瀬戸内の石風呂(広島:竹原)日本の風呂(蒸気浴)のルーツとも言える「石風呂」。その石風呂は、瀬戸内に残っています。ただし、広島市内の黄金山麓の「丹那の石風呂」も昨年で閉まってように、手間がかかるためか数少なくなりつつあります。無くなる前に是非体験しておきたい、と竹原まで足を伸ばしました。
竹原市中心部からはちょっと離れ、忠海(ただのうみ)という地名にあります。 幹線(芸南街道:185号線)からはちょっと入り、床浦神社の先にあります。しっかしこの道、とても道幅が狭い。道中、車ですれ違いはできませんので、慎重に運転です(^^; ハイ、「岩之屋」到着。 神社の一角にあるような感じです。すでに駐車スペースは一杯(えっ)。 車を止めるのに困っていると、さっと愛想の良いおばちゃん(失礼)が現れました。 「お風呂ですか」と聞いてきたのだが、とっても愛想が良い(^^) そうだと答えると、自宅の車を脇に寄せて、駐車スペースを作ってくれました。 話を聞いてみると、どうやら裸じゃだめだそうで(笑) 良かった、パンツ余分に持ってきといて(それで大丈夫なのか(笑)) 1200円払って、さっそく突入。 ちょいと先の岩場の様なところ。 岸壁づたいに作られた通路を歩いていきます。 思いっきり自然なんすけど(笑) そして、みなさん水着。 えー、どうしよう。僕ちんのパンツ、グレイとは言え下着だからなーー(^^; まあ、無いからしょうがない。 更衣室のようなところで5〜6人ムシロを敷いて寝そべっていて、何やらわいわい騒いでる。 話を聞いていると、毎週通っている人が多いみたいだ。外で涼んでいる人、中でタコを焼いている人(笑)、海に入っている人、など入れると12〜13人はいそうだ。年齢層は60以上が半数を占めているような気がする。 更衣室の入り口。左手にスペースが広がる。左手奥が岩風呂に通じる穴。 何人かがここで寝そべっているので、はじめはこの更衣室が風呂なのかと思った(^^; ええ、違いました(笑)やっぱり、竈の中に入るようでっす。 熱い方とすこしぬるい方がありましたが、熱い方は1時よりと書いてあったのでまだ入れないようです。なのでぬるい方に入ってみます。竈の中に入るので、自分が薪になったような気分。さあ、思いっきり薪をくべるような感じで入ってみましょう(笑)そーーれっ! (ううっ、熱いじゃないのっ←当たり前) 中に入ると、既に4〜5人は入っています。下には、ムシロの上に干した海草が敷き詰められており不思議な感じ。壁は炭で黒くなっているようです。初めは良くわからなかったんですが、うっすら白い煙のようなモノが漂っています。蒸気でしょうか、それとも煙なんでしょうか。そして、それが座った状態で頭の上ぐらいにただよっています。綺麗に層になっているので、手を挙げてそこに突っ込んでみると......。 「あ、あぢっ!」 そう、猛烈な熱さなんであります。 思わず汗がぴゅーーっと噴き出します。しかもスゴイ量(^^; でも、その床でねころんでいる人もいるから慣れなんでしょうね。 しばらく汗をかいて外に出ます。そんな事を何回かしているウチに、じいさんが声を掛けてきました。 網で焼いてあるタコをさして、食べなさいと。 じいさん 「さっきまで泳いでたじゃけに」 ↑いいかげんな広島弁風(何て言ったか覚えてないので) ワタクシ 「あ、ありがとうございまーっす。これってどうやって取ったんですか」 違うじいさん 「手で、こうやってとりよった(ゼスチャー入り)」 じいさん&違うじいさん 「がーはっはっは!」 ワタクシ 「・・・・・(汗)」 じいさんばあさんは若者(いやオヤジ)を困らせて楽しいようです。 えー、突っ込みようがないので流しました(笑) タコがこれまた美味い。これ海水の塩かげんじゃないのかな。うーん美味い。 さて、モグモグしてから、「熱い方」にチャレンジしてみます。 「熱い方」の戸を開けようとすると じいさん 「熱いんじゃけに、気を付けえ」 ↑正確な広島弁がわかりません(笑) ワタクシ 「あ、は、はい」 違うじいさん、ばあさん 「若いからだいじょぶじゃけに」 ↑テキトーな広島弁イメージ 違うじいさん 「1時間くらい戸を閉めとくからに(笑)」 ↑テキトーな広島弁イメージ ワタクシ 「か、勘弁してくださいよ〜(笑)」 と言いながら入ったはいいですが、 「?い、いってーー!」 でございます(笑) 中にはおばあちゃんが寝そべっていたんですが、尊敬しましたっす(笑) ちょっとでも体を動かすと肌を刺すような痛さがたまりません。 なんだか、グリルで焼かれる魚の気分が解ったような気がします(笑) ものの数分で出てきました(根性ナシ)。 やっぱり、ぬるい方でワタクシ満足っす(笑) と言うわけで、汗をたっぷりかきました。さて、帰ろうと思って涼んでいると、おばちゃんたちはそのまま海へ入っていきました。 (ふーん、これは海水浴の延長みたいな感じなんだな) なんて思いながら服を着ようとすると......。 汗が止まりません(涙)。 猛烈な汗でTシャツがビショビショ(涙)。 そんな訳で帰りは窓全開にして帰ったのでございますが、とても気分爽快でございました。 関東方面からは、そう易々と行ける場所ではありませんが、お車でこの付近を通るのであれば是非、オススメいたします。 日本に風呂が伝来された時の雰囲気も味わえてとても感慨深いモノも味わえます。 (※因みにこの風呂は戦後なのでそんなに古くはありません) とっても良い体験でございました。 |
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