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       ゆきうさぎ
 
 
      雪がたくさん 降ったから
      きゅっきゅと
      アーモンドカステラ 
      こしらえて
 
      にぎりずしをつくるよに
      片手のひらで
      雪を 食む
             
      耳がふたつできたから
      隣の垣根の赤い実を
      ありがとう と
      いただいて
 
      真ん丸赤眼を
      面輪に埋め
      屈めた背を反り返す    / コゴメタ セイ
 
      射し込む朝日の
      まばゆさに
      ましろな うさぎが
      きらきらひかる

 

萌木碧水  
「詩と思想 2001.09 研究会」提出作品  

(初稿 1998.01.09.