2日目 小田原・手前〜富士(静岡)

意外にも寒空の中、俺は爆睡していた。
まだ陽は明るみを見せていない。
起きると先ずカロリーメイトベジタブルが美味い。
すぐ近くのイレブンへ行くと、俺はコーヒーを買った。
朝一のコーヒーと煙草(日課)を済ますと、早々自転車をこぎ出す。

車は少ない。
体力はすっかり回復し、スピードも好調に上がり出す。
小田原に着く前に空は白み始め、水平線を青白く燃え上がらせていた。


AM6:30、小田原市街へ到着。
セブンイレブンで地図を見る。
まさに此処は小田原真っ直中。
小田原に城があるなんて知らなかったよ、勉強不足です。

まだ、街は殆ど眠りについたまま。
マックが開いていたのですかさず入店。
残念ながら電源が見あたらない。
とりあえずメロディーだけできている曲の詞を書こうと思った。
まだ少し眠かったが、スラスラと3曲全部即、詞が浮かんだ。
環境の違いとは凄い影響力があるものです。
うちでやってたら一日悪戦苦闘間違いなし。

何か物色したいと思っていたので、デパートに行こうと思ったが
流石に9時では開いてないだろう。俺は小田原城へ向かった。


そんなに豪快でなく、おだやかな感じの場内。
本丸広場はとても和んでいて、ハトと戯れるおじ様や、象に微笑みかけるおば様。
何故、がいるのか気になったが。
人は指折り数える程少なく、戦場にもなったであろう当時の殺伐とした城の面影は全くなく、
とんでもなく平和な雰囲気に満ちていた。
因みに天守閣は入場料400円。あとは大体自由に観覧できる。
天守閣の鎧達や刀はマジで怖かった。
特に能面
うかつに背を向けたら鎧が動き、刀で斬りつけられるような恐怖。
写真を撮ってはいけないと言われると、取りたくなるのが好奇心ってやつでしょ!
デジカメで撮っちゃいました、なんか写るとかあるんすかね?


展望台も勿論行ったのだが、此処で俺は愕然としてしまった。
俺の向かう箱根方面の山々が結構激しい連なり。

ちょっとくじけた。


城を後にし、次は物色タイム。
100均で生活用品を揃え、メモ用の落書き帳やら、整理グッズやら沢山買い込んだ。
後の祭りとはこのことだが、鞄すげえ重い(泣)


山、山、坂続き。
もう「辛かった」としか表現できません。
事細かに書くと、息切れしそうなので止めます。
そして元箱根までたどり着いた訳です。
「元」ってだけあってなかなかの廃れ具合。
でもそこからの芦ノ湖は絶景でした。
丁度夕陽の差し掛かる時間で、湖面に反射する赤い影は、
なんというか目玉焼きのようでしたね。
美味しそうでした。


そこからまた暫く、箱根〜箱根峠間を登り、コーヒータイムを挟みつつ、
待ってました、下り坂。
もう、ブレーキ壊れそうでした。
チャリのくせに80km/hくらい出てたと思います。
ペダルなんて一回も踏みませんでしたよ。
気づけば既に静岡県内に入っていました。静岡県三島市です。
そのまま勢いに乗ってすぐさま長泉町、そして沼津市へと突入しました。


沼津市は恐怖でした。
俺がずーっと使ってきた「国道1号線」つまり「東海道」が急に道幅でかくなりよって、
やむなくその脇の小道を通ってたんです(つーかその道しかなかった)

その小道、
何一つ見えません。
街灯ありません。
明かりは車の流れる微かなライトのみ。
流れが途絶えると真っ暗。

俺はそんな道を数10km、
歌いながら(座ったが)走りました。


そして、遂に、
道を見失いました(泣)。


まだ迷ってます。
ここは富士市
ここはまさに恐怖の街そのものです。
だって・・・・
魔光炉(FF7)いくつあんだよ!!!(注・ただの煙突です)

あらゆる場所から魔光炉がモクモクと青白い何かをー。
そして街は人の気配が全くしない。
街灯、超少ない。
機械の音だけが奇妙に踊っているのです。
まさにゴーストタウン

やっとこさコンビニを見つけホっとしたのも束の間、
俺は衝撃を受ける事になる。

レディース風のコンビニ店員が、
アイパーのジャージ男に軟派されているではないか!
ここ何時代だよ・・・・。

一日が終わった訳だが俺はある事に気が付いた。

「そういえば、股痛え」(乗りすぎ)。