アクセシブル(Accessible)とは、年令や性別、身体の障害の有無などにかかわらず、誰もが快適に使えるという意味で使われている言葉です。これをHTMLの世界に当てはめると、もう少し広い範囲に適用できます。今や、Webサイトを見るツールは、PCで動くブラウザーだけではありません。i-modeに代表される携帯電話やPHS、PalmやZAURUSのようなPDA、PlayStaion2のようなゲーム機、点字装置や音声入力装置など、数えればきりがないほどに増えました。
これら数多くの環境で全て同一に見えるページを作ることは不可能ですが、それぞれの環境で極力問題なく表示させることは可能です。ここでは、よりアクセシブルなページを作るための説明をします。上級編と書きましたが、中身は至って簡単ですので、是非、みなさんも実行してみてください。
前置きが長くなりましたので、本題に入りましょう。まずは、HTMLのバージョン(正確にはDTDの種類)を明記しましょう。DTDとは、HTMLとは?でも説明した通り、タグの種類を定めたもので、HTML4.01では3種類のDTDが定義されています。使うDTDに応じて、<DOCTYPEで始まる以下の呪文のような一文を<HTML>の前(つまり一番先頭)に1行で書きます。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd"><!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd"><!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/frameset.dtd">理想を言えば、Strict DTDを使ってHTMlには論理的な情報(本質)のみ記述し、表現法法はCSS (Cascading Style Sheet)を用いて記述するのが最良です。つまり、情報と表現方法の分離です。そうすることにより、HTML(伝えたい情報の本質)には手を加えず、CSS(表現方法)で様々なデバイス(見る人の環境)に対応することができます。事実、CSSに表現方法を記述するようになると、HTMLに余計な属性を書かなくて済み、非常にすっきりとしたものになります。また、HTMLには情報の本質だけが残るため加工が容易になり、二次利用がしやすくなります。
とは言え、いきなりStrict DTD + CSSの組合せは難しいと思います。まずは、Transitional DTDを使ってみて、正しいHTMLの書き方を身に付け、ある程度、慣れてきてからStrict DTD + CSSに挑戦するのが現実的でしょう。私もHTMLを書き始めて8年目になりますが、未だにTransitional DTDを使っています。本当はStrict DTDを使い、CSSで自由自在に表現したいのですが、正直わからないことの方が多いです。
次は、文字コードを明記してみましょう。