Tips 水性塗料



1.プラモデル・ガンプラで水性塗料を上手く使うためには

 一般的にガンプラを含め、プラモデルというものを塗装する時は、ラッカー塗料が適している、とされているのですが、匂いの問題と健康に気遣う事で、我が家では使用出来ません。
 たぶん、ここにたどり着いた皆様も子供がいたり、同居人がいたりとそのような環境の方だと思います。
 このページでは、水性塗料を使う上での道具選びや基本的なことをまとめていきたいと思います。私の実証に基づく文章ですので、環境・使用量によって結果が異なる場合があります。いかなる損害も当方では保証出来ませんので、参考までに御覧下さい。

※水性派に非常に役に立つサイトとして
[水性塗料〜ラッカー使えない〜スレ サポペ]
があります私のページは私自身の覚え書きでもありますので、サポペも参考の上、御覧下さい。

06/10/31 追加
「2ch模型板・水性塗料スレ」
有志による水性塗料のまとめページです。





2.塗料の選択肢

比較的簡単に手に入る水性塗料の種類には、
●タミヤのアクリル塗料(水性)
GSIクレオスの水性ホビーカラー
がメジャーです。

(地方では通販が速い)注文すれば手に入るもの
●メタルクラフトペイント:塗膜が強く、タミヤ・
GSIクレオスの水性アクリルと混色ができます


3.通販サイト
Toolsで紹介していますが、エアテックス、プラプラプ(楽天市場)などで購入出来ます。

 私がメインで使っているのはタミヤのアクリル塗料は、発色が良いという特徴があります。扱いやすさですが、ラッカー系を塗ったことがないので比較できませんが、エアブラシで使うのに問題はありません。

 メタリック系の粒が大きく、ざらっとした仕上がりになる事が嫌煙されている傾向がありますが、
MGキットなどの内部機構に至っては、ざらっとした感じのほうが質感がでるので私は好みです。

 ただし、シルバーを下地にして、クリアカラーを載せていくようなクリアとそうでは、下地のシルバーの影響をもろに受けるため、粒が大きいのが目立ってしまうかもしれませんが、すべて好みの問題です。

 
GSIクレオスのサイトでは、水性ホビーカラーを水で薄めて使用と書いてあります。私は、水で薄めた事はないのですが、タミヤのアクリル溶剤(X-20A)で薄めた方がいいと思います。
※比べた訳ではありませんが、水だと下地の影響を受けやすいため

 吹きやすさを考慮すると、塗料
3:溶剤1に薄めてから使用しています。


メタルクラフトペイント

前述のメタルクラフトペイントを使い始めたので、使用感を書いておきます。

まず、混色ですが、問題ありません。
若干粘りが出てしまうのですが、溶剤を加えて良く混ぜれば問題ありません。
つや消し(フラットベース)も、粘りがでますが、よく混ぜれば大丈夫でしょう。

※特に、メタリック
+フラットベース+メタクラで混ぜるとかなり濃い

全色揃えるとかなり高いので、白黒赤黄青の
5色を混ぜるようにして使っています。

塗膜は強固で、感想にしっかり時間をとってやれば、欠けたり、剥げたりすることはありません。
可動部は仕方ないと思いますが、市販のものより強固になります。

乾燥機(ドライブース)などにいれて、しっかり乾燥させてやるとよいです。

0.4mmのブラシで吹かないとすぐ詰まります。0.3でも吹けない事はないですが、
ストレスが溜まりますw
私はベーコン付属のブラシで吹いてますが、快適です。
よく撹拌してから吹かないとダマが詰まるので、よく振る。よく振る。


4.下地作りはラッカー塗装と同じか?

 下地作りは、ラッカーの場合とかわりません。私は紙ヤスリ
#400Mr.サーフェイサー#500(溶きパテ代わり)でヒケなど表面を整えた後、中性洗剤で洗浄。瓶サフ#1000Mr.カラーうすめ液で3倍に薄め、エアブラシで吹き付けています。スプレーだとエッジなどにサフが付かない(へたくそ?)ため、塗料の定着を考え、エアブラシで細部まで処理しています。

 缶サフ(
#1200など)でも同じですが、水性塗料だからといって、弾いてしまうような事はありません。

 水性なので、サフを吹くまえによく表面を洗浄しておく事が大切です。脂ぎっしゅな手で触ると、皮脂でサフが弾かれる事もあるので、サフ前はよく手を洗ってから触る事が大切です。それさえ守れば、缶サフ(
#1200など)でも同じですが、水性塗料だからといって、弾いてしまうような事はありません。



5.
デカールのセレクトは問題ないが、マークソフターは?

 デカールの種類には、水転写のもの、インレタ(こすりつけて張り付けるもの)、
SDなどに付いてくるシールの3種があります。
ガンダムデカール(水転写デカール)、インレタ(キットに付属)、シールのいずれも、水性塗料の上に使用出来ます。

 曲面に貼ろうとする場合には、考えなければなりません。
下地がラッカーであれば、
Mr.マークソフターというデカールを軟化させるものを使用出来るのですが、
水性塗料がベースの場合、塗装面を侵してしまう事があります。
※瓶の裏に、水性ホビーカラーの場合は塗装面を侵す可能性があると明記されています

水で薄めれば普通に使える、と言われていますが、私の実証ではありません(実験待ち)。
ソフター
Mr.マークソフター(GSIクレオス)

デカールは、水性だからといって限定される訳ではありません。
ですが、トップコートの選択が大事です。

6.
トップコートは水性を選べばOK

 水性塗料をベースで使う場合、トップコートを使用します。ためしに水性塗料を
Mr.スーパークリアつや消しを吹き付けましたが、表面が荒れてしまい、それまでの徒労が無駄になってしまいました。
 遠目から吹いて、表面に薄い塗膜を作れば大丈夫とされていますが、デカールの上に
Mr.スーパークリアつや消しを吹いた時のことで、水性塗料+デカール+ラッカー系クリアの話ではないようです。
※私の試験は、水性アクリル
+トップコートつや消しの状態で行っています。もしかしたら、かなり離して吹いたら大丈夫なのか?

7.スミ入れ

 水性塗料の上にスミ入れを行える選択肢(簡単なのね)は、以下の通りです。

1)エナメル塗料を薄めて使用

 溶剤はプラにしみ込みやすいので、関節部分にシンナーを多用するともろくなり割れてしまう事がありますが、強固な部分には普通に使用出来ます。


2)GSIクレオスのガンダムマーカースミ入れふでペン(水性)+リアルタッチマーカー

 普通に使えますが、あまりはみ出しすぎると染みになってしまいます
はやめに拭き取れば大丈夫です。水性塗料の上にできる、もっとも簡単なスミ入れ方かもしれません。


3)GSIクレオスのガンダムマーカースミ入れ用極細(油性)

 濃いめの仕上がりになり、くっきりとした感じになります。失敗しなければ綺麗にできますが、はみ出してしまった時の修正は困難です。消しゴムで修正(そげ落とす)できるといわれていますが、無塗装面・つや有り面でしか不可能で、さらに水性塗料は塗膜が弱いので使用はおすすめできません。


4)コピックモデラー スミ入れ用(アルコール系)という0.03mmの極細ペンもあります。

 極細のため失敗しなければ綺麗にできます。ですが、はみ出してしまった時は、ガンダムマーカー同様大変です。カラーレスブレンダーで拭き取れと言われていますが、カラーレスブレンダーで拭き取ると塗装面が溶け出してしまいます。水性塗料には、使わない方がいいでしょう。

 水性塗料を使ったスミ入れは、不安定な状態のため、気に入るスミ入れが終わったら、トップコートでコーティングします。


コピックを使ったウェザリング

 簡単に汚しやシャドー・グラデがかけられるコピックを使った塗装ですが、水性塗料の上にコピックを塗る事は無理です。塗装面が溶けます。


今後試す予定のもの
・パステルを使ったウェザリング
・ドライブラシ(エナメル・アクリル)