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  厂 (がんだれ)
 
 
機知の寄る辺の雁金に
暗れ惑う月 偲び入る
ユエを訪ねて 宵渡り
くぬがの茶話を因縁に
空夜の静に 香を聞く
 
ささめく葉擦の風当り
そっと耳をそばだてて
聞き外さぬよう心して
 
闇の現に照らされる庵
慰めいろの明りが灯る
朧な姿 手のひらの中
唐綿の散形花序揺れる
 
白きわた しろきわた
シロキ 素きわたあし
 
 
 
 
 
        萌木碧水