ピンキーストリートの写真の撮り方について感想をいただく事が多かったので、ピンキーをサンプルにしています。
今回は、撮影ボックスを使わない自然光下での撮影です。撮影を通していまいちよくわからんであろう「F値(絞り)」を会得していきます。蛍光灯などの補助光なしで、気軽に自然な感じに撮りたい時に役に立てばと思います。
出てくるキーワードに
絞り(F)、露出補正、逆光、純光
がありますが、最後まで見て頂ければなーんとなく分かってくると思います。
どれも光をコントロールする用語です。
また私は一眼レフで撮っていますが、最近のデジカメでは絞り、露出補正ができる機種も多いので、コンデジでもこのワークフローは使えると思います。今回は、普段使っていないであろう
[A]モードを使います。Aモードは、絞り優先で撮影する方法です。AEってかいてあるのも一緒です。
1)晴れた日の日陰で撮る
なんとなく、晴れた日だから外で撮りたいもんですが、直射日光での撮影は結構大変です。光が強いという事はコントロールしにくいとともに、影が強く出るので、特にフィギュアの撮影には向きません。気軽に撮りたいと思えば晴天日陰が一番です。
※ホワイトバランスは雲天か晴天日陰に設定
露出時間:1/1000
秒
Fナンバー:F
3.2
露出補正:1.00
萌を窓際に置いて撮ってみます。光は萌の後ろから来ています…。はい! 失敗です。一枚目はまぁ、失敗してもいいや。撮影モードは前述の通り[A]モードです。一番数が小さいF3.2で撮ってみます(カメラによっては最小値がF4-5.6からのもあります)。あらかじめ逆光でくらいのは分かってたので、露出補正を+1したほかは何も知れません(露出補正ってのは
+/-
って書いてあるので大体-3.0から+3,0まで設定できます)※暗いから明るくしたい時はプラス側に増やします
露出時間:1/250
秒
Fナンバー:F
3.2
露出補正:2.00
えい! って。露出補正+2にしてみました。幾分増しになりましたが、まだ顔が暗いし、体もなんだか暗いです。次に逆光を解消するべく、レフ板を使います。A4の普通紙を用意しました。

露出時間:1/320
秒
Fナンバー:F
3.2
露出補正:2.00
おお。ほんわりして光も柔らかく、かわいい感じになってきました。えーっと、当たり前ですが、いい方向に向かってます。[A]モードにすることで、Fナンバー(絞り)を固定して、光や露出補正で調整していきます。F3.2で撮ってましたが、光が明るくなったのでシャッタースピード(露出時間)が1/250→1/320とより早いシャッターが切られています。
※シャッタースピードが早いという事は、それだけ飛び込んでくる光の量を少なくしたということです
もうすこし全体像をはっきりさせたいのでF値を増やしてみます。F値が増える=絞るということは、それだけ細い穴から光を取り込む事になります。伴って光の取り込み量を減らす為に、露出補正が自動でかかりましたカメラによっては自動で変わらないものもあります

露出時間:1/125
秒
Fナンバー:F
5.6
露出補正:1.78
うーん。ちょっと暗くなったけど輪郭はくっきりしました。F3.5とF5.6の変化の違いがわかりますか。ピントは眼にあわせているのですが、その周りのピントの相具合が変わってきています。どこまでぼかすか?を設定できるのが絞りです。F22で豊富な光が均一に当たっている状況が、私がよく撮る写真です。
次に絞りの変更によってボケ味がどんだけ変わるかを見て見ます。高いレンズは、一応にして明るく、F値が小さく設定できるレンズです(もちろんほかの要素もありますが)。
※デジカメはいくらあとで補正が効くと言っても、暗い写真を明るく画像処理するとノイズがのってきます。まず良好な光を当てる事が大事

露出時間:1/500
秒
Fナンバー:F
2.8
露出補正:1.41
露出時間:1/125
秒
Fナンバー:F
5.6
露出補正:1.41
露出時間:1/10
秒
Fナンバー:F20.0
露出補正:1.41
※良くない例です。絞りすぎると説明できないけどヘンナになります
F2.8、F5.6、F20と並べてみると違いが分かると思います。自分の見せたい場所を明確にできるのと、後ろにあるものをボケさせる事で、駐車場となんとなくわからないようにすることができます。今回の中で(個人的に)成功はF5.6です。
次へ
2)日なたで撮る