第24回 VANUATUに医療を送る会 '97

 参加者のプロフィール

岩崎 和佳子(医師兼隊長)
足立 和己 (医師)
二井 宏紀 (医師)
岡田 由香 (医師)
河野 真紀 (看護婦)
水口 友美 (看護婦)
岩崎 猪一郎(事務、検査員)
小野 武  (眼鏡士)
國頭 礼子 (ボランティア)


 1997年10月31日関西空港を19:55のQF-114便で一路オーストラリアを目指し、翌日の09:30にシドニーに到着トランジットして、15:15に無事バヌアツ共和国の首都であるポートヴィラにようやく到着しました。



 私たちは、一本の舗装路もない島に降り立ちました。ここは、マレクラ島と言います。マレクラ島の一番大きな村は、ノルスープという村で、この村の病院で外来と入院患者の治療を行いました。

 自炊生活をしたラカトロと言う村では、古い日本の良さを思い出させてくれました。このほっこりした雰囲気は東南アジアのいくつかの村に未だ残してくれている所があります。その一つはインドネシアのバリ島の丁度真ん中あたりのウブドでも見られます。でもここも都市化の波に洗われているので、この雰囲気を知りたい人は早く行って来た方でよろしいかと思います。当然ラカトロも都市化の波が押し寄せており、最近ではスーパーマーケットが建って大変便利になりました。


 マレクラ島の隣の島のサント島でも、医療活動をしてきました。サント島では前からラジオで日本の眼科医が来ると宣伝していたため、初日の初診患者数は途中で帰った人を除いて118名でした。ブーゲンビルはこの島の最も大きな街で、カフェもある充分都会ですし、外食するにも複数のレストランがあって大変便利な街でした。道もアスファルトで舗装されていました。



 サント島でのモーテル暮らしと治療が全て終了して再びノルスープに戻ると、何か我が家に帰ってきたような気がしたのでびっくりしました。11月8日(土)に全員で初めて休暇らしい休暇を取ることが出来ました。昼御飯を食べてから、車で近くの浜に海水浴に行きました。数年前の地震で珊瑚がかなり死んだとのことで、さほど透明度は高くない半分死んだ珊瑚礁でシュノーケリングを楽しみました。それでも浜から30メーター位で熱帯魚がたくさん居て、初めてシュノーケルを体験される方には大いに喜んで頂きました。勿論この島にはダイビング・ショップは有りません。

 電気も水道も24時間気にしないで自由に使える都会、シドニーに戻ってきました。ここから日本の関西空港に戻るには、一泊しなければなりません。次の日QF-113便で、めでたく無事に全員帰国できました。関西空港では早く帰らないといけない人を除いて、関西空港の3階でうどんを食べて、ビールで乾杯して今回のバヌアツに医療を送る会の締めくくりをしました。本当に皆さんご苦労様でした。今年は場所を変えてボランティアの仕方も近代的にアレンジしていくので、より一層高度な眼科医療を提供できる事と思います。数年の内には、日本で行われている超音波白内障手術の導入も夢ではありませんが、そのためには高温多湿の環境でカビを生やさないように管理してくれる手術室が必須です。首都のポートビラの病院を日本の援助で新しく建て替えると聴いていますので、是非立派な病院を建設していただけるように期待いたします。今回の模様を論文にして、広く世間に公開するようにただいま執筆中です。
 今年もバヌアツ共和国の患者さんが日本のドクターを待っていますが、今年の始めに外務省がバヌアツを危険な国に指定したため、医療活動が行えるかどうかはっきりしませんでした。(日本国政府が危険だと言っているのに、無理して渡航して被害にあっても、外務省と日本の国は責任を取りませんよと言っています。普段はそんなに危ない国では無いのですが、最近の東南アジアの政治が上手く行っていないことと、経済の落ち込みから、国が民衆を押さえられないと言ったことが起こっているようです。表向きは医療保険の問題ですが。)
 この件に関しては、4月7日付で危険性が回避されたとの公式発表がありました。これで今年の11月に予定しているバヌアツ行きも、いつものような医療派遣が可能となりました。もし今年にバヌアツに医療ボランティアとして行ってみたい方は、私宛にe-mailを下さい。

1998年4月29日更新


1998年は政治不安でボランティア医療が中断してしまいました。今年1999年には、またバヌアツに医療を送ることになりましたので、詳しくは岩崎眼科内の、「バヌアツに医療を送る会」の責任者:高山 三之さんに連絡をして下さい。
〒542-0085 大阪市中央区心斎橋筋1-4-28 大宝ビル2F 「バヌアツに医療を送る会」
電話:06-6252-1420 ファックス:06-6252-0492

1999年の3月号の臨床眼科と言う眼科の雑誌に、バヌアツで行った医療の中で、屈折異常についての論文が載りましたので、興味ある方はどうぞお読み下さい。

1999年5月24日更新

 Vanuatu の Top に戻る↑

 Homepage の 元のところに戻る↑

 Homepage の Top に戻る↑