「和」の文化をちょっと考えてみる。


日本は所謂「和」を大切にする文化を持っている。この言葉は、「気配り」「調和」「癒し」をはじめとする「良い意味」で使われることが多い。これらは、大陸の様な侵略のない平和な社会で生まれ培われたものだというのが通説である(ホントか?)。また、ヨーロッパに比べ自然環境が厳しくないため、自然と共存する建物から「気配り」「調和」が生まれたともいわれている。


日本の四季は美しい。
そして、とても足早に過ぎていく。
農民が人口の大半を占めていた時代の名残から
年中行事は四季の中に山ほどちりばめられている。
現在把握している行事をそのまま実行しようとすると
サラリーマンはクビになるだろう(笑)


日本の住宅を振り返ってみると、
(といっても一般的に言われていることだが)
ヨーロッパなどの大陸に比べ自然環境が厳しくない日本だからこそ
夏の日差しや雨を凌ぐ大きな屋根さえあれば、大半は事足りた。
日本の最古の民家といわれる「箱木家」の住宅 (室町時代)などを見れば
自然環境に対し日本人が要求する住宅性能が垣間見れる。

大きな屋根と、柱を中心とした住宅が
所謂、日本の住宅であり、日本の文化であった。
冬になれば、壁や障子を立てて、部屋で「暖」を採り
夏になれば、障子を外したり、簾戸 にしたりして
風の通る涼しい住宅 に早変わりという訳だ。


「住まいのつくりようは夏をむねとすべし」
これは徒然草の兼好法師の言葉である。


かみ砕いて言うと、
「冬よりも、夏いかに過ごすかを考えて家を造りなさい」
という意味である。
冬の1〜2月の厳冬期はなんとか乗り越えられる。
問題は、夏を快適に、さわやかに暮らす事が重要だったのである。



「日本には美しく繊細な四季がある」とヨーロッパの人に言うと
「四季はおいらのところにだってあるやい!」
と反論されるそうだが、冬はとても日本の比じゃなく厳しいと聞いている。
暑い時期が来るとすぐに暗い寒い冬がやっていくるとどこかに書いてあった。
(どこだったっけかなぁ...... (笑))
ヨーロッパに行ったことがないから、もちろん受け売りだ(笑)

ヨーロッパ人(大きく、くくりすぎかな)は
「冬の日だまりのなかで」
という「ぽかぽか」した暖かい表現は理解しがたいらしい。
冬は寒いと相場が決まっている。という話らしい。



なんだかいろいろ脱線しているが
つまりこのような自然環境の中で、「障子」や「襖」が生まれた。
そして、この「障子」や「襖」というのは
「プライベート」と「パブリック」を微妙に仕切るものなのである。

微妙に「プライベート」を守るもので
次の瞬間「パブリック」に変身するモノである。
「障子」や「襖」で仕切っていると、
相手の音を完全に遮断することができない。
各個人は、相手が居ないものとして、振る舞い
そして、実は気を配っているのである。


恐らく、本音(ホンネ)と建前(タテマエ)の文化も
このようなことが影響しているやもしれない。


このような文化から、
(といっても侵略されない地理的な条件、閉ざされた社会が大きいのだが)



「和」というものが形成されているのだ。






「マチガイない」(笑)

Posted at :11:23 PM