白くて温かいダイニングキッチン



僕はダイニングキッチンに居た。
南側にある大きな窓からはまばゆいばかりの朝日がさしこみ、白いテーブルとグラス食器に反射してほとんど真っ白な風景だった。
椅子に腰掛けてるのは幼い妹、そして料理をしている母、が居る気配なんだけど、目には誰も映ってない。それでも僕も含めて3人がこのダイニングキッチンに居ることだけは確かだった。

温かくて、まばゆくて、ひょっとしたらとても幸福なのかも知れないけど、
僕はなぜだか無性に悲しくて寂しくて心細くて仕方がないんだ。

この世界中にたった3人しか居ないって感じ。

僕は幸福すぎるのか?それとも人となりの幸福を知らないだけなのか?と自己問答している。
なんか不毛な問答のような気がする、とうっすら思いながら。

投稿日時: 金 - 1月 5, 2007 at 01:23 午前          


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