1997
3/11/03
先ず一言、「これだけは買うな!」と言いたい。
これは数年前、私が最後に購入したブートで。タイトルはLove Sick AT Wembley Arenaで、かの有名なブート・レーベル、クリスタル・キャットから発売されている。私の評価は音質★3つ、演奏★5つ、セット・リスト★6つだ。90年代の高音質録音時代に反して、最悪の部類に入るのではなかろうか?(これが60〜70年代なら許せるのだが)全体的に音が割れている上、音量が非常に遠い。演奏については、音質のせいか、適格な評価が出せない。唯一優れている点は、ブックレットが妙に充実している事だろう。ボブ写真は勿論の事、各メンバーの顔アップ写真、そしてボブのネヴァ−・エンディング・ツアーに対してのコメントを含む、短いライナーノーツも付いている。セット・リストは、Tough Mama、Rank Stranger To Me等のあまり演奏しない曲や、ボーナス・トラックとして、同じ年から、10/01, 03、そして9/27のローマ法王、御前演奏も含まれているのだが、
何れもこれも音質が悪いので、あまり感激しない。
このブートだけでは語れないが、97年はボブのツアー人生の中でも、あまり特質的な部分が見出せない年だったような気がする。バンドの演奏、そしてボブ自身もマンネリ化したツアーをどうにか抜け出そうとして、何かを模索し続けるような面が感じられる。そこにはボブの入院、メンバー交代、ハーモニカを吹かず、ギター・ソロへの挑戦等、断片的ではあるが、その辺にヒントが存在するような気がする。
私にとっては、このブートがキッカケでブートを金を出してまで手に入れるという行為からオサラバ出来た事には感謝している。クリスタル・キャットもよくぞこんな物を発売出来たなと、つくづく感心してしまった。
追記
どうやら同じ公演で、音質良好なブートも存在しているようだが、私自身はそう何度も聞きたいという衝動には駆られないので、パスする。