会社員としてのテディ


16年前、大学の同級生に誘われてとある企業に新卒で入社。
沢山の博物館や水族館の設計と施工に参加させて頂きました。
自然史系博物館のコンセプトデザインから博物館内のジオラマ設計、
水族館内のランドスケープデザイン等々々をこなして参りました。
此処で得た体験、それから人の繋がりの
多様さの恩恵は言葉で語り切れません。
2度と同じ仕事がないと言う知的興奮の日々
しかし反面すべてメーカーの様なプレタポルテでは無く
ゼロから一品生産のオートクチュールな訳です。
普通の会社の2〜3倍の仕事をこなしていて
土日はなく4ヶ月の間、一度も電車で帰れなかったり
パイロットより飛行機に乗っているんじゃないかと言う移動の日々。
人生とは何なんだろう?そう考える前に深い眠りに落ちていきました。

これだけ仕事をしていながら35歳位までは
合コンを週に20回はこなしていました。
不思議なことに一度も電話番号を交換したことがありません。
というのも友人にも恵まれていたからでしょう。
遊び好きでも浮ついていない人間が多く
彼らと街に繰り出した毎夜はそれはそれは楽しいものでしたし
日本に在住しているイタリア人の友人達からは
仕事とプライベートの分け方、人生の楽しみ方を学びました。
そんな日々に意識の変容が少しずつ萌芽していたのでしょう。

中学二年から傾倒しているウディ・アレンに憧れ
一度スタンダップコメディアンになってみたい
そんな野望を果たす時が3年前来ました。
在職中にクラインダイサム・アーキテクツ主催の
「ぺちゃくちゃナイト」に参加。
本来このイベントは建築・デザイン色が濃厚なアートイベントですが
小生は我が師、アレンにトリビュートを!と
「テディの誰もが知りたがっているのに
 ちょっと聞きにくいセックスについてお教えしましょう」

と言うテーマで人の性行動を動物行動学、進化学的なアプローチで
誠実に、一生懸命にプレゼを行い好評を得ました。
分かり易く言うと公開ワイ談ですね。
手前味噌ですがなかなか好評で現在まで都合7回の出場。
主催者のKDa以外では最多出場を誇っております。

数年前のデザインUKパーティでは8名のUKデザイナー中
唯一の日本人プレゼンテータとして上記のメインテーマにサブタイトル
「なぜ、オトコの目は若いオンナを追っかけるのか(特に胸と尻)」を
あのロン・アラッドの前座として披露
聴衆の皆様及びアラッド御大にもご好評頂けたのは
取り柄の少ない小生にとって唯一の誇りであります。