「文楽」鑑賞。「文楽」ってご存じだろうか。所謂、人形浄瑠璃である。少し大きめの人形を3人で操り、三味線と、太夫という語り手(唄いて?)が進めていく劇である。昨日、国立劇場で初めて(もしかしたら小さい頃に鑑賞したことがあるのかもしれないが)体験した。 もちろん、こんな素人がいきなり「文楽」なんぞ見に行こうとするわけもない。親の誘いにのっただけである(笑)。
ちょうど日経でも夕刊に文楽の事が載っていた。「世界無形遺産」にも指定されたらしい。こんな事、見に行くような機会がなければ意識しなかったな(笑)。
事前に、父親から文楽初心者用のテキストなんぞを読みなさいと渡されていたのだが、そこは毎度のこと、なかなか読めずに待ち合わせに向かう電車の中で必死に読んでみた。 パラパラ読んでいく。 すると、「歌舞伎」との比較が書いてある。どうやら、「歌舞伎」より玄人好みの芸能らしい。会場も「歌舞伎」より小さめの劇場でするらしい。確かに、いくら人形が大きいといっても人間よりは小さい。だから大きい劇場ではなかなか伝わらないのだろう。鑑賞するに際しては、いろいろと事前準備が必要ならしいが、そこまで準備はできていないので無駄に過ごさないよう自分なりのポイントを絞っておく。 開演15分前に会場に滑り込んだ(いつもギリギリ(笑))。 母が、僕を見つけて近寄ってくる。カミさんが風邪で来れないのを伝え、妹に今日のプログラムを借りて、目を通す。「仮名手本忠臣蔵」であるが、昨年「歌舞伎」初鑑賞の際も「忠臣蔵」だったのでストーリーが同じかな思っていたら、どうも違うらしい。ちょいと焦りながら、妹に解説を手短に伝えろと無理強いし、なんとか間に合わせようとする。 だったら事前に準備しておけよ!という話はごもっとも(笑)。 会場に入ると、意外に会場が小さいのにビックリする。席としては比較的後ろの方なんだが、舞台は非常に近い感じがした。すぐにはじまり、三味線隊5人、太夫隊(唄い手)5人がずらっと並び、大合唱。初っぱなが派手な始まりでまたまたビックリ。本で読んだところに寄ると、台本(床本という)を読む前に礼をするなど儀式的な事が多いらしく、玄人好みな芸風がうかがえた。途中、人間国宝の竹本住太夫が唄い手となって登場し期待したが、やはり素人には良くわからなかった(笑)。しかし、「歌舞伎」が芸人風、「文楽」が職人風、という雰囲気だけは感じ取ることができ満足な文楽鑑賞であった。 |
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