々にEmailの送受信ができるところが増えてくるといいですが、
パソコンがなくても送受信ができるという点ではFAX の方が便利かなと思います.
目次 に戻る
装備
目次 に戻る
ガイドブック
長期旅行でしたら、行く先すべての国のガイドブックをそろえる
なんてことは不可能ですから、結局ガイドブックなんて持って行かなくても
どうにかするしかありません.
ガイドブックに載っている情報は、いわば「死んだ」情報ですから、
情報を本当に集めるには、旅行者の集まる宿 などで
情報収集するのがいちばんです.
また、旅行者の多い地域では古本屋や旅行者の集まる宿 に
行けば、ガイドブックが手に入ります.
また、日系のデパートの中に入っている本屋で
日本語のガイドブックを買うという手もありますし、
最悪、英語の本を扱っている本屋があれば、英語のガイドブックは手に入ります.
どうしてもガイドブックないと不安な人は、
日本から送ってもらう のもいいでしょう.
最近は外国でも、都市部ならば大抵コピー機がありますので、他の人のガイドブックの
必要な部分をコピーさせてもらうこともできます.
ガイドブックの質は直接、旅行に響いてきますので、どうせ持って行くのなら
いいガイドブックを選びたいものです.
本当にいいものを持って行きたければ、英語のものを持って行くべきです.
必要なのは、料金や時間や地図等の旅行情報だけなので、
さして語学力は必要ありません.
日本語のガイドブックで使えるものは、
旅行人 から
出ているものを除いて、ほとんどありません.
ある程度以上、役に立つガイドブックを以下に挙げておきます.
LONELY PLANET (英語・仏語)
世界のほとんどの国や地域について出ていて、実用的な情報にあふれている.
万能ではないが、必要最低限は満たしている.
改訂が数年に一度なので、情報が古いことがある.
外国でいちばん手に入りやすい実用的ガイドブック.
LET'S GO! GUIDE (英語)
ハーバードの学生が中心になって作っている.
細かいところまではカバー仕切れていないが、段々種類が増え、
いろいろな地域のものが出るようになっている.
毎年改訂されていて、結構詳しい.
学生が作っているだけあって、インターネット情報に強い.
英語の本屋のある場所なんかも書いてあって便利
Footprint Handbooks (英語)
最初は南アメリカのガイドブックを出し、それは「バイブル」と呼ばれるまでになった.
近年、他の地域にについても出版するようになってきている.
辞書っぽい作りで、網羅的.
割と客観的でデータブック的に使えるので.私は好きなガイドブックです.
上の2冊より小さく持ち運びやすい.
旅行人ノート (日本語)
アフリカや主にアジアについてガイドブックを出している.
長期旅行をしている人が集まって作ったので、かゆいところに手が届く.地図も詳しい.
なかでも旅行人ノート「チベット」は素晴しい出来で、これに勝るチベットのガイドブックはよその国にも存在しません.
地球の歩き方 (日本語・韓国語)
日本語のガイドブックとしては草分け的存在で、いちばん入手しやすく手頃.
「地球の迷い方」との悪口もあり、必要なことが書いてないのに、必要ないことは沢山書いてある.
情報の収集方法に問題があるため、こうなってしまうのをわたしは知っています.
いちばんの問題点は情報が統一的に整理されて書かれていないこと.
とまあ、悪口ばかりになってしまいましたが、そんな言われているほど使えないガイドブックではなく、使いこなせば十分役に立つガイドブックだと思います.
自遊自在 (JTB ) (日本語)
基本的には「歩き方」と同様のガイドブック.
全般において「歩き方」に劣っているようだが、五十歩百歩という説も.
「歩き方」が商業主義に走り、何冊にも分冊した中国編などは、「歩き方」を何冊も持たないで、これ一冊ですます手もある(LONELY PLANETを持てばいいのだが).
後発なだけに「歩き方」を研究して、「歩き方」に載っていないような町も載っていたりするが、いかんせん、シェアが低いので情報の集まりが悪いようです.
ガイドブックは所詮、受験で言えば参考書みたいなものですから、書いてあることを鵜呑みにして、実際に行ったら違っていたと怒ったりするのはガイドブックを過信しすぎでしょうし、ガイドブックに書いてある範囲でしか行動できないのでは、ただのマニュアル人間です.
ガイドブックはあくまで手がかりとして、自分だけの旅をしましょう.
目次 に戻る
言語
目次 に戻る
日本脱出
バビロンシステムに見切りを付けろ!
[住民票]
住民税は1月1日に住民票のあった自治体に払うことになっています.
つまり、逆に言うと、1月1日に籍がなければ
住民税は払わなくて良いということです.
よって、日本出発前に住民票を抜いておけば、住民税から逃れられます.
ただし、移転先を聞かれたときに、税制のしっかりした欧米の先進国の名前を言うと、
その国の住民税(に相当するもの)がかかることがありますので、インドやネパールなど
いい加減そうな(失礼!)国の名前を挙げるといいでしょう.
(ネパールではTAXと称して、ゲストハウスやレストランで
お金を上乗せされることがありますが、実際には
ほとんど政府に納められていないそうです.)
[失業保険]
せっかく真面目に社会保障費を払っていたのですから、もらえるものはもらってから日本を出たいものです.
しかし、自ら会社を辞めた場合には、なんと3ヶ月の待機期間があります.
すぐにはもらえないのです.
しかも、その間、月に一回程のペースで呼び出しがあり、職安(ハローワーク)に顔を出さねばなりません.
一回でも行けないと、失業保険はもうもらえません.
言い訳はほとんど通用しないので、失業保険が欲しかったら
必ず行かないとならないのが面倒です.
3ヶ月も待っている間の生活費も馬鹿にならないので、もらわずにさっさと日本を出るか、ちゃんと失業保険を全額もらってから出発するのがいいかは、人によるでしょう.
受給金額は働いていたときの8割程度で、税金・年金等が引かれないので、金額は結構もらえます.
もらえる期間は働いていた年数により、短いと3ヶ月くらいです.
ちなみに公務員はもらえません.(;_;)
[脱出手段]
船もお洒落です.
目次 に戻る
日本人宿
たくさんあるんだな、これがまた.
目次 に戻る
Travellers Inn Reception に戻る
転載・複製・頒布を禁じます.
大した内容でもないので、自尊心のある方なら
書くまでもなくしないと思いますが.(^^)
Copyright (C) 1997-9 NAKAJIMA Hiroki All Rights Reserved.