我々のマレクラ島での医療活動は、プロペラ機で滑走路が見えたところから始まりました。
滑走路の周囲は全部椰子畑。
空港に着いたら島民が待っていて、子供たちから歓迎の挨拶を受けました。一人づつ子供から、南国風にレイを掛けていただきましたが、子供の一人はタオルで眼帯をしていましたので、ああ目の病気をしているのだなと、急に現実に戻りました。

このマレクラ島を本拠地として、医療活動を行いました。バヌアツは英語が通じる国ですが、本当の英語と言うよりも、バヌアツ訛りのある英語なので、返って私には馴染みやすく感じました。「遠くを見てごらん」ならば、"Look, look, long way." と言うように、非常に簡単な英語でした。島民はみな親切でした。しかし中には、「この患者さんは食人族です」等と言われ、いきなりびびる事もありました。英語が全く通じない種族も来るので、外来にはマラリア関係の施設から通訳兼世話係のおじさんが一人付いてくれまして、何かにつけて助かりました。

