数ある2001年に行なわれたライブの中で最も評価が高い公演だ。私自信は世間の過剰評価(ブートとしては)だと思っているが、如何だろうか。音質★6つ、演奏★8つ、セット・リスト★6つと私は付けさせてもらった。音質はあまり良いほうではない、音量のバランスも良くなく、音がこもった感じで録音されている。選曲で目がひくのは、やはりJust
Like Tom Thumb’s Bluesだろう。歌詞にある「私はニューヨークに戻ってきた」と歌われる場面では大きな喝采が巻き起こっている。
さて、この公演で重要なのは、以下のボブのお喋りだろう。多くのこの公演に対する評価は、以下のボブのお喋りにあると思う。言葉少なめだが、ボブのNYに対する心情がはっきりと読み取れる。
"Y' know most of these songs we're singing
tonight were written right here in this city –written in New York City – yeah & the ones,
the ones that weren't written here were recorded
here – nobody has to ask me how I feel about this
town."
今夜俺達が歌っている大半の曲はこの街で書かれたんだよ。ここ、ニューヨーク・シティでね。ここで書いた曲と、そうでない曲もここで録音したんだ。俺がこの街(9月11日の事)の事をどう感じ(思って)ているかなんて、俺に聞く必要なんてないんだよ。
音質★7つ、演奏★7つ、セット・リスト★7つ
2001年秋のUSツアーは音質、演奏共に豊作な時期だったといえるだろう。巷では11/19のNY公演が秋のツアーのベスト・ブートに上げられる事が多いが、私はそうは思わない。他にも勝るとも劣らない音源がいくつか存在するからである。これはその内の一つだ。この音源の問題点は Masters of Warの最後が切れており、
Summer Daysは途中から始まっている。(どうやら完全盤も存在するとの事)
Summer Daysは01年、02年と通しても、この日の演奏がベスト(たとえ途中から始まっていたとしてもだ)だと断言してもいい。
Floaterはこの日が初演で、
Down Along the Coveと、Cat's in the Wellが久々に演奏されている。
Boots of Spanish Leatherは Summer Daysと共にこの日のハイライトだ。
1/30/03
音質★5つ、演奏★8つ、セット・リスト★7つ
音が悪いというか、ベースの音なのか、ドラムの反響音なのか、低温が妙に響き、聞いていて鼻につく。MD録音特有の、ディスクが終わりが近づいたりする時に鳴る機械音まで録音されている。(マイクをMDに近付けて録音すると、MDの機械音まで拾ってしまうので、ライブ録音する時は注意)良いステレオ機器で音響を調節して聞けば、それなりに聴けおるかも知れない。演奏、セットリスト共に2001年夏の終わりを締めくくる、気合いが入った出来だ。
Gotta Serve Somebodyの新アレンジ、
It's All Over Now, Baby Blueのハーモニカが聞き所だろう。
尚、この日のリハーサルにはボブも加わり、念入りなサウンド・チェックも行なわれた。
12/31/02
BOB DYLAN 8/23/01 Sun City West, AZ, USA
音質★4つ、演奏★7つ、セット・リスト★6つで、音の良い音源を好んで集めている人は、時間の無駄なのでパスしたほうがいい。音質が不安定な上、ヴォリュ−ムも低い。(アリゾナから出回る音源は音質が悪いのが何故か多い)唯一の救いはセット・リストにSenor(ラリーのフィドルな無し)と
Gotta Serve Somebodyが入っているくらいだろう。
オープニングのSomebody Touched Meは日本だけで発売されたLive
1961~2000に収録されているヴァ−ジョンと違い、かなりスローテンポで演奏される。
Gotta Serve Somebodyの新しいアレンジは00年物とは違っていて、結構気に入っている。でも肝心の音質が良くないので、何度も聴く事はないだろう。(でも演奏はいいんだよー)
12/29/02
BOB DYLAN 3/9/01 FUKUOKA, 九州、日本
部屋を整理していたら福岡公演のCDRが出てきたので、部屋を整理しながら聴く事にした。1年前から聞きたくて探していたが、今になって見つかるとは。昨日の St. Paul公演レヴィュー↓で福岡公演の Mr. Tambourine Manに触れたが、何という偶然だろう。これは音質★8つ、演奏★8つ、セット・リスト★7つを上げたい快演だろう。トレードで手に入れた物だが、この公演が欲しかった動機は
Ring Them Bellsが収録されているからだ。音質は Red Bluff公演と比べても遜色のない高音質。ただ、私の持っている音源には曲間に小さな溝が入っていて、通して聴くとチョット気になる。(トレードを誰かと希望している人は注意したほうがいい)演奏のほうはどの曲も見事だろう。個人的にはMr. Tambourine Manのアレンジはどうも好きになれない。ハイライトはやはり Ring Them Bellsだろう。アンコールのIt
Ain’t
Be, Babeでは素晴らしいハープを披露してくれた。日本公演ではハーモニカがオーディエンスとの重要なコミニュケーションの手段の一つとして使われているような気がする。オーディエンスの盛り上がりは、欧米の公演と比べると静かで(ネガティブな意味ではない)、演奏をじっくり聞いているという向きがある。欧米でのコンサートを経験した人ならわかると思うけど、周りがうるさ過ぎて、じっくり演奏に集中出来ない時もある。余談だが、日本公演のセット・リストを見ていて思ったのだけど、全体を通して、Things Have Changedが一度も演奏されなかった。あと、02年秋のUSツアーのパンフの表紙に福岡公演で撮られたと思われるステージ・ラッシュに写真が使われていた。
追記(12/30/02)
同じCDの2枚目に別な日のMy Back Pagesも収録されているのだが、ボブがハーモニカを吹こうとしたんだけど、音が出なくて、それでも何回か試して最後には別のハーモニカを取りに行くのだが、それを聴いていて何ともいえない気分になった。(感動)
12/28/02
BOB DYLAN 10/25/01 St. Paul, MN, USA
音質★5つ、演奏★7つ、セット・リスト★6つだ。悪い音質ではないけど、演奏の音が遠くて、会場の一番後ろで録っている感じだ。(でも最後まで聴いていると耳が馴れてくるけど)この日の音源は何種類か出回っているので、もしかしたら他にもっと音の良いのがあるかも知れない。Mr. Tambourine Manは同年、日本の福岡で演奏されたヴァージョンを思い起こさせる。レアな演奏曲はI Don't Believe You(ハーモニカ無し)とEverything is Brokenくらいか。Positively 4th Streetは最近のスローなアレンジと比べて、珍しく?ビシッと引き締まった演奏を聞かせてくれる。
尚、Summer Daysはディスクの録音時に交換が間に合わなかった為か出だしがカットされている。演奏事体は決して悪くないので、余裕があれば手に入れてみるのもいいだろう。