我々が主に治療を行った所は、バヌアツ共和国でも北の方にあるマラクラ島のノルスープと言う村でした。
診察室では岩崎先生、岡田先生、小野さんがみえます。Ope 室の前では、二井先生、河野さん、水口さんと記念写真。
日頃足として活躍してくれたランクル。この島には滑走路以外には舗装された道は一本もなく、おまけに至る所穴凹だらけなので、4WD
でないと走れません。朝8時からノルスープ病院で外来をしますが、年に1度の眼科医が来るというので、近隣は勿論、遠方の村の人たちも朝早くから並んで診察を待っています。
我々は7時30分位からスタンバイして、ゲストハウスでお迎えのトラックを待っているのですが、いつも遅刻してトラックはやってきました。当然タクシーはこの島には1台も有りません。外来診察を行う医師と別に、手術を行う医師の2斑に分かれて診療と治療にかかりますが、時間の流れは日本の時間の流れ方とは全く違い、ゆっくりと流れていきます。
我々は日本でいつもやっているように急いで走ったりしていると、村民から笑われたりするので滞在の後半には、もう走ったりはしないようにしました。最初は何で笑っているのかが分かりませんでした。ノルスープは、そんなのどかな時間が流れていく極めて平和な村(ヴィラージュ)です。


主な外来患者は、中年から老年の近見障害の眼鏡処方です。この国では眼鏡は高価ですので(一種のステータスシンボルになっているようです)、一般の村の人には買うことが出来ません。そのため、眼鏡は広島に本店がある「メガネの田中チェーン」から寄付していただいた物を、一本300から1000バツー(360から1200円位)で売ることにしていました。その眼鏡の売り上げは、遠方からやってくる人の旅費の援助や、入院費用が払えない貧しい人の為に使用されています。


上の写真は日本から持ってきた段ボール箱をほどいて、中身を確認しているところです。
1日がかりで梱包をほどいて、手術の準備をして、翌日からは白内障手術を行いました。手術室にはエアコンもなく、電気も十分とは言えず、かなりシビアーな条件下での医療
サービスでした。それでも何とか手術を遂行し、まるでM*A*S*Hの様な乗りでした。
まるでジャングルの野戦病院という感じでした。
左の写真は、手術の翌日に看護婦さんと一緒に術後の回診をしているところです。